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プラモデルの話

【FA:G】ABS素材の塗装による割れを検証する・壽屋編【メガミデバイス】

投稿日:2018年11月15日 更新日:

今回はコトブキヤのパーツで検証です

前回ガンプラのABSランナーを使って、各種溶剤による影響を検証してみましたが、今回はコトブキヤのパーツで行ってみます。

一口にABS素材と言っても、メーカーによってその成分には差があります。同じバンダイでもガンプラとスーパーミニプラでは組成に違いがあるくらいですからね。

実験の条件等は、基本的に前回と同様、ランナーに一度曲げの力を入れて、生じたクラックに溶剤を浸透させるようにして反応を見ます。

では実験です

手始めにガンダムマーカーの消しペンから始めたのですが・・・

あっさり折れました。もうね、ガンプラの時より簡単に、あっさりポロッと行きましたよ。この時点で嫌な予感がしてきたのですが・・・

次にガンダムマーカーの流し込み墨入れペンを試します。ガンプラのランナーの時は割れるまでは行かなかったのですが、

 

これもポロッと行きました。割れると言うよりポロッともげる感じです。

ドンドン行きます。

ラッカーシンナー、これは折れるだろうと予想していましたが、

 

やっぱり折れました。まあこれは仕方ないです。

問題はここから、ガンプラではなんとか大丈夫だったアクリルシンナーですが、

 

折れました。もう別に驚きませんね。

ダメ押しでエナメルシンナーもやってみますが、

 

やっぱり折れます。いやもう、面白いくらいポキポキと折れまくりました。

ここまでの結論

コトブキヤのABSパーツはガンプラのABSパーツよりも、シンナー耐性が低い

検証その2

これだけで終わってしまうと、塗装不可という話になってしまいますので、続いてパーツに塗装をして検証してみます。

コトブキヤさんのホームページではサーフェーサーを薄く塗り重ねて下地を作る手法が紹介されておりますが(→こちら)サーフェーサーにも溶剤は含まれていますので、ノーリスクというわけにはいきません。薄く塗り重ねようと思っていても、うっかり厚く吹いてしまう失敗をするかもしれません。そうした時にどうなるか試してみます。

実験ではこのパーツに犠牲になってもらうことにしました。ボルトレックスのJパーツです。先日の模型ホビーショーのジャンク市で入手したパーツなのですが、特に使う予定も無いので役立ってもらいます。強度の低そうな細い部分がありますので検証にはちょうど良さそうです。

とりあえず、サーフェーサーとラッカー塗料をスプレーしてみます。使うのはこれ。

ランナー同様、軽く曲げの力をかけてからスプレーしてみます。うっかり厚く吹いた事を想定して、しっかり塗料を乗せてやります。

十分乾燥させてから軽く力をかけてあげたところ・・・

やっぱり割れました。まあ予想通りの結果ですので、特に驚く事はありません。予想通りになる事を確かめておきたかっただけなのです。

もちろん薄くエアブラシで吹き重ねてあげればリスクはかなり減らせると思いますが、溶剤が含まれる以上リスクは避けられないという事が実感できました。

ここまでの結論

コトブキヤのABSパーツは何の対策もせずに塗料を乗せると、軽い力でも割れる確率が上がる

でも塗装したい!!!

と言うわけで、塗装のためには何かしらの対策をとる必要があるという事がハッキリしました。

次回はそのあたりを考えてみます(つづく)

ガンプラABS素材の塗装による割れを各種溶剤で比較検証
ABS素材の塗装による割れを検証する・コトブキヤ編
ABS素材の塗装による割れを検証する・実践編
アクリジョンベースカラーがABSの下地塗装として使えるか検証

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