トグスもいいけどこれでも十分?クローズクランプの話
※こちらの記事は2019年時点の情報が元になっており、それ以降の新商品などの情報は含んでおりません
ハンドルポジションを増やす その4
今回は握り方を増やすために取り付けているちょっとしたパーツの話です。
こんな感じで、グリップの一番中央寄りに取り付けています。
目的は「親指を引っかける事」です。
付いているパーツは本来このような目的で使用するパーツではありません。本来はフレームのシートチューブに取り付けて、フロントチェーンリングからのチェーン脱落を防ぐための物です。
エルゴグリップの上から巻き付けるには、31.8mmの製品がピッタリサイズです。
普通にハンドルのグリップを握った場合、親指をハンドルの下側に回しこんで握る事になりますので、どうしても手首が外側に開き、肘も外へ突き出すような形になります。フラットハンドルを握るときとは大体このような腕の位置になりますよね。
で、親指をこのパーツの場所に引っかけてあげると、手首を内側に寄せたまま、しっかりブレーキを握る事が出来るようになります。肘も無理なく体に寄せられますので、空気抵抗的にも有利です。
ほんの小さな差なのですが、軽くハンドルに手を乗せた状態でブレーキを確実に握れるようになりますので、安全にも配慮しつつ、腕の余計な力を抜いて走れます。これが大きい。
実を言うと、このような目的の商品はちゃんと製品として販売されています。
以前はトグスくらいしか無かったのですが、最近はもう少し安価な製品も出てきています。
私も一度は購入を考えたのですが、こんな小さなプラスチックの部品だけの割に結構いい値段がするのがあまり気に入りませんでした。そこで何か代用できる物は無いかなーと考えて、チェーンフォールプロテクターに思い当たったというわけです。
これで現状のハンドルの握り方は
- グリップを普通に握る
- 親指を引っかけて握る
- エンドバーの先端を持つ
- エンドバーの側面側を持つ
という4パターンが使い分けられるわけです。
ドロップハンドルにおける下ハンドルに相当するポジションだけはどうしても作れませんが、ロングライドも含めて、普通に使う分には十分な使い分けのパターンになるのではないでしょうか?
(さらにエアロバーなどを取り付ける手もありますけどね)