スタートレック:ローワー・デッキ S4第10話「旧友たちと新たな惑星」 あらすじや感想や元ネタ解説など
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン4第10話(通算40話)「旧友たちと新たな惑星」”Old Friends, New Planets”のあらすじ
ロカルノは様々な種族の下級士官を煽って反乱者を集め「ノバ艦隊」という集団を組織していた。
さらにロカルノは宇宙中に通信を送って、より多くの賛同者を集めようとする。ロカルノはマリナーを仲間にすることで、宇宙艦隊の下級士官にも反乱を促そうとしていたのだ。
だが通信の最中、マリナーはロカルノの身勝手さを暴露すると、彼が切り札として用意していたジェネシス装置を奪って逃走してしまった。
外交問題を恐れて動こうとしない宇宙艦隊の命令を無視し、フリーマン艦長は独自に救出作戦を行うことを決める。
だがセリトスの武装ではトライナー・シールドを突破することは不可能だった。
そこでテンディは妹のドゥエリカと交渉して、オリオン・シンジケートの戦艦を借りようと考えるのだが……
情報を整理してみる
- ロカルノはデトリオン星系を拠点とし、トライナー・シールドという巨大なシールドで星系全体を守っていました
- 謎の船はロカルノによる設計・製作とのこと。船名はノバ・ワン
- テンディは戦艦を手に入れるために決闘を申し込みますが失敗し、事件が終わったら自分がオリオンに戻ることを約束して駆逐艦を借り受けました
- 借り受けた駆逐艦は廃船同然のポンコツだったことから、修理はあきらめ、艦を直接叩きつけてトライナー・シールドに風穴を開けます
- ロカルノの身勝手さに愛想を尽かし、ノバ艦隊に参加していた各種族の下級士官達はロカルノの元を去ってしまいました
- マリナーはロカルノに殺されそうになったところを、駆けつけたフリーマン艦長達に転送収用されて助かりました
- ジェネシス装置の爆発でロカルノは死亡。後には新たなMクラス惑星が生まれ、彼の名前が付けられました。今後は難民の受け入れ先として利用されるとのこと
- 今回の件で連邦とオリオンの間に外交交渉の道が開けたことから、命令違反の件は不問となりましたが、テンディはオリオンに戻ることになりました……(シーズン5へつづく)
今回の元ネタ解説
※小ネタは多すぎて全部は把握できていません。何か思い出したらまた追記します。
- 冒頭のアカデミーのシーンはTNGシーズン5第19話「悲しみのアカデミー卒業式」を踏襲しています
ロカルノ率いるノバチームの他のメンバーは、シトー・ジャクサ、ウェスリー・クラッシャー、ジョシュア・アルバート、他にもう一人ハジャールという女性がいるのですが今回は遠景でチラッと映ってるだけです。このうちのジョシュアが事故死しています(旧作ではジョシュアは死んだという情報のみで画面に登場していないため、今回が初登場です) - 遠景にはブースビー(カール・ゴッチw)もチラッと映ってますね
- 原語での声優は前回に引き続きロカルノはロバート・ダンカン・マクニール氏、そしてウェスリーはウィル・ウィートン氏、シトーはシャノン・フィルさんで、オリジナルメンバーがしっかり務めています
日本語吹き替えについても、聞いてすぐ分かりますが旧作通りにウェスリーを石田彰さん、シトーも天野由梨さん(Gガンダムのレイン!)が担当されてますね - マリナーのセリフに出てきた「保存者」とはTOSシーズン3第3話「小惑星衝突コース接近中」で語られる存在、ズインディはENTシーズン3の主な敵対種族です
- 演じている役者さんが同じなので、ロカルノとトム・パリスが似ているのは当然です
- ロカルノの放送を冷ややかな目で見ていた短髪黒髪の女性はシーズン3でマリナーを手助けしてくれたペトラですね
- マリナーが逃走に使用した船はU.S.S.パッサロ(NCC-25670)スチームランナー級を小型化したセイバーランナー級とのことです
- トライナー・シールドはTOSシーズン3第9話「異次元空間に入ったカーク船長の危機」で登場した、ソリア人の使う「ソリアン・ウェブ」のパロディですね
- 今回の「フェレンギ金儲けの秘訣」は以下の2つ、いずれもシリーズ初出です
第91条 ボスの価値は報酬次第
第289条 先に撃て、利益は後で計算しろ - ジェネシス装置の爆発シーンは、劇場版「カーンの逆襲」のシーンのまんま、いや本当にそのまんま(苦笑)
今回の感想
TNG「悲しみのアカデミー卒業式」だとロカルノは退学とは言え仲間をかばう形で去っており、彼なりの信念を貫くところを見せていたのですが……今回の彼は艦隊を逆恨みしているしょーもない小悪党になっちゃいましたね。ここはちょっと残念だなぁ。アカデミーを退学になったとはいっても、下士官から地道にやり直す道だってあったでしょうに。
マリナーがシトーの死を引きずって荒れていたように、彼もジョシュアの死を引きずって歪んでしまったのかもしれませんね。
命令に逆らって救出に向かうフリーマン艦長にクルー全員が団結する展開はお約束ですが、ティ・リンもすっかりセリトスに染まっちゃってるのは笑えます。ソケル船長からのメッセージも無視しちゃったし、もはやどうあがいても彼女はバルカンには戻れませんな!
この山場に来てまたマーク・トウェイン解決法やるのにはズッコケタ。そんなまた繰り返すようなネタだったんかい!
で、テンディが去って行くところでシーズン5へ続くということになりましたが、どうせすぐに戻ってくるんだろうという安心感があるので、クリフハンガーされても全く不安感がないですね(苦笑)
でも覚悟を決めて「海賊の顔」になるテンディはカッコイイですなー!
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