長年謎だったクリンゴン料理、クラダ・レッグとは?【スター・トレック:キッチン Replicate.15】
Replicate.15 「クラダ・レッグ」”krada legs”
久々にスタートレック料理のコーナーです。
肉食中心でゲテモノじみた面が強調されるクリンゴン料理ですが、長年その正体が不明だった料理があります。クラダ・レッグという料理です。
DS9シーズン6第25話「待っている女」の冒頭でキラが食べたいと言ってオドーを食事に誘うのですが、旧シリーズ中で登場したのはこの台詞のみでした。
レッグというくらいですので、何かの脚なのだろうということは容易に想像出来ます。おそらくクリンゴンにはクラダという動物がいるのでしょう。
ですが料理そのものが画面に登場することは無かったためどんな料理なのかは全くの謎でした。スタートレックの料理本にもクラダ・レッグは掲載されておりません。
ところが昨年、ローワーデッキにこのクラダ・レッグが突然登場したのです。スタトレ料理愛好家達は大変驚かされました(苦笑)
(画像引用元:ローワーデッキS2第5話「ドゥープラーの困惑」本編映像より)
ゴーン人がやっている屋台で串焼きの肉を売っているのですが、看板を見るとアルファベットで「krada legs」の文字が確認出来ます。
クリンゴン料理をゴーン人が提供し、しかも場所は連邦の宇宙基地という状況ですから、クリンゴン本来の調理法ではなく地球人に食べやすいようにしている可能性はありますが、少なくともクラダ・レッグが地球の牛串のような食べ方の出来る肉であることは判明したわけです。
というわけで今回の再現料理です
クラダという語感からするとラクダ肉でも用意したいところですが、そんなものまず手に入りませんので、普通に牛肉で牛串を作ることにしました。
肉を買ってきて串に刺して焼くだけですから、難しいことは何もありませんね。
レッグ、ということですから赤味のもも肉を使うのが良いかとは思いましたが、スーパーでちょうどハラミ肉の安売りをしていたのでそっちにしてしまいました。なあに、大した違いはありません。
100円ショップで売ってる金属製の焼き串に肉を刺し、カセットコンロのあぶり焼き器で焼くことにしました。味つけは塩コショウのみのシンプルなもので行きます。
あぶり焼き器は火力もあるし適度に余分な油が落ちてくれるのでとても美味しく焼けてオススメです。
ただ煙が猛烈に出てしまうので、室内では換気が大変という大きな欠点があります。焼き器を換気扇の下に持ってって焼きましょう。
出来ました。単なる牛ハラミ肉の串焼きですので、味の方もご想像の通り。とりたてて珍しいことは何もありません。
とはいえ、暑い夏の日にビール片手にクリンゴン気分で肉を食べる、というのもなかなか一興というものでしょう。