スタートレック:スターフリートアカデミーS1第3話「ヴァイタス・リフラクス」あらすじや感想など
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン1第3話「ヴァイタス・リフラクス」”Vitus Reflux” のあらすじ
アカデミーと兵学校。共同で訓練を行う2つの学校ではあったが、あまり仲は良くなかった。
兵学校生徒からアカデミー生徒へのイタズラがきっかけとなり、両校の対立が始まってしまう。ソク副長は事態がエスカレートすることを懸念する。
副長から報告を受けたアーケ校長は、生徒達に絶滅危惧種の植物「ヴァイタス・リフラクス」の栽培を指示し、辛抱と思いやりを鍛えるように命じる。渋々従うケイレブ達。
だが兵学校側のイタズラはエスカレート。頭にきたダレムが先頭に立ち、教師達には秘密で戦闘ゲーム「カリカ」で勝負をすることになった。
だがチームの主将の座を巡った争いからダレムとライスに不和が生じ、チームワークはバラバラ。ライスのおかげでかろうじて一矢を報いたものの、アカデミー側のぼろ負け状態。試合自体も教師に発覚したことで決着がつかないまま終わってしまう。
アーケ校長は生徒達を叱りつけ、再度「辛抱と思いやり」を強調する。だが校長の言葉に込められた本当の意味に気づいたケイレブ達は……
情報を整理してみる
- 今回の宇宙歴は868858.7(3191年?)
- 生徒を転送するイタズラは28世紀のアカデミーに前例があったとのこと
28世紀頃はこれまでのシリーズでは描かれたことがない歴史の空白地帯です - 「アルカトラズ」ってしっかり言って認識しているところをみると、あの建物どうやら史跡として保存されてるっぽいですね
- 副長は兵学校の卒業生。一方のアーケ校長は当然ながらアカデミー出身
- 副長に言わせるとケルレック校長はお茶好きの変人とのこと
- カリカというのは、要するに戦闘シミュレーションですね
- ターグというのはクリンゴンの豚のような生き物
- クリンゴンジョークに出てきた「ガーグ」は有名なクリンゴンの食べ物、一言で言うと「ミミズのおどり食い」です。詳細はこちら
「ロケッグの血のパイ」や「ブレギットの肺」も、TNGシーズン2第8話「錯綜した美学」で登場した料理です - 兵学校側のマスコット「ムガート」は、TOSシーズン2第19話「カヌーソ・ノナの魔力」やLDシーズン2第4話「ムガートはグマート」 などに登場した角のあるゴリラ
- アカデミー側のマスコット「ラップリング」は、TNGシーズン3第22話「究極のコレクション」に登場した絶滅危惧種(また随分とマイナーな物を……)
- 兵学校側のイタズラは、実は兵学校のケルレック校長が裏から手を貸して煽っていました
- 暴力嫌いのクリンゴン人、ジェイデンはカリカには不参加
- 副長が夕食に指定した「クラダ・レッグ」はクリンゴン食材で、LDシーズン2第5話「ドゥープラーの困惑」に登場します。詳細はこちら
グラポク・ソースはクリンゴンの調味料です - 実はアーケ校長は兵学校への反撃の方法について、ずっとケイレブ達にヒントを出し続けていました。なかなか食えない人ですねぇ。最初の方で「学生が自分で解決すべき」「やり方は教えるけど手伝うのはつまらない」と言っていたのは全部伏線だったわけです
- ケイレブたちはヒントを元に見事に反撃に成功しました。大繁殖したヴァイタス・リフラクスは、絶滅危惧種であるために撤去もままなりません
- タリマは能力の自制を学ぶために、あえて自由な校風のアカデミーではなく規律の厳しい兵学校を選択したとのこと。首の抑制装置は自制が効かなくなってくると赤く光るみたいですね
- これまで一匹狼でやって来たケイレブは、初めて体験するチームワークに居心地の良さを感じ始めました
- 常にトップであることに縛られていたダレムは、ようやくこだわりを捨てて肩の力を抜くことが出来ました
- 最後に追悼の言葉が流れたカーラ・ミンジャルディさんというのは、ディスカバリーで衣装製作を担当されていた方です
今回の感想
朝起きてトレーニング前に生卵ってのが露骨にロッキーリスペクトで笑った。ひたすら古典的な鬼軍曹をやってる副長も相変わらずで好き。
今回は学園ものの定番中の定番、学校間の対立物です。
イタズラしてる兵学校の生徒が犯行声明まで堂々とやってるのに、何の罰も受けないの変だなーと思っていたら、向こうの校長までグルだったのね。うーん、それはちょっとどうかと思うなぁ。
31世紀という未来の割には「カリカ」が現代のサバイバルゲームと大差ないのには苦笑。もう少しこうSFらしいものには出来なかったものかしら。エンダーのゲームみたいな無重力戦闘までやるのは無理かもだけど、そういうところでスタートレックっぽさも出して欲しいなー
などと思っていたら、反撃を開始してからはなかなか捻りを効かせてくるので楽しめました。やはり直接的な戦闘よりも知恵と科学知識を駆使して戦うのが艦隊の本分ですよねぇ。でもあんな簡単に眼球まで複製出来たらセキュリティもへったくれもないですね。
アーケ校長が生徒を叱る様子は一見すると情緒不安定な感じがして、どうしちゃったの校長? とか思いましたけど、振り返ってみれば生徒へのヒントだらけでしたよ。あれでしっかり気づくケイレブやライスも十分優秀ですわ。
「兵学校は戦争の方法を教える、私は終え方を教えたい」というアーケ校長の言葉が、今回のテーマをよく表していました。
あと、兵学校のバルカン人とロミュラン人の女生徒が嫌みな感じで目立っていたのが実にそれっぽくてグッド。ぜひ次の勝負は野球対決でお願いします。とぼけたキャラのカイルはちょっと好き(苦笑)
しかしまあ、本作は群像劇でいろんなキャラの心情が代わる代わる描かれるんで、一回見ただけだと全体が把握しにくいですね。字幕で見てると尚更です!
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