トリュフゆずに挑戦
先週のNHKあさイチ(2019年1月29日放送分)にて、著名なパティシエであるジャン=ポール・エヴァン氏が紹介して下さったチョコレートのレシピ2点。ホットチョコレートの方は先週試してみましたが、もう一つのトリュフゆずの方も美味しそうでとても気になっていたため、土日を利用して挑戦してみることにしました。
では早速作ります
チョコレート(カカオ60%程度の物)を150gとのことでしたので、近所のスーパーで売っていた55%のものを買ってきました。これを細かく刻んでボールに入れたのが左の写真ですが、写真の状態は失敗でした。もっと細かく刻んだ方がいいです。おかげで後の方で結構苦労することになりました。
生クリーム(乳脂肪分35%程度のもの)130gを沸騰直前まであたためて、ハチミツ10gを溶かした後、75度まで温度が下がるのを待ちます。使っている温度計は100円ショップで購入した物です。
温度が下がったらこれをチョコレートのボールに入れてひたすら混ぜる。練るように混ぜる。チョコレートが完全に溶けてダマがなくなるまで混ぜます。
これがなかなか溶けきらなくて大変時間がかかりました。途中冷めてきたので湯煎で温め直したりしてやっと滑らかな状態までもっていきました。溶けやすいように最初にもっと細かく刻んでおくべきでしたね。テレビで見ていると簡単に混ぜているように見えましたが、実際にやってみるとこれがかなり大変で、やっぱりプロの人は凄いなあと実感しましたよ。
きっちり溶けたら次に無塩バター10gを投入して、またひたすら混ぜます。無塩バターはわざわざ買ってくるのも面倒だったので、ストックしている普通のバターを電子レンジで温めて塩分を分離して使いました。
綺麗に混ざったら最後にゆず果汁4gを投入して、また混ぜます。
しっかり混ざったら容器に移して、丸1日冷蔵庫へ。
次の日、
カカオパウダーをまぶしてからナイフで切っていくんですが、これがまた難しい。
しっかりお湯で温めたナイフを使ってゆっくり刃を入れてるんですが、油断するとすぐ割れてしまいます。一回刃を入れるたびにナイフを湯で温め直し水分を拭いて、というテレビで見た手順をそっくり真似してみましたが、とても同じようには出来ませんでした。これもさすがにプロの技術なんでしょう。たぶんナイフの形状や湯の温度、刃の入れ方などに色々と秘訣があるんだと思います。
それでも何とか切り進んで・・・
全体をココアパウダーでまぶして、どうにか完成しました。
この写真の物が一番綺麗に切れた一片です。他の物はどれもこれも微妙に斜めになっていたり割れ目が入っていたりして、見れた物ではありません。
お味の方ですが、これがとても滑らかでオイシイ。スッと口の中で溶けてしまいます。
所詮素人の私が近所のスーパーで適当に買ってきた材料で作っただけですので、本物に比べたら再現度は50%行っていれば良い方だと思いますが、それでもこれは美味しいです。こういうトリュフチョコレートも自宅で作れるんですねぇ。ゆずの香りは食べているときは全く感じなかったんですが、食べ終わった後にかすかにふわっと感じました。凄く微妙で、ゆずだと知らなかったら分からないんじゃないかと思います。
しかし本職が作った物はどれだけ滑らかなんでしょうね。やっぱりプロは凄い。