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08.ローワーデッキ(LD)

スタートレック:ローワー・デッキ S3第10話「夜空の星」 あらすじや感想や元ネタ解説など

投稿日:2022年10月28日 更新日:

(以下、ストーリーのネタばれを含みます)

シーズン3第10話(通算30話)「夜空の星」”The Stars at Night”のあらすじ

スイングバイ・プロジェクトの意義が失われ、さらにブリーン人襲撃によりテキサス級の有効性が証明されたことで、カリフォルニア級は艦隊の任務から外されることになってしまった。

このままではクルーは全員転属になってしまう。

そこでフリーマン艦長は、セリトスとテキサス級U.S.S.アレドとの勝負をもちかける。テキサス級を推すブエナミーゴ提督は自信満々で勝負を受けた。

だが「セカンドコンタクト・レース」は、オクメニック9号星の転移に間に合わなかったセリトスの敗北に終わってしまう。

落ちこむクルー達だったが、艦長はアレドのAIが「艦隊の誓い」の重要な手順を完全に無視していたことを発見する。

さらにラザフォードはアレドのコードが自分の作ったAIコードであることに気づく。そしてラザフォードの記憶を消したのがブエナミーゴ提督だったことを思い出した。

実は提督は艦隊内で名声を得ようと数々の陰謀を張り巡らしており、ブリーン人襲撃もテキサス級の華々しいデビューを飾るために仕組まれたものだったのだ。

陰謀がバレた提督は証拠隠滅のためセリトスを破壊しようとするが、アレドは暴走して提督を殺すと、同じテキサス級の2隻を従えて反乱を始めてしまう。

大きな被害を受けるダグラス宇宙基地を守るため、セリトスはラザフォードをエサにしてテキサス級をおびき寄せる。

ワープコアの排出で何とか2隻を倒したセリトスではあったが、航行能力を失い絶体絶命に陥ってしまった。そこに駆けつけたのは・・・・・・

情報を整理してみる

  • オクメニック9号星は1年に数時間だけこの宇宙に出現するブリガドーン型の惑星とのこと
  • オクメニック人は宇宙艦隊の存在を知っており、このわずかな時間で補給物資を受け取る約束になっているようです
  • ブエナミーゴ提督はかつてラザフォードにアレドのコードを開発させ、それに関する彼の記憶を消していました
  • ラザフォードの作ったAIコードは感情面が不安定で、人間に敵対する悪いクセがあります(ひでえ)
  • テキサス級の2番艦はNA-02ダラス、3番艦はNA-03コーパス・クリスティ
  • 宇宙考古学者のペトラはピカード提督からの莫大な寄付金を活動資金にしていました。この作品時期はまだロミュラス崩壊前ですので、ピカードは艦隊で提督やっています(年表参照)
  • 最初に救援に駆けつけたU.S.S.バン・シターズはソヴェリン級NCC-72504(初登場)
  • カラ星系に残されていたラザフォードのインプラント(バッジィのAIデータ入り)が何者かに回収されました・・・・・・
  • 今回の宇宙歴は58499.2

今回の元ネタ解説

※小ネタは多すぎて全部は把握できていません。何か思い出したらまた追記します。

  • データ少佐レベルの「アイソリニアチップが霞んで見えない速度で動く」というのはTNGシーズン1第3話「未知からの誘惑」のクライマックスから
  • ギャラドニアはシーズン1第一話「第二次接近遭遇」以来の登場
  • ブリガドーン型惑星というと、DS9シーズン3第8話「次元移動惑星M」に登場した惑星メリディアンが挙げられますが、このタイプの惑星を劇中で「ブリガドーン型」と呼んだのは初めてですね。別作品ですが「宇宙探査艦オーヴィル」にも似たタイプの惑星が登場します
  • バッジィはシーズン1第6話「気のいいフレッチャー」および第10話「セリトス絶体絶命!」に登場
  • ペトラの資金源が判明するシーンで「ズインディ」の名前が出ましたが、字幕では「秘密結社」にされてました。文字数の都合ってわけでもないでしょうになぜ???(ズインディはENTシーズン3の敵対異星人です)
  • AI艦の反乱についてはTOSシーズン2第24話「恐怖のコンピューターM-5」で痛い目を見ているというのに、艦隊は懲りませんねぇ
  • AIを論理の迷路に誘い込むのはTOSでカーク船長がコンピューター知性と勝負するときの得意技
  • ディフレクター盤を別の用途に転用するのも割と定番で、TNGだと「浮遊機械都市ボーグ・前後編」で兵器への改造をやっています(効かなかったけど)
  • バルカン人の下級士官ティリンはシーズン2第9話「wej Duj」で宇宙艦隊に左遷された人物です。やっと再登場しました!
  • 最後にマリナーが引き連れてきた「カリフォルニア級艦隊」で登場した主だった艦は、
    USSオークランド(シーズン1第7話「ボイムラーのから騒ぎ」に登場)
    USSマーセット(シーズン1第4話「湿った船」に登場)
    USSカールズバット(シーズン3第3話「妄想と悪夢」に登場)
    USSイングルウッド(元セリトスクルーのボリアン人、ベンドームが艦長)
    USSアルハンブラ(シーズン1第8話「真実」に登場)

今回の感想

ワープコア排出がシャックスの長年の夢ってのは笑った。

提督が闇堕ちして敵になるのと、AIが暴走して敵になるのはどちらもお約束中のお約束。あまりにもベタなので苦笑するしかないですね。「闇堕ちした多くの提督」ってわざわざ台詞で言っちゃいますかー(苦笑)

それにしてもスタートレックのAIにはロクなのがいないですね(データ等一部を除く)

あとはやっと再登場したバルカン人のティリンがテンディの相棒として配属されてきたのが嬉しいですな。これでシーズン4から本格的にレギュラー確定ですね。

戻ってきたマリナーに対するジェニファーの態度が絶妙で、描写はほんのちょっとなんですが、仲直りするわけでもなく、でも心理的に距離が開いてしまったのが一目で分かって上手いなぁと思いましたわ。

あとは下っ端カリフォルニア級大集合が壮観なのですが、まさか昆虫ボイムラーの居るアルハンブラまで出てくるとは(苦笑)あれ平行世界じゃ無かったんだ・・・・・・しかし過去キャラ大登場はやはり盛り上がりますね。

同型の艦が大集合しているので、いわゆる「コピーペースト艦隊(苦笑)」ではあるものの、ちゃんと1隻ごとにカラーリングや細部を変えてるにも感心しましたわ。

前回の引きから考えると随分アッサリと大団円に持ち込んだなぁという印象もあるのですが、スッキリと気持ちよく終わっていて満足感は十分すぎるほどです。

今回はシーズン4へのクリフハンガーも程々ですし(クレジットの後なのでお見逃しのないように!)またAIがらみということであれば、ピーナツ・ハンパーやアギマスも絡んでくるんだろうなぁというのが容易に想像出来ますね。

シーズン4までまた1年近く待たなければなりませんが、このシリーズのスタッフはとても信頼しておりますので、楽しみに待たせて頂きたいと思います。

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執筆者:


  1. 時計 より:

    期待通り、前編のモヤモヤが吹き飛ぶ後編でした。
    ジェニファーとの関係は残念でしたが、マリナー本人がいつもと変わらず自分を信じてくれていたいつもの3人のところへ直行しているのを見ると、マリナー本人も諦めはどこかでいつも持っていたのかもしれませんね。
    艦長との和解も、短いながら印象的でした。やっぱり母娘なんですよね。

    個人的に一番いいなと思ったのが、シャックスの話を聞けー!と叫ぶボイムラーでした。

    • raccoon81920 より:

      実に理想的なまとめ方だったんじゃないかと思います。
      わずか25分程度の尺というのに
      ストーリーもキャラ描写も上手く詰め込んでましたね。
      やはりキャラクターが生き生きしている作品は見ていて気持ちいいです。

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