高価な自転車を使うリスク
自転車で通勤する以上は、自転車をどこかに置かなければなりません。私は雨の日は電車で通勤すると決めていましたので、屋根の有無は特に気にしませんでした。安全に停められさえすればよいのです。
さて、通勤用の自転車はどんな車種を使うでしょうか。
いわゆるママチャリでも自転車通勤は可能ですが、私のように片道25kmという距離になってくると流石にママチャリは候補から外れます。この距離だとロードレーサーの方が適しているのは間違いないのですが、あまり高級な自転車は盗難リスクも抱えることになります。
車種と置き場と
自転車通勤で考えられる駐輪のパターンとしては
- 公共の駐輪場を利用する(有料または無料)
- 会社に駐輪場があればそこを利用する
- 気にせず歩道等に駐輪する(撤去や盗難のリスクが高い)
- 自分で借りたレンタル倉庫等に収納する
- 折り畳み自転車を使い、畳んで会社内に持ち込んでしまう
- 駐輪場のあるスポーツ施設等の会員になり、そこに駐輪する
といったところでしょうか。
仕事をしている日中の間、長時間にわたって駐輪するのですから、人の迷惑になったり盗難リスクが高い停め方をするのは駄目ですよね。折りたたみを会社に持ち込めるような環境も稀なような気がします。
私の場合、自転車通勤開始当初は会社の敷地内に安全に停めておける駐輪場がありましたので、そこを利用していました。これは大変恵まれれた状況だったといえます。
その後、色々事情が変わって自転車を停める事が出来なくなってからが問題でした。社外に自転車を置いておける場所を探さなければなりません
手っ取り早いのはやはり近所に借りたレンタル倉庫に突っ込んでしまうことだったのですが、自転車も入るサイズの部屋に変更するとなると、大きさは最低でも1畳程度は必要ですのでレンタルの月額がかなりアップしてしまいます。それにせっかく特典で得た月額利用料半額の権利も失ってしまいます。これは避けたいところでした。
結局私が選択したのは、公共の有料駐輪場を使うことでした。
安全な有料駐輪場の条件
この当時、私が利用していた駐輪場は「浜松町北口自転車等駐輪場」という施設です。(というか、今でも時々利用しています)
晴れの日の通勤でしか利用しませんので月極契約まではせず、一時利用(1回150円)で利用していました。回数券がありましたので実際には11回利用して1500円というところです。
この駐輪場は、
- 自分の事業所から徒歩圏内にある
- 常に管理員が2名常駐している
- 出入り口が限られており、利用者しか施設に入らない
- スタンドの無いスポーツ自転車でも駐輪できる設備がある
といった具合で、費用面・安全面・機能面でかなり好条件でした。
しかも駐輪場の片隅にパーテーションで区切った一角があって、そこで簡単な着替えくらいなら出来るようになっています。
電動の空気入れも設置されていて、管理の人に言えば仏式バルブ用のアダプタも貸してくれるという充実振りです。こういった施設で仏式まで対応できるのは極めて稀ですよ(ただし基本的に実用車向けの空気入れだったのであまり高圧で入れることは出来ませんでした。それでもパンク時には大変助かりました)
このような駐輪場は都内のどこにでもあるという種類のものではありませんが、最近は山手線圏内で増えてきているそうで、田町・目白・渋谷などにもあるそうです(行った事が無いので詳細が分かりませんが・・・)
幸運にもこのような施設が近くにあれば積極的に利用するのが良いと思います。利用者が増えれば自治体の方も設備の充実に動いてくれる可能性がありますしね。
ただこういった幸運に恵まれない状況で自転車通勤をする場合は、防犯の方にとりわけ意識を向けなければなりません・・・(つづく)