ポリフェノールを逃がさない!
NHKあさイチ(2020年12月1日放送分)にて紹介していた、「裏技煮あずき」と「ヘルシーぜんざい」を実際に作ってみました。
先日発酵あんこを作ったあまりの小豆が200gほど手元にありましたのでこれを使いました。
まずは基本の「裏技煮あずき」を作ります
こちらは大学教授の加藤淳先生が推奨している煮方で、煮こぼしをせずポリフェノールを閉じ込めるやり方だそうです。
今回の番組のレシピは全てこの「煮あずき」をベースにしていましたので、まずこれを作らないと次に進めません。
あずきは通常その重さの2.2倍の水分を吸うとのことなのですが、この煮あずきを作る際には2倍の分量に留めるとのこと。水を少なめにすることで栄養を閉じ込めるのだそうです。
手順
- フライパンで2分ほどから煎りをします。表面の色が濃くなればOK、これで渋みを抑えることが出来るそうです
- 鍋に移し水を加え、弱火で30分ほど煮ます。水分が飛びすぎないようにフタをするのがポイントだそうです。またムラ無く加熱するように時々かき混ぜてやります
- 出来ました。良い具合に水分がなくなっています
指でつまんで、軽く力を加えても潰れず、強くつまんだら潰れるというくらいが丁度良いそうです
皿に移して重さを量ってみたところ、およそ300gの煮あずきが出来上がりました。少し硬めの仕上がりなので、そのまま食べると結構歯ごたえがあります。しっかり豆の感じが残っていますので、確かに番組で言っていたように塩味を付けておつまみにするのはアリかもしれません。
ヘルシーぜんざいを一人前だけ作ります!
300g作ったこの煮あずきを100g程使って、ぜんざいにしてみます。
砂糖が少なめのレシピのため日持ちはしないそうですから、食べきる分だけ作った方が良いそうです。
私は100gで一人前だけ作りました。それに合わせて材料はこうしました。
- 煮あずき 100g
- 砂糖 44g
- 水 120ml
- 塩 耳かき一杯
普通のぜんざいに比べると半分の砂糖の量だそうですが、それでも44gもあります(苦笑)
また砂糖を上白糖にするとこってりした甘さ、グラニュー糖や白ザラにするとサッパリした甘さになるそうです。今回はグラニュー糖を使うことにします。
手順
- 「裏技煮あずき」はそのままだと少し固いので、水を加えて20分ほど煮て柔らかくしてやります
- 番組のレシピだとこれをフライパンに移していましたが、面倒なのでそのまま行きます。
一度冷ましてから砂糖を半分だけ加え、強火で熱します
- 沸騰したら弱火にして残りの砂糖を追加、5分ほど煮込んだら完成です
少ない分量でやったため水が蒸発しやすいです。私は蒸発分の水を少し足しました。
それとやはり基本の煮あずきが固めですので、煮込み時間を長めにとって柔らかめにした方が良いかもしれません(その辺は好みによりますが)
出来ました
小さい餅を一つ落としました。いい感じです。
砂糖を押さえているため本格的なぜんざいに比べれば甘さはそれなりですが、それでも私には十分な甘さです。あずきの味もしっかりしていて美味しいです。
「あずきフレーク」にしたので活用しましょう!
さて、煮あずきがまだ200g残っていますので、ミキサーで粉々にして番組の言う「あずきフレーク」を作りました。
冷蔵で3日、冷凍すれば1ヶ月は保つそうです。
いろいろと使い方はあるそうですが、番組で紹介していた「あずきコロッケ」がちょっと気になります。
ジャガイモもパン粉も使わず、しかも油で揚げないというコロッケでした。
ヘルシーと言いつつ砂糖を1人前40g以上使うぜんざいに比べると正真正銘ヘルシーなメニューに思えます(苦笑)
こちらは明日にでも挑戦してみるつもりです。