プラスティック障子紙には期待できない……
年末ですし、和室の障子が痛んでいたので張り替えをすることにしました。
前回張り替えを行った際、丈夫で破れにくいと言うことで「プラスティック障子紙」なる物を部分的に使ってみたのですが……
確かに破れてはいないんですが、直射日光による熱収縮でベロベロになってしまいました。日陰になる側の障子は平気でしたので、日射のキツい側にはプラスティック障子紙はあまり向かないようです(むしろ普通の紙の物の方がしっかりしてました)
さて、今回はどうしようかと思ったのですが、以前から試してみたかった「プラダンによる障子」を試してみることにしました。
プラダンというのは運送屋さんが壁面の養生などに使うプラスティック製の段ボールシートです。
段ボール同様に二重構造になっていて間に空気の層があるため、紙に比べて確実に断熱性能が高いです。そのためこれを障子紙の代わりに貼ろうというアイデアは、かなり以前から見うけられました。
窓の結露防止に使う方もおられるようです。
まずはプラダンの購入です!
近所のホームセンターにでも行けば確実に売っている商品ですが、近所で買ったとして、問題は家までの運搬です。
障子用に使うとなると1820mm×910mmの物を買うことになると思いますが、これを運搬するのは結構大変です。軽トラでも借りないと無理でしょう(ホームセンターで借りられる場合も多いですが)
そこでAmazonで検索してみると……
ありますあります。こういうのを購入すれば運送してもらえるので楽ちんです。
ただ商品によって光の透け具合に違いがありますし、厚さや色合いも変わりますので、一度はホームセンターで実物を見てから購入した方がベターかと思います。届いてから「思ってたんと違う」となるのは通販ではありがちなミスですからね。
ちなみにわたしはアマゾンではなく、現場の味方MonotaROさんの方で好みの物を購入しました。ちょっと厚手の4mm厚の物を使うことにしましたよ。
一番大変な作業はカットなのです
障子の張り替えで一番大変な作業は何かと言えば、普通の紙障子の場合は張り込み作業だと思います。
ですがプラダンの場合は、張り込みは接着剤やタッカーなどで止めていくだけなので割と簡単です。
何が大変かと言えばカッティング作業。
1820mm×910mmの板を広げるだけのスペースが必要ですし、寸法もちゃんと測って切らなければなりません。現物合わせで割と大雑把に切り取れる紙の場合よりも面倒です。
ガレージにプラダンを広げて地道にカットしていきました。
この手のボードを切る場合、所定の寸法で軽くカッターを入れて折り曲げてから、改めてカッターで切り離してあげると比較的簡単です。これはプロの内装職人も石膏ボードのカットなどの際に使うやり方です。
カットさえ終われば後は枠にはめ込んで、接着剤などで止めてあげるだけです。
プラダンなので薄っすらとスジが見えますが、思ったより普通の障子紙と遜色がありません。
これでどの程度断熱に差が出るかが楽しみですね。
あとちょっと心配なのは、プラスティック製なので夏場になると熱で膨張してヨレてくるんじゃないかと思います。
それはまた、そうなったところで何か対策を考えることに致しましょう。