シーズン3 第17話(通算59話)「ボーグ・キューブ」”Unity”のあらすじ
カプラン少尉と共にネクリットと呼ばれる領域の偵察に出たチャコティは、連邦の救難信号をキャッチして未開の惑星に上陸する。
だが突然襲われてカプラン少尉は死に、チャコティは地球人女性ライリーに助けられる。
この星には様々な星から連れてこられた色々な種族が暮らしており、互いに対立しているという。チャコティを襲ったのもそんな他種族グループの一つだった。
しかし彼女は何かを隠している様子だった。
一方ヴォイジャーは、機能を停止して漂流しているボーグキューブに遭遇する。
乗り込んで調査してみるとキューブは完全に機能を停止していた。だが停止の原因は分からない。ボーグよりもさらに強力な敵がいる可能性が浮上し、ジェインウェイ達に緊張が走る……
その頃チャコティは、ライリー達が元ボーグだと言うことを知る。
ライリーはウルフ359の戦いで同化されていたが、電磁嵐の影響で集合体から切り離され、個人を取り戻したのだという。
ライリー達はこの惑星を新たな故郷と決めていた。そしてこの星の争いを終わらせるために、惑星の住人全体を一つの集合体としてリンクすることを計画していた。
彼女たちはヴォイジャーに協力を要請してくるが、その計画のためには軌道上のキューブにある神経電気フィールド発生装置を再起動させる必要があった。
しかしそれはあまりに危険な行為であり、ジェインウェイはその提案を却下して物資の支援のみを行うことにする。
だが彼らはチャコティを操ってボーグキューブを再起動させ、惑星に集合体を構築する。
ヴォイジャーは戦闘態勢に入るが、キューブはそのまま自爆してしまう。彼らの目的は果たされたのだ。
チャコティは解放されヴォイジャーはこの惑星を後にするが、改めてボーグの持つ力の大きさに触れ、ジェインウェイ達は不安を隠せないのだった……
補足情報や感想など
- 突然名前を呼ばれる見知らぬ士官は死ぬ法則……残りの女性クルーが67人に減りました
- ウルフ359のキューブは破壊されたので、そこで同化された人が残ってるのはちょっとおかしいような……?
- フラッシュバックで流れたウルフ359の映像はDS9第1話のものですね
- 本格的にボーグが再登場というだけにストーリーも二転三転して緊張感が続きます。クライマックスでキューブが起動してしまうところなどは、かなりハラハラさせられました
- さらに上位の敵の存在もほのめかしていて、先が楽しみになりますね
- ボーグという存在が決して悪いだけのものではないと描かれたのはなかなか興味深いところです。たぶん最初にボーグ集合体が生まれたときも、本来はあくまで平和的な目的だったんじゃないかなぁ、なんて想像してしまいます
- チャコティの最後の台詞のように、使い道を間違ってしまったのがボーグ集合体なのでしょうね……
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20世紀末当時、輸入雑誌等でスタートレックの最新情報を得る事が多く、親が駸々堂でたまに買っていたスターログやスタートレックマガジンで、この話を取り扱ったページを見てVOYでもボーグ出るんだーと楽しみにしていたのを思い出しました。
当時、日本でのほぼ最速放映だったスーパーチャンネルのまるごと24時間とか36時間とかが楽しみでしたね。
確かドクターが間違ってドローンを起動したシーンの写真でした…(苦笑)
チャコティの当番話では好きな話の一つです。
VOYのこの辺りは、偏りなく各キャラに焦点をあてた話が平等にあって好きな時期です。
序盤から積み重ねてきたキャラクターが丁度まとまって来るのがシーズン3辺りですから
この時期が好きだという意見があるのは良く分かります
セブン・オブ・ナインが登場してからは全体の雰囲気が変わってきますからね
そっちはそっちで好きなんですが