壊れた大人のマインドノート

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映画など映像作品の感想

怪獣プロレスに人間ドラマなど不要!ゴジラ キング・オブ・モンスターズを見てきた!

投稿日:2019年5月31日 更新日:

Godzilla: King of the Monsters(原題)

ハリウッドゴジラの最新作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を早速見てきました。今回のゴジラは2014年に制作された「GODZILLA ゴジラ」通称ギャレゴジの続編です。監督を務めたギャレス・エドワーズ氏の名前からこのように呼ばれているのですが、今作ではギャレス監督は降板してマイケル・ドハティ監督が務めています。

このドハティ監督、インタビュー記事などで公言していますが、生粋の「ゴジラオタク」。4~5際の頃に初めてケーブルテレビでゴジラを見て以来の大ファンだそうです。

そのため本作は「ファンが見たいゴジラ」がこれでもかと映像化されているのですが、たぶん監督はまだまだやり足りないことがありすぎて困ってるんじゃ無いかと思います。

出したくても権利的に出せない怪獣もいますからねぇ~(監督はメカゴジラやビオランテ、メガギラス(!)も大好きだそうですよ)

そのおかげで今作は前作とはだいぶ雰囲気が違う作りになっておりました。しかしそれは日本人の怪獣特撮好きにとっては大変良い方向への変化だったと思います。

あと一応予備知識として、このシリーズはキングコング  髑髏島の巨神」とも同じ世界の出来事として描かれています。そのため髑髏島という地名は台詞の中に何回も登場しますし、コングの姿もちらっと出てきます。

また次作は「ゴジラVSキングコング」が確定していますのでそちらも楽しみにしておきましょう…

以下感想です(ネタバレあり)

さすが怪獣好きの監督がメガホンをとっているというだけあって、怪獣好きのツボを押さえた作りになっていました。

何が良いって、まず人間ドラマが少ない(苦笑)

一応あるにはあるんですが、結構雑です。そりゃまあ怪獣プロレス映画で御家庭の問題を長々とやられても困りますからね…

その人間パートについては、たとえば娘一人を助けるために怪獣の足元に救助に向かって次々死んでいく兵士達とか、モナークの本部なのに最前線で戦ってたりする飛行基地とか、ゴジラの第一人者の専門家なんだからここで死なれては困るはずなのに核爆弾持って単身でゴジラの家に乗り込んでいく芹沢博士とか、まあ突っ込みどころが多い多い(苦笑)

特に「人間は地球を食い荒らす病原体である!」なんて今更感のありすぎる思想に走ってしまった母親なんかには苦笑するしかありませんでした。カーチャンのせいで結局何人死んだんだよ…

とはいえ、芹沢博士の最後などには感慨深い物はあります。まあゴジラからみたら、家で寝てたら知らないオッサンが入ってきて核爆弾で家壊された!というようにしか見えないかもしれませんが…

さてドラマが希薄な分、怪獣パートは力が入ってましたし、もったいぶらずに早々に怪獣が登場するのもすばらしい。ちゃんと「分かってる人が作ってる」感が強かったです。

まず何が良いってキングギドラがちゃんと「宇宙怪獣」なところ。そのため地球の生命を死滅させる「オキシジェン・デストロイヤー」が通用しない、というのはよかったですね。

そのオキシジェン・デストロイヤーが唐突に登場したのも驚いた!!いきなり撃つなよアメリカ軍!

しかし浮き上がった魚が骨になっていないところを見ると、オリジナルよりも威力はだいぶ低いようです。

前作に比べてかなり強大な組織になっていたモナークは世界中に17体の怪獣を封じていると言っていましたが、その内訳は残念ながらほとんど描かれませんでした。ここはもう少し詳しく紹介して欲しかったなぁ(多分権利的に出したくても出せないんでしょう。アンギラスとかは必ずいると思うんだけどなぁ)

で、その中でもやはり二強なのがゴジラとギドラ。

今回のギドラは歴代でもかなりカッコよくて強いです。初戦でゴジラに首ちぎられたときはメカギドラにでもなるのかと思いましたが、すぐに首が生えてきて再生してしまったのにはビックリ! この強敵感はGOOD!(でも折角なら鳴き声もオリジナルのを使って欲しかったなぁ)

着ぐるみと違い細かい演技が色々と出来ることもあって、過去のギドラには無かった演出も印象に残ります。3本の首それぞれの性格の違いが強く出ていますし、あの巨体でありながら人間のことをちゃんと見ていて割とねちっこく人間を追ってきたり、その上でしっかり食べたりするあたりには従来に無かった怖さがありました。

その強敵ギドラを叩き潰すのによもやバーニングゴジラゴジラvsデストロイア参照)を登場させるというのも驚いた!ここにモスラを絡めたというのも監督分かっていらっしゃる。

そのモスラですが新しい設定として女王の立場にしてゴジラとの関係性を変えてきたのはちょっと面白かったですね。今回アッサリ退場してしまいましたが、また別のたまごが出てきたような描写もありましたので次作以降も出番はあるのかもしれません。

そしてなんと言っても今回のヒットは「ラドン」でしょう。

火山から登場し暴れまわる一連のシーンは本家昭和版「ラドン」へのリスペクトにあふれていましたし、その後のモナーク部隊との戦闘はなかなかの見所。

でもそこから先のラドンには笑った。

ギドラに負けて手下になってモスラと戦ったと思ったら負けて、ゴジラがギドラを倒したら今度はゴジラに頭を下げるというコウモリっぷり!こんなん笑うわ!

いやー、今作はラドンへの愛にあふれていますね~。監督ラドン好きすぎでしょう!

さてこれらの怪獣の活躍を支えるBGM、要所要所で本家伊福部サウンドを丁寧にアレンジして使っているのが感激でした。やはり怪獣映画にはこの音楽でなければいけません。エンドロールでゴジラのテーマやモスラのテーマが次々かかるのには聞き入ってしまいましたよ。私は洋画でエンドロールの曲に聞き入るってことはあまり無いのですが、今回ばかりは別でした。長いエンドロールが全く長く感じませんでしたよ。

エンドロールと言えば最後に坂野義光監督(ゴジラVSへドラの監督)と中島春雄さん(ゴジラのスーツアクター)のお二人をクレジットしていたのにはしんみりしました(ともに2017年にお亡くなりになっています)こんな所にも監督の愛情が見て取れますね。

さてエンドロール後。

物語後半ではあまり活躍しなかった環境テロリストグループの方々がギドラの首を手に入れて何やら暗躍を始めていました(このシーンのカット割りが「VSメカゴジラ」の冒頭でメカギドラの首を回収したGフォースのシーンのパロディになっているのもご愛敬)これは最初の戦闘で食いちぎられた首かな?

この首どうするんでしょうねぇ。順当に行けばメカキングギドラへの布石か、宇宙怪獣と言うことであればガイガンを作るという線もありかしら…?

次のVSコングは残念ながら監督がまた替わってしまいますので、本作ほどリスペクトにあふれた物にはならないかと思いますが、楽しみに待ちたいと思います。

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千葉の隅っこに暮らす普通の会社員
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プラモデル作りは精神を落ち着ける大事な時間
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