スタートレック:スターフリートアカデミーS1第4話「高き所からの声」あらすじや感想など
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン1第4話「高き所からの声」”Vox In Excelso” のあらすじ
アカデミーでは討論大会に向けた授業が進められていた。
ケイレブは討論において卓越した才能を発揮するが、クリンゴン人のジェイデンは人前での発表が苦手で全く上手くいかない。
そんなとき、ジェイデンの家族が乗った難民船が遭難したとの連絡が入る。
戦士とは違う生き方を望んでいたジェイデンは両親と折り合いが悪かったが、兄のタルだけは彼の味方だった。兄の見つけてきた連邦のデバイスのおかげで、彼は艦隊アカデミーに進む決意を固めたのだ。
皆がジェイデンに気を遣う中、ジェイデンの主張により「アーロン・サティー討論大会」の議題はクリンゴンの離散問題に決まった。これには周囲の方が動揺を隠せない。
同じ頃ヴァンス提督はクリンゴン難民の受け入れ地として、クロノスによく似た環境の惑星ファーン・アルファを提供しようとしていた。だがクリンゴン側の反発により実現の道は遠かった。
そこでアーケ校長は旧知の仲であるクリンゴン人、オベル・ウォチャク将軍と連絡を付ける。旧交を温める彼らではあったが、やはり将軍も連邦からの施しを嫌い、会談は物別れに終わってしまう。
討論大会が始まった。
連邦によるクリンゴン保護を主張するケイレブに対し、ジェイデンは保護否定派として討論に望むのだが……
情報を整理してみる
- 今回の宇宙歴は868943.8(3191年?)
- クリンゴンの内蔵シチュー「シュウィ・クリック」は過去作では未登場、今回が初のはず
- クリンゴンの長弓「フルウィ」も初登場です。弓ではありますが意匠的にはバトラフの雰囲気がありますね
- 大火前の連邦とクリンゴンは良好な関係にあったとのことですが、現在のクリンゴンは絶滅の危機にあるとのこと。大火によるダイリチウム・リアクターの爆発でクロノス(クリンゴンの母星)も壊滅、クリンゴン領域に居住可能な惑星はなくなってしまったそうです
- クリオス星系は、TNGシーズン4第24話「裏切りの序曲」で登場したクリンゴンの植民星の一つです
- アーロン・サティー判事は、TNGシーズン4第21話「疑惑」でも言及された人物で、そのエピソードには彼の娘が登場します
- トーラス7号星にクリンゴンの難民キャンプがあるとのことでしたが、同じ星系のトーラス2号星はTOSシーズン1第16話「ゴリラの惑星」でガリレオ7が墜落した惑星です
- カーレスはクリンゴン建国の英雄。シリーズでは度々言及されています
- 討論大会の議題としてドクターが提示したのは「ベータゼットの新政府について」と「エメラルド・チェーンの地政学的な影響について」でした。前者は第二話の内容を受けた議題ですね。エメラルド・チェーンはディスカバリーシーズン3で主な敵となった犯罪組織です
- 回想シーンでお兄さんのタルが死んだ際に家族が天に向かって吠えていたのは、クリンゴンの死の儀式
- オルガニア平和条約はTOSシーズン1第26話「クリンゴン帝国の侵略」、キトマー条約は劇場版「未知の世界」にて締結
- ジェイデンは父親に見捨てられたと思っていましたが、実は父親はジェイデンがアカデミーに行けるようにわざと喧嘩別れを演じていたのだと、ソク副長からの言葉で気づかされます
- クリンゴンのことはクリンゴンが解決する。とのジェイデンの主張を受け、アーケ校長は宇宙艦隊とクリンゴンの戦闘をお膳立てします。艦隊はわざと敗北し、ファーン・アルファは戦利品としてクリンゴンに占領されることになりました
- 戦闘に参加した宇宙艦隊側の艦はUSSアテナ、カプリコーン、クリムゾン、ホライズン、レキシントン、ライカーの6隻。ライカーの船名の由来はやっぱりライカーなんでしょうね
- 討論という手段で立派に戦ったジェイデンは、将軍から戦士として認められました
- ジェイデンはケイレブと和解し、友情を深めました
今回の感想
冒頭のクレジットがクリンゴン文字だったので、今回がクリンゴン中心のエピソードなのはすぐに分かりますね。
自分はディスカバリーの頃から「早く32世紀のクリンゴン出てこないかなー」って言い続けていましたが……絶滅しかけてましたよ! あーーーーそういうパターンかよぉーーーー!
ロミュランにしろクリンゴンにしろ、連邦の宿敵は次々と衰退してしまいますなぁ(当の連邦も衰退しちゃってるけどさ)
わざと戦闘に負けて惑星を譲渡する展開は途中で予想出来ました。クリンゴン艦隊が現れるときにちゃんとクリンゴンのテーマがかかるのがシビれます!!
でもこれ数だけは多いけど、なけなしの寄せ集め艦隊なんだろうなぁ、貨物船多めだったし。こっちは散々攻撃受けてるのにシールド95%維持でコンソールも火を噴かない(苦笑)あの強大だったクリンゴンがこんなにも衰退してしまうとは……
宇宙艦隊側が6隻だけってのもだいぶ手加減してますね。しかもUSSアテナなんて第2船体置いて円盤部だけで来ちゃってるくらいですよ!完全に茶番じゃねーか! ……とはいえその茶番が、ジェイデン君のお父さんが息子を送り出すためにやった茶番と対比になっているのがいいんですけどね。
とまあ、一応戦闘はありましたが、これは結局オマケみたいなもんです。今回もメインは会話劇。
ジェイデン君に焦点を当ててるので見やすかったですし、討論という形で主張をぶつけ合うので会話としての不自然さがないというのは上手いやり方でしたね。
そしてどんなに苦境に陥っていても、クリンゴン人であることを失わないクリンゴン人達を描いてくれたので満足です。クリンゴン人にしては弱気で頼りない雰囲気のジェイデン君がそこを貫いて見せるのがグッド。
アーケ艦長が戦闘開始の号令に「カプラ!」を使うの好き。アテナのブリッジ要員にヤー大尉というショートカットの女性がいるのは狙ってますね。
ラストのジェイデン君とケイレブ君が階段で語り合うところも良いですね。ケイレブ君は犯罪者の設定ですけど、すっかり有能な士官への道を歩んじゃってる感じがします。
ただ他のメンバーも順調にキャラが立ってきてるんですが、いかんせん顔と名前がまだ覚え切れていません。もう少しセリフで互いの名前を呼んでくれると覚えやすいんだけどなー。
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