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スタートレック: SNW・S2第5話「シャレード」あらすじや感想など

09.ストレンジニューワールド(SNW)

シーズン2 第5話「シャレード」”Charades”のあらすじ

エンタープライズはバルカン星系で衛星ケルコブを調査していた。そこには謎の種族ケルコブ人の古代遺跡が残されているのだ。

スポックとチャペルがシャトルで衛星へ向かったのだが、シャトルは重力の渦に巻き込まれてしまう。

気がつくとシャトルは無傷のままエンタープライズの近くに戻されていたのだが、なぜかスポックの身体は完全な地球人へと変化していた。

シャトルに残されていた遺物を頼りに通信を繋げてみたところ、ケルコブの「イエロー」という存在にコンタクトができた。

イエローによると、シャトルは転送トンネルに衝突して破損したため ”規定” にしたがって ”修正” ののちに送り返したのだという。スポックを人間にしたのはこの ”修正” によるものだった。

人間になったスポックはとりあえず任務に戻るが、これまで表に出ていなかった多くの感情が一気に吹き出してしまい、本人は元より周囲を困惑させていく。

そんな中、トゥプリング側からの申し入れでエンタープライズにて ”ブシャルの晩餐(婚約の儀式)” を行うことになってしまった。これを失敗すればトゥプリングとの婚約は破談になってしまうのだ。

そこでスポックの母アマンダは、息子に地球人としての「嘘の付き方」を教えることにするのだが……

情報を整理してみる

  • 回収されたシャトルは破損箇所が修理され新品同様になって帰ってきました
  • 地球人スポックがベーコンをむさぼり食ってましたが、バルカン人は基本的に菜食主義で肉は食べないというのがこのシーンのポイントです
  • スポックの父親はバルカン人のサレク大使、母親は地球人のアマンダです。今回のアマンダ役はディスカバリーでも同じ役を演じたミア・カーシュナーさんですね
  • スポックとサレクは関係が悪化している状態で、ディスカバリーでも顔を合わせていません。再会するのはTOSシーズン2第10話「惑星オリオンの侵略」までかかります
  • トゥプリングの母トゥプリルはスポックとの縁談に乗り気ではないとのこと。父親セベトの方がサレクとのコネを作りたくて縁談を進めたようです
  • チャペル、オルテガス、ウフーラは協力してケルコブ人との直接交渉に成功し、スポックを元に戻す方法を入手しました
  • スポックは儀式の最中に元に戻りましたが、彼はあえてそれを明かすことで事態を乗り切りました。ですがトゥプリングに秘密にしたまま儀式に臨んでいたことを彼女から責められ、気持ちに亀裂が生まれてしまいました
  • シャトルの事故の際、スポックは自分を犠牲にしてシールドをチャペルに集中させ、彼女を守っていたことが分かりました
  • チャペルはバルカン科学アカデミーの考古医学研究プログラムに応募していましたが落選してしまいました。しかし却ってスッキリしたようです
  • 今回の宇宙歴は1789.3

今回の感想

定番の「シャトル遭難もの」をやるのかと思って見ていたら、キャラクターの内面を掘り下げるタイプのお話でした。

異星人ハーフのキャラが完全な人間になるお話だと、VOYシーズン1第14話「二人のトレス」が割と近いパターンかしら。あっちは2人に別れてましたが、自分を見つめ直すエピソードという点では共通です。

この時代の連邦の医学だと遺伝子の改変は簡単ではないんですね。VOYの頃になるとオオサンショウウオからでも元に戻せますが……(えー)

今回は暴走するスポックがコメディとして面白かったわけですが、個人的にはオルテガスとウフーラが「おまえらもう付き合っちゃえよ!!」という考えで意見が一致するシーンの方が楽しかったですね。やはりクルー達にはバレバレか(苦笑)

その一方でトゥプリングさんとの仲は順調に悪化中。まあTOSシーズン2第1話「バルカン星人の秘密」で破局するのが既定路線ですからね。

とはいえ今回でスポックとチャペルの仲は一気に進んじゃいましたし、やはり本来の歴史とは少し変わってきている感じも濃厚になってきましたな。

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