ブレーキレバー選択の具体的な商品例
※こちらの記事は2020年時点の情報が元になっており、それ以降の新商品などの情報は含んでおりません
フラットバーロード向けブレーキレバー選ぶ
フラットバー用ブレーキバーの具体的な商品例です(2019年11月現在)
※ブレーキ比の違いについては前回の記事を参照ください
1.旧レバー比の場合(スーパーSLR)
だいぶ数は減ってると思いますが、まだ旧レバー比のコンポを搭載したロードに乗ってる人もいらっしゃると思います。そんな方がフラットバーロード化を考えた場合、ブレーキレバーの選択肢は少なくなっていますが、まだちゃんとシマノ自身が対応レバーを出してくれています。なので、これを選んでおけばまず間違いがありません。
ちなみに、上でリンクしてるアマゾンの商品ページのレビューを見てみると
「フラットバーにする際にこれを使ったらブレーキが効き過ぎるようになった、でも慣れれば平気」
って書いてる人がいらっしゃるんですが、もしかするとこの人は前回書いた 「効き過ぎる組み合わせ」 をやっているのかもしれませんね。
また、シマノ以外の製品 (テクトロとかダイアコンペとか) のブレーキレバーで、「BMX カンチブレーキ キャリパーブレーキ用」 などと書かれている製品は大体こっちの旧ブレーキ比対応です。
ただし、もし説明書きに「NewスーパーSLR互換」 と書かれていた場合は、こっちではなく、次に紹介する新ブレーキ比対応の製品になりますので御注意を (ただ私は他社製品で実際にそう記載されている製品を見かけたことがないですけどね)
(2020年9月追記)
シマノ製BL-R550は残念ながら販売が終了した模様です。これで旧レバー比のシマノ製品はカタログから消えたことになります。今後はこのブレーキ比のレバーが欲しい場合、他社製品を利用するしかなくなってしまいました。
これに伴い、サードパーティー製ブレーキレバー選択の話を(こちら)に追記しました。
2.現行ブレーキ比の場合(NewスーパーSLR)
これはもう簡単です
現行の規格ですから、現在発売されているシマノのロード向けフラットバー用ブレーキレバーの中から好きなものを選べばいいだけです。ただ先述の通りシマノ以外の対応製品を見かけたことがないので、そういう意味では選択肢は狭いとも言えます。メーカー純正の組み合わせですから、コントロール性はとてもいいですけどね。
私のフラットバーロードはブレーキレバーがBL-3500(SORA)、ブレーキキャリパーがBR-6700(ULTEGRA) で組んであり、とても快適です。
BL-3500はすでに廃盤になって、後継のR3000シリーズに切り替わってますので、今のラインナップはこんな感じですね。
どれも必要十分な性能の良い製品だと思いますが、欠点と言えば外見が似たり寄ったりなことと、下2つはSORA、もしくはTIAGRAのロゴがガッツリ入っていることでしょうか(苦笑)
それと、さらに下のグレードであるクラリスのブレーキレバーもちゃんと対応品です。値段的にも性能的にもほとんど差がないのと (と言うか、本当にグレード分けする程の差があるのかこれ?)、色がグロッシーグレーだったりするので、この色が好きな方はあえてクラリスを選ぶのも手かと。
これらの製品はアウター&インナーケーブル付属ですので、ワイヤー類を追加で購入する必要がないというのはありがたいですね。シマノなのに珍しく商売が良心的です (失礼)
さて、次回からはいよいよシマノ互換性で難関の、シフト周りの部品選びへと話を進めます・・・