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フラットバーロード

キャリパー用ブレーキレバーの規格の違いに注意!【ロードバイクのフラットバー化Part9】

投稿日:2018年8月13日 更新日:

意外と知られていない2つの規格

長々と引っ張ってきてしまいましたが、やっと部品選びの話に移ります。
まずはブレーキレバーについてです。

フラットハンドル向けで売っているブレーキレバーというと、大きな分類は3種類
ディスクブレーキ用、Vブレーキ用、キャリパーブレーキ用です。

このうちディスクブレーキについては、ロード用はやっと製品が出そろってきたばかりなので、いまのところロードのフラットバー化においては考えから外しておくことにします(まあ、むしろディスクブレーキの方が規格の違いに迷わなくて済みそうな気もしますが)

気をつけないとうっかり買ってしまいそうなのがVブレーキ用ブレーキレバー。Vブレーキはロード用のキャリパーブレーキとはワイヤー比が違いますので流用や組み合わせができません。

なので、ロードのフラットバー化においては、キャリパーブレーキ向けのフラットバー用ブレーキレバーを購入することになります。

もっとも、最近のシマノのフラットバー用ブレーキレバーはVブレーキとキャリパーブレーキ両方で使えるよう、切り替えが出来る構造になっていたりします。凄いですねー。ですから、あまり迷うことなく購入できると思います。

・・・
ですが、です

シマノのキャリパーブレーキのブレーキ比にはちょっとした罠があります。

この図中の赤い線を境に、旧ブレーキ比製品と、現行ブレーキ比製品に分かれます。ここで規格が変わったのです。

旧ブレーキ比のブレーキレバーはカンチブレーキも引ける汎用ブレーキ比だったんですが、現行ブレーキ比製品になってからそのへんの互換性は微妙になってます。微妙というのは、引けないことはないけど、性能は発揮できない、という意味です。

具体的にかみ砕いて言いますと

  • 新型ブレーキレバー+旧型ブレーキ本体 = ブレーキを引く力が約25%ダウン(効きにくい)
  • 旧型ブレーキレバー+新型ブレーキ本体 = ブレーキを引く力が約25%アップ(効き過ぎる)

という感じになります。

シマノの互換表を見ると、効きにくい方についてはシマノ曰く 「使ってもいいよ」という点線になっています。
こちらは切り替え間もない頃の互換表です。

でも効きが悪いブレーキなんか危なっかしくて使えませんよねぇ。ヒルクライムの下りなどでは結構怖い思いをするような気がします (試したことないし試したくないです)

逆に効き過ぎる方については、シマノは完全に互換性を否定しています。要するに簡単にロックしてしまう「カックンブレーキ」になってしまうんですね。これも確かに危険です。下りで勢いついているときに後輪ロックでコントロール失うとか、平地でも急ブレーキ時に前輪ロックで吹っ飛んでしまうかもしれません。まあ乗り手に技術があれば避けられるでしょうが…

ですので、ブレーキだけは旧製品と現行製品を混合するのはやめましょう。
命に関わります!

その代わり、現行製品内であれば別グループのものでも組み合わせることが出来ます。SORAのブレーキレバーでULTEGRAのブレーキキャリパーを引いたっていいのです (実際うちのフラットバーロードはそうなってます)

旧製品についてはかなり部品の選択肢がなくなってきてますが、まだシマノでもカンチブレーキ用のブレーキレバーを出していますので、それを使えば大丈夫ですし、サードパーティー製のブレーキレバーでも良いものはあります。

次回はその辺を具体的に見ていこうかと思います。

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