4700系10速ロードのフラットバー用シフトレバーの選択
※こちらの記事は2019年時点の情報が元になっており、それ以降の新商品などの情報は含んでおりません
4700系の場合
今回は10速ロードの現行規格、孤高の存在4700シリーズの話です。
例によってシマノの互換表から見てみます。
もう話は簡単ですね
フロントダブルならSL-4700
フロントトリプルならSL-4703
これしかありませんので、迷いようがありません。
正直なところ、4700シリーズシフトレバーについての、単純なフラットバー改造の話だけならこれでオシマイです。
この製品以外に選択の余地がないんですから。
しかしこの4700シリーズについては、やはりひとこと言っておかねばなりますまい!!
今現役で展開している10速用ロードコンポはこれしか無いわけです。
つまり基本的に、今手に入る10速用のパーツといえばこのシリーズということになります。
一部の旧型10速用のパーツは現在も並行して販売されていますが、それはいつ販売終了してもおかしくありません。でもこの旧規格の10速に乗ってる人はまだたくさんいます(わたしもその一人です)
普通に考えれば、古い10速に乗っていて何かパーツが壊れたとき、それじゃあ今売ってる10速のパーツ買ってきて組み合わせて修理しようか、と考えると思います。
ですがシマノさんはそれを許しません
4700シリーズは過去の10速シリーズとは全く互換性がありません!!
まさに孤高の存在!
まあブレーキの項目の時に書いたとおりフラット用ブレーキレバーとブレーキ本体は流用可能です。互換表によればスプロケットも大丈夫
でもその他のパーツ
- デュアルコントロールレバー(STI)
- フロントチェーンリング
- フロントディレイラー
- リアディレイラー
- チェーン
以上は組み合わせが出来ません。なんとチェーンまで違いますよ
ここまで違うと、旧型10速乗りはコンポが壊れて載せ替えをしようとなったら、わざわざ4700を選ぶよりも11速への交換を考えるでしょう。まさにメーカーの狙いはそこ!
私はどうもこういうメーカーの戦略に素直に従うのが気に入らないので、11速コンポや4700が発表されたときに、11速と4700はスルーする決心をしました (10速ホイールを複数持っていたという事情もありましたので…)
別にいいじゃん、常に最新型使わなくたってさぁ・・・
11速は現在第二世代が105まで出そろって、まさに全盛期です。
となると、おそらく次は大規模なモデルチェンジでデュラエースの12速化、リアエンド幅の変更、ディスクブレーキの完全標準化、といったことを進めてくるのではないかと予想しています。
ロード買い換えるなら、私は次はそこまで待つつもりでいます
それまでは今乗ってる10速で十分と考えているのです。
※もちろん、最新型を追い求める姿勢を真っ向から否定したいわけではありません。こういう考え方したっていいんじゃないか、と言っているだけのことです。