壊れた大人のマインドノート

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09.ストレンジニューワールド(SNW)

スタートレック: SNW・S2第8話「戦争の名のもとに」あらすじや感想など

投稿日:2024年3月8日 更新日:

シーズン2 第8話「戦争の名のもとに」”Under the Cloak of War”のあらすじ

エンタープライズはダク・ラー大使を乗客として迎え入れた。大使を第12宇宙基地へ送るのが今回の任務だ。

ラー大使はクリンゴン人の将軍だったが連邦に亡命し、今では大使としてクリンゴン戦争後の和平交渉に尽力している人物だった。

しかしクルーの中には大使をスパイではないかと疑う者もおり、オルテガスは大使への反感を隠さなかった。

戦争中ラー将軍が攻撃指揮を執った激戦地、衛星ジガールの最前線で医療に当たっていたドクタームベンガとチャペル看護師は、特に心穏やかではいられない。

ラー大使は当時、民間人虐殺をしていた3人の部下の残虐行為に呆れて彼らを殺し、その後連邦に亡命したとされていた。

ムベンガは極力大使との接触を避けようとするのだが、ラー大使はムベンガがジガールの生き残りと知ると彼に接近し始め……

情報を整理してみる

  • 冒頭の変わった形状の船はU.S.S.ケルシー・メイ(NCCナンバー不明)
  • プロスペロー星系はクリンゴンと連邦の境界付近にあり、クリンゴン戦争のあと連邦の管轄になっているとのこと
  • クリンゴン戦争は2256年から2257年にかけて起こった大規模な戦争です。連邦はほとんど敗北しかかっていたのですが……(詳細はディスカバリーシーズン1にて描かれています)
  • ダク・ラー大使はラー・ウルの息子、元将軍
    スコルピ10号星サミット、クリンゴン自由貿易協定、ペレス協定などの交渉実績があるとのこと
  • クリンゴン側の非道な行為としてオルテガスが挙げていたのは
    ランバタ5号星の虐殺、ゼタ宇宙基地包囲、アソスの3件
    ちなみにランバタ星団は24世紀にUSSファラガットが撃沈される場所だったりします(DS9「戦う勇気」にて)
  • クリンゴンで人気のカフェイン飲料と言えば当然ラクタジーノですね。カップの形がDS9でお馴染みのあの形だったのが嬉しいです
  • 衛星ジガールについてはシーズン2第1話「壊れた環」にてチラッと触れられていましたが、今回詳細が描かれました
  • ジガールはクリンゴン戦争の激戦地。ムベンガとチャペルはこの最前線で医療に当たっていました(つまりディスカバリー登場時のエンタープライズには、この2人は配属されていなかったんですね)
  • アソスコロニーはジガールにあった連邦植民地。非武装の民間人まで虐殺された悲惨な戦場でした
  • ダク・ラー大使はクリンゴンの将軍だった頃、このジガール攻撃の司令官でした
  • クリンゴンには ”孫子の兵法” と似た ”ムル・パルマク・コジュ” という兵法書があり、子供の頃から学ぶとのこと
  • シーズン2第1話「壊れた環」にてムベンガ達が使っていた超人血清のようなドーピング薬は「プロトコル12」といい、連邦では既に製造されていない物をムベンガが隠し持っていたものでした。薬を開発したのもムベンガだそうですが、副作用が大きく危険な薬だそうです
  • 「クリンゴン柔道」と表現していた「モクバラ」はTNGシーズン6第24話「もう一人のウィリアム・ライカー」などでも見ることが出来ます。当時の吹き替えではなぜかグレイシー柔術と翻訳されてました(えー)
  • ラー将軍は3人の部下を殺したことで、クリンゴン同胞からは「ジガールの虐殺者」と呼ばれていましたが、実際にその3人を殺したのは当時のムベンガであり、ラー将軍はその戦いの間に逃げ延びていました。またクリンゴン兵以外を全て皆殺しにするよう命じていたのもラー将軍でした。ムベンガはその事実を全て知っていたわけです
  • ムベンガは当時使用したのと同じナイフ(ダクタフ)でラー大使を殺しました。ナイフにはラー将軍が殺したとされる部下の血も付着していたことからナイフはラー大使の持ち物と判断され、ムベンガは襲われた上での正当防衛ということになったようです
  • 余談ですがチャペルがジガールに転送してきた際に出迎えたマルティネス中佐を演じていたクリント・ハワード氏は、TOSシーズン1第10話「謎の球体」のベイロックを演じていた子役です。その後も度々シリーズに出演している超ベテランのスタトレ俳優ですよ
  • 今回の宇宙歴は1875.4~1877.5

今回の感想

ラクタジーノのあのマグカップは昔探したんだけど入手できなかったんだよなぁ。あのカップすごく洗いにくそうだから実用には著しく不向きなんだけどさ(苦笑)

前回のコメディ回と打って変わって、今回はえらく重いヒューマンドラマですよ。この幅広さが実にスタートレックですわ。

しかもテーマとしては「帰還兵にとっての終わらない戦争」というPTSD問題をガッツリ描いていて、まさに今のアメリカ的な題材です(ゴジラ-1.0が思いのほか海外で好評価だったのもこのテーマを扱った点にあるという意見がありますね。そのくらいポピュラーなテーマということです)

終盤のクライマックスシーン、「もう放って置いてくれ」と言うムベンガに対して「お前に癒やしを与えたいのだ」と近づいてくるラー大使のお節介ぶりというか自己中心的なところは本当に気持ち悪かったですわ……もう関わりたくないだけなのに! それにしても実にクリンゴン人らしくないクリンゴン人でしたなぁ(クリンゴン人も旧シリーズから色々な性格の人が登場していて好きなキャラも嫌いなキャラもおりますが、生理的に嫌だと思ったのは今回が初めてです)

そしてラスト、連邦の理想を体現したキャラクターであるパイク船長と、ムベンガとの会話。ここが肝ですな。

法と秩序、対話と協調を重んじる惑星連邦の、その象徴ともいえるキャラであるパイク船長の言葉が、ムベンガの激しい感情による行動の前には大変薄っぺらく見えてきます。言うなれば惑星連邦の理念そのものに対する否定にも繋がる会話なのですが、どうしてもムベンガの方に感情移入してしまいました。

「やつの死を喜んでいる」と率直に語るムベンガの落ち着いた表情が、このエピソードを集約しているようでとても印象的でした。

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執筆者:


  1. 人外魔境地底獣国 より:

    失礼します。

    大使があそこまで強引に和解を押し付けて来たのは彼がサバイバーズギルトに苦しんでいて赦しを求めていたのかもしれません。

    「自分の手柄は大きな声で語る」「恥はなんとか隠し通そうとする」「殺し合いをしていた相手と酒を酌み交わす」と、クリンゴンらしいところをちゃんと備えているようにも見受けられます。

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