スタートレック:ローワー・デッキ S4第3話「ヴェクシロンの揺りかごで」 あらすじや感想や元ネタ解説など
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン4第3話(通算33話)「ヴェクシロンの揺りかごで」”In the Cradle of Vexilon”のあらすじ
セリトスはコラゾニアというリング型文明へとやってきた。このリングを管理しているヴェクシロンという環境コンピューターが不調なため、艦隊に支援が要請されたのだ。
本来なら機関部員に担当させるところだが、フリーマン艦長は自信満々で自らヴェクシロンのメンテナンスを始めてしまう。
一方、コラゾニアとのファーストコンタクトの際に艦隊が設置したパワー中継器をアップグレードする作業も並行して進めており、こちらはボイムラーが指揮官を担当することになった。中尉になって初の指揮官任務である。
だが初めての指揮に自信が持てないボイムラーは空回りばかりしてしまい……
そのころセリトスに残っていたマリナー達は、ダーク大尉からアイソリニアチップの点検という地味で単調な仕事を命令されるのだが……
情報を整理してみる
- 今回の宇宙歴は58759.1(2381年)
- アイソリニア・チップ一枚当たりの記憶容量は2.15キロクワッド(およそ22億ギガバイト)だそうです。とんでもない容量ですね
- ボイムラーの3名の部下はクジン人(クジンティ)のテイラー、青い肌の大男(種族名不明)のビッグ・マープ、女性少尉はメレディス
- 中尉になると異常物体保管室に入室できるようになるそうです
- 新任の中尉が初の上陸任務に参加した際の死亡率は無茶苦茶高いとのこと。おまけにボイムラーの服は赤色ですからね(苦笑)
今回の元ネタ解説
※小ネタは多すぎて全部は把握できていません。何か思い出したらまた追記します。
- 今回の舞台はダイソン球の一種であるダイソンリング、いわゆるリングワールドです
恒星を全部人工物で覆ってそのエネルギーを閉じ込めて利用するのが本来のダイソン球。このタイプについてはTNGシーズン6第4話「エンタープライズの面影」に登場しています
全部を覆うのではなくリング状にしたものが今回の舞台になっているタイプ、SFファンにはおなじみです。
ただ恒星を囲っている割には今回のコラゾニアはだいぶ小さめように見えます。中央の恒星もかなり小さめな感じでしたので、これは人工太陽なのかもしれませんね - 異常物体保管室には、クリンゴンのバトラフやバルカンのリルパ、対メデューサ人用ゴーグル、TOS「超小型宇宙船ノーマッドの謎」のノーマッドなどが転がっていました
- パワー中継器のデザインはNX-01エンタープライズのワープコアが元ネタですね
- ベタゾイドの贈り物箱はTNGシーズン1第11話「夢の人」に登場
- ワディのチュラ・ゲームはDS9シーズン1第10話「死のゲーム」に登場
今回も日本語吹き替えの声優名クレジットがないのでハッキリとした確認が出来ませんが、聞いた限りゲームに登場する女の子とファローの吹き替えは、旧作と同じ川田妙子さんと宝亀克寿さんが担当していると思われます。こんな超ちょい役にわざわざ連れてくるとか、吹き替え製作スタッフは莫迦か!(褒め言葉) - 臨死体験状態のボイムラーがいた部屋はツインピークスネタ?
外に見えた黒い山は死後の場所を暗喩する定番表現のひとつだそうです(日本で言う三途の川みたいなものかしら?)
スタトレ宇宙をコアラが支えてるのはこのシリーズのお約束 - 死んだ艦隊士官がしれっと生き返るのもお約束。その辺はシーズン2第3話「永遠のトム・パリス」でシャックスが生き返ったときに散々いじってました
今回の感想
どんなに友好的だろうと、古代人が作ったコンピュータが登場した時点でもはや暴走するのは確定です。これはもうTOSからの伝統なので仕方ありません。むしろちゃんと暴走してくれたので一安心ですよ(苦笑)
ティ・リンがバルカン人らしく冷静で、良い突っ込み役として機能してましたなー。ボイムラーはマリナーとの掛け合いもいいですが、冷静な副官とのコンビという定番パターンは、目新しさには欠けますがやはり安心感があります。彼女の一押しで指揮官らしさに目覚めるのも実に良いです。
フリーマン艦長が自信満々で自分で作業して失敗するのに対し、ボイムラーは部下に任せる自信がなくて自分で全部やろうとして失敗するという構図でした。まあどっちもリーダーとしてはダメなんですよねぇ。
自分も割と自分で全部やろうとしちゃうボイムラータイプなんで、身につまされます。
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