久々に出したブルックスの革サドルがカビだらけになってたので手入れをしました
革製品はカビに御注意!
我が家には普段の買い物などにも使っている「通勤用自転車」があります。
万が一盗難に遭っても大した被害が無いように安い寄せ集めパーツで組んであるため結果として盗難リスクも大変低くなっている自転車なのですが、これに取り付けていた安物サドルが大分痛んできました。
Dixnaの安物サドルです。確か大昔に特売で購入したときは2000円しなかった記憶があります。
安物ですが何故かお尻には割と相性が良くて愛用していました。しかし長年使って穴も空いてきましたし、ジーンズなどを履いてこれに跨がっているとズボンの特定箇所ばかり痛むようになってきたので、別のサドルに交換することにしました。
うちには他に使わずにしまってあるサドルが2つほどあるのですが、うち1つはロード向けの攻めたサドルなので(SMPサドルです)もう一つの革サドルを復活させることにしました。昔ながらの皮サドルなのでデザイン的には野暮ったくもありますが、革製品は使うほどにお尻に馴染むため大変使いやすいサドルです。
そこそこ良いサドルなので防犯の観点には逆行してしまいますが、側面には落車の傷があったり、形も私の尻に合わせて既に変形していますので商品価値は大した物では無いと思います。無論、私にとっては良いサドルということにはなるのですが…
数年間ビニールに入れて戸棚の中に放って置いたら、すっかりカビだらけになっていました…
早速カビを取ってリペアしましょう
見た目ではかなり酷い状態に見えますが、このくらいのカビなら修繕可能です。まずはカビを除去しなければなりません。下手に拭き取ってカビの胞子をまき散らしても困りますので慎重にやります。
アルコールを使って拭き取るのがベターなので、こういう時は普段使っている汗ふきペーパーが役に立ちます。
一応、飛んだ胞子などを吸い込まないようマスクをして丁寧に拭ってやります。結構しつこくこびりついている部分もありましたので、何枚か交換しつつ、しっかり力を入れて拭き取ってやりました。
除去完了です。
これだけですとまだカビの根が残っている可能性が高いですので、窓際で半日ほど天日干しにして乾燥させてやりました。その後サドル用のミンクオイルで馴染ませて仕上げです。
昔散々使ってお尻に馴染ませたサドルなので、久しぶりに乗っても全く違和感がありません。革サドルの良いところはここにありますね。色々なサドルを試したけれどどうしても合うサドルに巡り会えないという方は、革サドルを使って自分に合うように「育てる」というのもひとつの手段です。馴染むまでに少々時間はかかりますが、一度馴染んでしまえば唯一無二のサドルになりますよ。
ただ少々重量が重いため(軽い物でも500gはあります)ロードに取り付けるにはちょっと躊躇しますね。でもロングライドで使うにはかなりオススメですよ。お尻の痛みに悩んでいる方には是非。