最強の花粉対策、それは……?
この時期、花粉症の対策はいろいろなことが言われます。
効く食べ物はこれだとか、腸内環境改善だの体質改善だのと情報は沢山ありますが、結局のところ薬に頼る場合が多いように思います。
ただ薬は体質によって効かないこともありますし、最近の薬はだいぶ良くなったとは言っても眠気などの副作用を完全に切り離すことは出来ません。
これまでいろいろ試した実感として、一番確実なのはやはり「花粉を物理的に遮断すること」に尽きると思います。花粉を目や鼻に入れないのがベストなのです。
先頃購入した花粉ブロッカーは大変有効でした。
これをかぶると、それまで出ていた鼻水や目のかゆみはしっかり治まってくれます。やはり物理的な花粉の遮断は強い! これはお勧めです。
ただ、こちらの記事でも書きましたが、花粉ブロッカーは就寝時には使いにくい商品です。寝るときは別の方法を考えなければなりません。
おやすみドームをアップデート!
去年から睡眠時の対策として「安眠ドーム」を用いています(こちらの記事)
もともとは冬場の鼻と喉の乾燥を防ぐために作ったのですが、顔の周りをすっぽりと囲うため、花粉症シーズンにも有効でした。
現在の状況はというと……
100円ショップのパネルで作った囲いをまくらの周りに置いて……
タオルやタオルケットでガッチガチに固めてあります(苦笑)
見てくれは酷いですが、効果があることが大事なのです。
さて、このように囲って空間を制限してしまっていますので、一度顔を突っ込んでしまえば内側に追加で花粉が入ってくることはありません。温度と湿度も安定していますので喉の粘膜にもやさしいです。
ただ最初に頭を入れる際にいっしょに入ってしまった花粉については追い出す手段がありません。
そこでこの中の空間をクリーンルーム状態にしてあげることを考えました。つまり換気装置を取り付けて、第二種換気を行おうというわけです。
第二種換気というのは吸気だけを機械で行い、排気は自然の流れにまかせる方法です。綺麗な空気を送り込んで花粉を含んだ空気を追い出せれば、この中はさらに快適になるはずです。
ただ睡眠時ですからあまりうるさいファンを付けたくはありません。それに空間が狭いですからあまり大容量のファンは必要ありません。
そこでこれを使うことにしました。小型のUSBファンです。
小型とは言え、このファンは風量が5.1 cfm=144.4 l/minあります。
おやすみドームの内部体積は約0.12立方メートル=120 リットルですので、ほんの1分足らずで中の空気を入れ換えられる計算です。
ドームのパネルにカッターで穴を開けて、テープ止めしました。実に簡単な工作です。
中に送る空気に花粉が入っていては意味がありませんので、花粉対応のマスクを被せてフィルターにしました。多少風量は落ちるでしょうが、大きな影響はないでしょう。
さて、実際にこれで横になってみたところ思った以上にファンがうるさい事が分かりました。起きているときはともかく、就寝時には少々キツいレベルの音です。
多少風量が落ちたとしても、ほんの数分回せば中の空気を綺麗に出来ることは計算できていますので、寝る際には別途コンセント用のタイマーを用いることにしました。頭を突っ込んで囲いを閉じたら、数分後には換気が止まるようにしたのです。
これで実際に就寝してみたところ……結果は大成功!
鼻づまりを起こすことなく快適に睡眠を取ることが出来ました。まあファン無しでもそこそこ快適だったのですが、さらに良くなったと感じます。
当面はこれで様子を見て、また何か気付いた点があれば記事にしたいと思います。