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09.ストレンジニューワールド(SNW)

スタートレック: SNW・S1第6話「苦しみの届かぬ高さまで」あらすじや感想など

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シーズン1 第6話「苦しみの届かぬ高さまで」”Lift Us Where Suffering Cannot Reach”のあらすじ

エンタープライズはマジャラン星系で定期的な測量調査を行っていた。そこに非連邦の民間船から救難信号が入ってくる。

民間船は何者かより攻撃を受けていた。

攻撃船を退け乗組員を救助したところ、助けた相手はかつて大尉時代のパイクが救助したことのある女性、アローラ大臣だった。他に元医師のガマル長老と、その息子で第一奉仕者と呼ばれる少年も助け出す。

どうやら攻撃者は第一奉仕者を狙っていたらしい。

破壊した攻撃船を調査すると、船内には「誓いのコイン」が残されていた。これは第一奉仕者を護衛する衛兵が持つものだった。どうやらマジャリス内部に襲撃の協力者がいるらしい。

少年が即位式を迎えるまであとわずか。パイク船長は少年の護衛を約束し、マジャリス星へと向かう。

衛兵のキアーが犯人の一味だと判明したものの、追跡の中で死なせてしまい手がかりは途絶えてしまった。

一方ウフーラの解析で攻撃船がプラスペクト7号星コロニーのものだと判明した。どうやらこの惑星の人々はマジャリスと同じ起源を持つ同族であるらしい。

疑念が募る中、再び出現した攻撃船により少年が連れ去られてしまった。それを止めようとしたエンタープライズの前で攻撃船は爆発してしまう。

しかしウフーラの機転で、この襲撃がガマル長老による自作自演だと判明した。少年は無事でエンタープライズ船内に隠されていたのだ。

長老の目的は息子を即位させないことにあった。ガマルが副長に本心を語り始めたのと同じ頃、マジャリスではついに即位式が開始され……

情報を整理してみる

  • パイク船長は10年ほど前にこの星系で救助任務を行い、その際にアローラと知り合ったとのこと
  • 10年前と制服が替わったなんて会話がありましたが、その頃だとディスカバリーで着てたような青い制服のはずですね
  • マジャリス人は量子バイオ・インプラントによって素粒子レベルの治療を行うとのこと。医学レベルについては連邦より遙かに上で、病気というものが存在しないそうです
  • マジャリスの医学なら娘を救える可能性があると知りドクタームベンガは目の色を変えますが、他種族との技術交流を禁じる規則の壁に阻まれます
  • マジャリスの医学なら未来のパイク船長が受けるデルタ宇宙線障害も治療できる可能性が出てきました
  • マジャリスの都市は空中に浮かんでおり、地表には溶岩の川と酸性の湖しかありません。
  • マジャリスの都市装置は子供の神経回路を部品として組み込むことで作動するものでした。組み込まれた少年は、この後数十年にわたってシステムの一部となり死ぬまで部品となって苦しむことになります
  • プロスペクト7号星の人々はこの状況を止めようと行動していました
  • 息子を救うことが出来なかったガマル長老は、マジャリスには戻らずプロスペクト7号星へ行って次の子供を救う方法を探すことにしました
  • ガマル長老はエンタープライズを去る前に、ドクタームベンガにシグノケミアの治療法について助言をしてくれました
  • 保安部研修レッスン項目
    1.ライジェルの虎はいきなり飛びかかってくる
    2.保安部に休息はない。危険は休んでくれないから
    3.常にトリコーダーを使って調べること
    4.?
    5.?
    6.時には規則を曲げる
    7.全ての石をひっくり返せ
  • 今回の宇宙歴は1943.7

今回の感想

今回は異文化との倫理観や文化の違いやが軋轢を生むパターン。これもスタートレックでは定番テーマの一つ。相手は連邦非加入の惑星ですからなおさらハードルが高いわけです。

そこに船長のラブロマンスを加えるというのも定番のパターンではあるのですが、カーク船長に比べたらパイク船長は色恋沙汰があまりにも少ないので逆に珍しいパターンになってしまっていますね(苦笑)

襲撃船の武器やシールドがエンタープライズの足下にも及ばない様子だったのに、マジャリスの医学や科学レベルは連邦を遙かに凌駕していたりする辺りには違和感があったのですが、その後の展開も合わせて考えるとこの辺から既にガマル長老の仕込みが入っていたのかもしれませんね。

優れた科学を持った空中都市というのは、TOSシーズン3第21話「惑星アーダナのジーナイト作戦」を思い出します。2つの派閥の対立という図式も似ていますが、テーマ的にも近い物がありました。

ジーナイトの方は労働者の犠牲の上で繁栄する上流社会という図式を描いていましたが、本作では少数(子供)を犠牲にして多数の繁栄を維持するという社会構造をテーマにしていました。たった一人の子供に犠牲を集約させることで、より悲劇性と倫理問題を強調した脚本という感じでしょうか。

ウフーラの今回の研修先は保安部でしたが、やっぱり上司にするとラアン保安主任はおっかねぇですな! あまり上司にしたくないタイプです!

ただちょっとウフーラを優秀に描きすぎてる感じも。事態を打開する切っ掛けを見つけたのは2回ともウフーラですからねぇ。他のクルーももっと頑張れー

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