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08.ローワーデッキ(LD)

スタートレック:ローワー・デッキ S2第8話「セリトスクルーの実力テスト」 あらすじや感想や元ネタ解説など

投稿日:2021年10月1日 更新日:

(以下、ストーリーのネタばれを含みます)

シーズン2第8話(通算18話)「セリトスクルーの実力テスト」”I, Excretus”のあらすじ

任務中に置き去りにされたことでマリナーはブリッジ士官に対する不信感をくすぶらせていた。

そんな中、艦隊の訓練教官シャーリー・インイェムがクルーの実力テストにやってくる。過去に起きた事件をモデルにしたシミュレーションを行い、その行動を評価するのだ。

しかしプログラムは突拍子もないものばかりで、みな失敗ばかり。

そんな中ボイムラーだけは高スコアを叩き出すものの、本人は満足がいかず訓練を繰り返す。

実はシャーリー教官は自分の評価を上げるために、わざとセリトスを不合格にして点数稼ぎをしようとしていた。訓練プログラムはそのために細工が施されていたのだ。

全員のテストが終了したら結果が確定してしまう。だがボイムラーが意地になってテストを繰り返していたため、まだ確定してはいなかった。

それを知ったマリナーと艦長はセリトスをわざと危険な宙域に向かわせる。実際に危機におちいることで、訓練でしか危険を知らない教官を脅そうというのだ。

教官はこれですっかり参ってしまい、あきらめて評価を書き直す。そしてストレスから艦隊を辞めてしまった。

訓練の合格を勝ち取ったセリトスでは、上級士官と下級士官との間に新たな信頼関係が築かれるのだった。

情報を整理してみる

  • マリナーは乗馬は苦手のようです
  • カリフォルニア級は艦隊でも殆ど忘れられた旧式なのだそうです……

今回の元ネタ解説

※小ネタは多すぎて全部は把握できていません。何か思い出したらまた追記します。

  • パンドロ人はTASシーズン2第2話「分解宇宙人ベム」以来の登場です(ってマイナーすぎる……)
  • マリナーが体験した最初のプログラムは鏡像宇宙ものでした。いつものテラン帝国ですが、ユニフォームはディスカバリーではなく宇宙大作戦に準拠してました(ノースリーブ)
  • 西部劇ものといえば、TOS「危機一髪!OK牧場の決闘」とかTNG「ホロデッキ・イン・ザ・ウエスト」あたりが元ネタとして思い浮かびます
  • ラザフォードの遭遇した状況は劇場版「カーンの逆襲」のクライマックスから。爆発した船はちゃんと改装型エンタープライズでしたね
  • 宇宙ドックからセリトスを盗むミッションは「ミスタースポックを探せ」
  • ”Q”ネタのところはTNG「QPID」のロビンフッドネタが入ってました
  • ボイムラーの対ボーグ戦はキューブ内での戦闘。ちゃんとフェイザーの周波数を変調して戦ってます
  • ボーグクイーンの声は、原語では「ファーストコンタクト」や「ヴォイジャー」の最終回でクイーンを演じたアリス・クリーグさんが声を当てていらっしゃいます。日本語吹き替えも劇場版準拠で野沢由香里さんですね(ちなみにヴォイジャーでは声の担当は榊原良子さん(ハマーン様!)になります)
  • ボーグキューブの脱出装置がスフィアって事は、まだシカリス人は同化されてないんですね
  • 結晶生命体はTNG「アンドロイドの裏切り」「殺戮の宇宙水晶体」に登場
  • 訓練プログラム一覧のうち読み取れたもの
    KOBAYA…(どうみてもコバヤシ丸テストですね)
    TIME TRAP(TAS「魔のスペース・トライアングル」
    TRIBBLE TROUBLES(TOS「新種クアドトリティケール」
    FROM Q TO Q(どう見ても”Q”関連ですね)
    BORG ENCOUNTER(ボーグ遭遇戦 ※ボイムラーが実施)
    CAUSE & EFFECT(TNG「恐怖の宇宙時間連続体」
    NATURAL SELECTION(TNG 「DNA」のパロディ?)
    EVOLUTION(TNG「進化の刻印」
    SURVIVAL OF THE FITTEST(ヴォイジャーのコミックシリーズ)
    CHAIN OF COMMAND(TNG「戦闘種族カーデシア星人」
    HERO WORSHIP(TNG「暗黒星団の謎」
    CARBON BASED UNITS(映画1作目TMPの台詞から)
    NAKED TIME(TOS「魔の宇宙病」およびTNGのリメイク版「未知からの誘惑」※マリナーが実施)

今回の感想

アナルはダメとか全員全裸とか今回も下ネタ酷すぎる……(苦笑)

上陸班員を忘れて置き去りにするというのは昔カーク船長もやってたので珍しいことではありません(これはマジで酷い……)

カウンセラーのドクターミグリーモがペットにされてたのは笑った。鏡像宇宙はマリナーには合ってそうなのにダメでしたねぇ。

艦長達がやっていた訓練プログラムはクリンゴンと”Q”とジェム・ハダーが同時に攻めてくるとか、これもまた酷い(苦笑)こんなんピカード艦長でも無理じゃん!

というわけで今回の目玉というか見所は訓練プログラムの数々でしたが、教官に細工されて難易度が無茶苦茶になってる中でも100点を叩き出したボイムラーは、やはりかなりポテンシャル高いことが分かります。最近はマリナーの方がすっかり後れをとっちゃってますね。

ファンサービスという点でも、ちゃんとボーグクイーンの声を「ファーストコンタクト」に合わせてくるのが素晴らしい(日本語吹き替え共々)こういう細かいネタをちゃんとやってくれるのは本当に嬉しいです。

個人的にはクイーンの声は榊原良子さん(南雲隊長!)でも良かったんですけどね(苦笑)

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執筆者:


  1. yonetch より:

    なるほど、PICネタとのからみでしたか
    PICもDSCも表面的にストーリーを追うのに精一杯な今日この頃です
    認めたくないものだな、自分自身の老いゆえの過ちというものを
    … ちょっとイタいっすか(^^;;

  2. yonetch より:

    そこは「クシャナ殿下!」では(^^

    > ボーグキューブの脱出装置がスフィアって事は、まだシカリス人は同化されてないんですね

    これ、少し説明願えませんか?

    ともあれ、翻訳ツッコミ的に「下士官」がどうにも…
    でも「防御スクリーン」をヒサビサに聞けてうれしかったです

    • raccoon81920 より:

      その辺はお好きなキャラを。個人的にはアーマロイド・レディも有力候補でした(笑)

      ボイムラーがやってた訓練プログラムはおそらくその時点で最新のボーグ情報が使われていると思います(でないと訓練にならない)
      スタートレックピカードに登場のキューブは脱出装置にスフィアではなくシカリス人の技術が使われてました。
      このキューブはピカードの少なくとも14年ほど前に拿捕されています(劇中で正確な時期はイマイチ曖昧)
      つまりローワーデッキの5年程度後には確実にシカリス人は同化されていることになるのですが、少なくとも今回の時点では同化されていないか、されてたとしてもその情報を艦隊が掴んでいないかだと推測されるわけです。
      まあ、あくまでわたしの勝手な推測なので間違っている可能性もあるんですけどね。
      特に訓練プログラムに最新の情報が盛り込まれているかどうかは疑問の予知が大きいところなのですが・・・

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