スタートレック・ヴォイジャー:S5第6話「過去を救いに来た男」あらすじや感想など
シーズン5 第6話(通算100話)「過去を救いに来た男」”Timeless”のあらすじ
雪と氷に覆われた惑星にキムとチャコティが探索にやってきた。2人がついに見つけ出したもの、それは氷の中に沈んだヴォイジャーだった。
全てが凍り付いた船内には、クルー達の遺体が散乱していた。その中にはジェインウエイ艦長やセブンの遺体もあった……
その日ヴォイジャーは量子スリップストリームドライブの完成を祝っていた。
だがトムはまだドライブが不完全なことを見つけてしまう。このまま飛べば大事故は必至だった。しかしエネルギー源のベナマイトクリスタルは大変不安定な物質で、今を逃すと次に試せるチャンスは何年後になるか分からなかった。
量子スリップストリームを成功させるため、キムがデルタ・フライヤーで量子トンネルを先行してヴォイジャーに修正値を送りながら飛ぶことになるのだが……
ヴォイジャーが氷漬けになっていたのはアルファ宇宙域の外れにあるタカラ星系の惑星だった。量子スリップストリームに失敗し墜落したヴォイジャーがその氷の下に眠っているのだ。
墜落事故から15年。
先行したデルタ・フライヤーに乗っていたため生き延びたキムとチャコティは、過去を変えてヴォイジャーを救おうとしていた。
キムは時間を超えて正しい修正値を送ることで、ヴォイジャーの事故を防ぐつもりなのだ。だが目的のために罪を重ね、今では艦隊から追われる身だった。
艦隊の追っ手に追い詰められる中、キムは修正値を過去のセブンのインプラントに直接送信するが、その修正値も効果を発揮せずヴォイジャーは墜落してしまう。
そこでキムはスリップストリームを止める修正値を送信する。
その修正値により歴史は変わり、ヴォイジャーは墜落を免れた。
量子スリップストリームの実験は失敗に終わったものの、それでも約10年分の距離を飛び越えることができた。
セブンは未来から送られた信号の中に、現在のキムへ向けたメッセージを発見する。
キムは存在しなくなった未来の自分からのメッセージに、彼が歩んだ人生の重みを感じるのだった。
補足情報や感想など
- 典型的な過去修正話ですが、見所沢山です
- 量子スリップストリームドライブは、シーズン4第26話「裏切られたメッセージ」で入手した技術ですが、実用化には到っていませんでした。そしてもちろん今回でも実用化には届きません
- DSCシーズン3第1話「希望を信じる者(前編)」では民間船に装備されるような技術になっていることが語られていますが、ベナマイトが貴重なことは変わらないようでした
- 酔っ払ったセブン好き(苦笑)
- 2人を追って現れる艦隊の船(U.S.S.チャレンジャー号)の艦長役でジョーディ・ラフォージ”大佐”が登場するのが嬉しいサービスです。でもこの世界線は歴史改編で消えちゃうんですよねぇ。ちなみにTNG最終回で描かれた別の歴史では、ジョーディは艦隊を辞めて小説家になっていました
- ジョーディとチャコティの会話のやりとりが大人ですねぇ
- 氷の下のヴォイジャーも良いのですが、雪原に墜落するヴォイジャーのシーンが見所。これは「The Star Trek: Ships of The Line 」というカレンダーの2001年版にも使われた印象的なシーンで、個人的には大好きなのです
- ちなみに来年版の最新カレンダーはこちら
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