スタートレック・ヴォイジャー:S4第26話「裏切られたメッセージ」あらすじや感想など
シーズン4 第26話(通算94話)「裏切られたメッセージ」”Hope and Fear”のあらすじ
5ヶ月前に届いた艦隊からの暗号メッセージは、データの損傷が酷く依然として解読出来ないままだった。
近隣の惑星と商取引をしていたクルー達は、現地人のアートゥリスという人物を乗船させる。彼は言語能力に長けた種族だった。
彼のおかげで艦隊メッセージの一部が解読されたため、それが示した座標へと進路を取る。
待っていたのは宇宙艦隊の最新鋭艦U.S.S.ドーントレス号だった。
ドーントレス号は全く新しい設計の艦だった。無人の状態でこの座標まで送り込まれたらしい。
艦は量子スリップストリームドライブという画期的なワープシステムを装備しており、この艦を持ってすれば地球まではわずか3ヶ月の道のりとなるのだ。
クルー達は大いに盛り上がるが、ジェインウェイは状況が出来すぎだと感じていた。
メッセージの未解読部分をなんとか解読したジェインウェイは、アートゥリスがメッセージの内容をすり替えていた事を知る。同時にキムとトゥヴォックもドーントレスが艦隊の船ではないことを突き止める。
正体がバレたアートゥリスは、ジェインウェイとセブンを捕らえてドーントレスで逃亡する。
彼の種族はボーグに滅亡させられていた。ジェインウェイが生命体8472への対抗策をボーグに与えてしまった事が原因だと考え、逆恨みをしていたのだ。
彼の目的はドーントレスでボーグスペースへ突っ込み、ジェインウェイ達が同化されていく様を見ることだった。それが彼の復讐なのだ。
だが量子スリップストリームを使って追ってきたヴォイジャーによって2人は救出され、アートゥリスだけがボーグスペースに取り残される。
不安定なスリップストリームは使えなくなったが、一気に300光年を飛び越えたヴォイジャーは、再びアルファ宇宙域へと舵を切るのだった。
補足情報や感想など
- 暗号メッセージはシーズン4第15話「宇宙の闇に棲む狩人」でダウンロードしたものですね
- ヘイズ提督は劇場版「ファーストコンタクト」にも登場しました。ドミニオン戦争下でも無事健在なようです
- ドーントレスの船籍はNX-01A。NXは試作艦に付くナンバーですが、NX-01だけだと「スタートレック:エンタープライズ」のエンタープライズのナンバーになってしまいます。ちなみに以前登場したプロメテウス号はNX-59650
- 量子スリップストリームドライブはシーズン5「過去を救いに来た男」にも登場します。さらに「ディスカバリー」で描かれる未来世界だと民間船でも装備するような一般的な技術になるようです
- 今回の黒幕であるアートゥリスが、ヴォイジャーではなくジェインウェイ個人を名指しして「お前が悪い」と恨みを述べるのは結構ポイントな気がします。もはやデルタ宇宙域ではジェインウェイの名前が悪名として轟いてますな……
- シーズンラストということで地球に帰れる希望が見えたり艦隊の新型艦(偽)が登場したりと見所が多いですが、ストーリーの軸になってるのはジェインウェイとセブンの関係の方ですね。シーズン4はセブンの成長が大きいシーズンでした
ヴォイジャーの目次ページはこちら