デカトロンの関東一号店
先日、幕張にオープンしたデカトロンの関東一号店を覗いてきました。
関西に日本一号店がオープンしたときはニュースなどでもかなり取り上げられていましたが、幕張店の方はあまり話題にならなかったですねぇ。やはり非常事態宣言解除前の5月22日にオープンというのが話題性を完全に失わせてしまいましたね(本来は4月のオープン予定でした)
デカトロンは自社ブランドのスポーツ用品を安価で販売しているのが特徴のスポーツメーカーです。通販でも購入できますが、実際に手に触れたことも無い海外ブランドの自社製品をいきなり通販で購入するのは躊躇します。
実際に店で見られるというのは大事なことですね。
場所はイオン幕張店の1階フロアの殆どのスペースを使って出店しているのですが、ここにちょっとした罠があって、イオンはイオンでも巨大な幕張新都心店の方ではなく、海浜幕張駅近くの「幕張店」の方の1階です。うっかり間違えて新都心店の方に行ってしまうと戻ってくるのが大変です。
様々なスポーツ用品が販売されていましたが、私が興味のあるスポーツというとまず自転車、それとキャンプや登山用品というところです。あとはウェア関連で使えるものがあればという感じ。
自転車用品を物色してみる
こういうブランドのロードフレームには全く期待していませんが一応見てみたところ……
さすがにパーツ類は自社製品ではなくシマノでした。105搭載のカーボンフレームで約20万、う~む、全然お得感が無いぞ(苦笑)
小物類も見ていきます。
タイヤも自社ブランドで置いていました。メイドインチャイナの記載がありましたが重量とかスペックの記載が一切なし。どこかのOEMなのかもしれませんがよく分かりません。これではとても買う気にはなりません(ノヴァデックと書かれているので一瞬勘違いしてしまいましたが、自転車パーツのNOVATECとは関係ないそうです。紛らわしいわ)
タイヤは走行性能と安全に関わるパーツですから、信頼できるメーカーの物でないとちょっと使う気にはなれません。
まあチューブぐらいならパンク時の予備用にいいかもしれません。490円とお手軽なお値段ですし試しに1本買って帰って重量を量ってみようかと思ったのですが……700Cの仏式バルブが売り切れてる!! だめじゃん! しかもなぜかバルブ長が長いものばかり。よくわからん。
気を取り直してウェア類を見てみます。
ビブショーツが7000円台というのパールイズミなどと比較すればはまあまあですが、アマゾンのオリジナル製品などと比べるとイマイチ感が出てしまいます。
あとは目玉商品と思われるウェア類があったのですが、これは1290円と確かに安い。しかし恐ろしく地味(苦笑)
他のウエア類も地味すぎる。もしくは蛍光ピンク一色という極端さ。ナンじゃこりゃ(苦笑)
キャンプ用品コーナーへ
気を取り直してキャンプ用品コーナーの方へ移動。
さすがにパックパック関係が品数豊富ですね。
話題の390円リュックも沢山ありました。価格を考えれば十分な商品だと思います。まあペラペラな作りではありましたが普通に使えそうです。
50Lの初級向けパックパックが4790円で売っていましたので、アマゾンのパックパックあたりと競合しそうなのはこの辺でしょうね。
寝袋なども見てみましたが、上級向けとして売られていた物が8790円、限界温度-5度とのことでした。まあこの手の温度表記は大体あてになりませんので本当に-5度で使おうなどと考えてはいけません(苦笑)
まあモンベルなどのちゃんとした寝袋と比べると収納サイズも大きくて、やはり値段なりという感じ。無論モンベルとは価格が倍以上違うわけですから同じ土俵で比較する物ではないんですけどね。
全体の印象として
広い店内にかなり沢山の商品を置いていて見応えはあるのですが、う~ん微妙。
目玉商品としておかれている戦略価格の商品は確かに安くて悪くないです。それ以外の安価な商品はやはり値段なりの品質という感じですし、ちょっと良い品質のものを探せばそれなりの値段になります。当たり前と言えば当たり前の話ですね。あとデザインはもう少し何とか(苦笑)
なるほど出店まではニュースでも話題になっていたのに最近あまり話題になっていない理由がなんとなくわかりました。
とはいえ、よく見極めて利用すれば十分使える商品も沢山ありますし、あまり本格的で高級な物を必要としていない場合にも役立つと思います。安さだけに惑わされないで、自分にとって必要な性能と価格を見極めた上で利用することが肝要かと思います。