2022年版!BSモールトンを18インチ化して復活しました
やはり良い自転車です!ブリヂストンモールトン!
昨年こちらの記事で引退を表明していた我が家のBSモールトンなのですが、結局復活させてしまいました。
やはり気楽に乗れて小回りが効く自転車があった方が買い物には便利なんですよねぇ。
安いママチャリでも買おうかという考えは一瞬浮かびましたが、安物を買っても不満が出るのは間違いないですし、そもそもこのモールトンだってタイヤがダメになっていただけで他の箇所は全く問題ありませんでしたからね。
さて復活させるのはいいのですが、17インチタイヤの入手は以前と状況は変わっていないようですし、ここは一つ18インチ化をやってしまうことにしました。
でも出来るだけお金はかけずに済ませます。目標1万円以内!(苦笑)
18インチホイールを作ります!
以前の記事ではアレックスリムの18インチリムを例に挙げたのですが、このリムは現在入手困難なようです。
今回のホイールは買い物などの実用用途のみを想定していてスポーツ走行は考えていません。そこで実用車向けの安っすいリムを使ってしまうことにしました。
アラヤ製の18インチリムです。ダブルウォールでは無くシングルウォールのペラペラなリムですが、実用十分です。注文したら中一日ですぐ届きました。28H。
そして何と言っても安い!2本買っても2000円ちょっと(購入時点で)ですよ!
ハブはこれまで使っていたホイールの物を外して使います。
この元のホイールは本家モールトン用のダブルウォールオフセットリム28Hに、ハブはアルテグラハブの改造品です(リアハブのエンド幅を135mmに改造しています)某ショップで組んで頂いたのですが、とても良いホイールでした。バラすのもったいない気もしますが、やってしまいます。
このハブも28Hですので、アラヤの28Hリムにそのまま使えます。同じ穴数のリムが安く入手出来たのはラッキーでしたね。
スポークも極力使い回します。
元のホイールはフロントラジアル組、リア6本組みだったのですが、組み直したホイールはフロント4本組み、リアはフリー側4本組み、反フリー側6本組みにしました。
計算したところ、こうすることで28×2=56本のスポークのうち、42本のスポークを使い回し出来ると判断したのです。ただしニップルは全部新品にしました。
残りの14本のみ手持ちのスポークをカット&ネジ切りして使っています。
出来ました。
ホイール組みやったのは随分久し振りだったので少々手間取りましたが、なかなか良いホイールが組めたと思います。
タイヤには定番中の定番パセラコンパクトを取り付けました。リム径は17インチより小さくなりましたが、ボリュームの大きいタイヤのため、タイヤ外周は以前より大きくなりました。
おかげで泥よけに擦るようになってしまったため、泥よけは取り外しです。
1本2000円台のタイヤですが、大変優秀なタイヤです。太くてエア圧も低めのためスピードはあまり出ませんが乗り心地は凄く良いですね。
ちなみにリムフラップは定番のこれを使いました。
その他の改造箇所
以前の記事の通りブレーキは交換する必要があります。
昔18インチ化したときのアルホンガブレーキを捨てずにとって置いたので、今回はそれを使いました。
ブレーキ形状の都合でワイヤーの取り回しがちょっと面倒になるのですが、落ち着いて行えば大して難しいものではありません。
と言うわけで完成です
チューブやワイヤーなどの費用で若干アシは出ましたが、ほぼ1万円程度で収まりました。まあブレーキ、ハブ、スポークを流用してますので、この辺も一から買い集めていたらとても1万円では収まりませんけどね。
そして何より、このやり方をする場合ホイール組みが最大の難関です。
私は道具も一通り揃えていますので自分で出来ますが、そうでない方は素直にショップにお願いするのが無難でしょう。
(おまけ)今回のホイール手組で使用した工具類など
ホイールの組み方については昔買ったこのDVDが今でも教科書として役立っています。古いDVDのため、最近のホイール理論からするとちょっと疑問に思う部分もあったりするのですが、基本を身につけるには最適の教材だと思います。
振れ取り台とセンターゲージ。私が使っているのはモデルチェンジ前の物なので今販売されている物とは若干異なります。あとこのセンターゲージはすぐズレてしまうため評判悪いのですが、私はずれ防止のため中央の折りたたみ部分を接着剤でガチガチに固めてしまっています。
スポークレンチは定番のパークツール。サイズは使用するニップルに合った物を選択します。
最後にスポークネジ切り機です。私が持っているのはかなり古い奴なので今のモデルとはだいぶ違います。ただまあ、これはあまり個人で持つような工具でも無いんですけどね(苦笑)