スタートレック: SNW・S3第2話「ウェディング・ベル・ブルース」あらすじや感想など
シーズン3 第2話「ウェディング・ベル・ブルース」”Wedding Bell Blues”のあらすじ
ゴーンとの戦いから3ヶ月
第一宇宙基地で修理を受けていたエンタープライズでは、惑星連邦設立100周年祝賀会の準備が進められていた。
また、コービー博士の研究プログラムに参加していたチャペルが帰ってくるということで、スポックも再会を心待ちにしていた。
だがチャペルはコービー博士と連れだって戻ってきた。チャペルは博士と交際を始めたというのだ。
ショックを受けるスポックに、見慣れぬバーテンダーが一杯のカクテルを勧める。それを飲んでグッスリ眠ったスポックが目を覚ますと、状況が一変した。
行われるはずだった祝賀会はスポックとチャペルの結婚式にすり替わり、クルーの誰もそれを疑問に思わない。そしてこの変化を認識しているのはコービー博士だけだった。
博士はこの異常事態を正そうと試みるのだが……
情報を整理してみる
- 今回の宇宙歴は2251.7
連邦創立100周年だそうです。惑星連邦の創立は西暦2161年なので、今回は2261年ということになります - チャペルがコービー博士といい仲になることは、TOSシーズン1第7話「コンピューター人間」で語られていますので、旧作からのファンにとってこの展開はわかりきっていたことだったりします
- エリカ・オルテガスの弟、ベト・オルテガスが登場。ウフーラに一目惚れしたようです
- 新しい医療スタッフとして、ギャンブル少尉が加わるようです
- スポックが謎のバーテンダーをバルカン人だと認識しますが、耳も尖っておらず当然バルカン人ではありません。コービー博士やパイク船長は同じ人物をアンドリア人と呼んでいます。視聴者にこの辺で違和感を感じさせる仕掛けになっているわけですね
- このバーテンダー兼ウェディングプランナーの顔はどこかで見た人物に似ているような……

(画像引用元:TOSシーズン1第17話「ゴトス星の怪人」本編より) - 強い怒りの感情で正しい記憶を取り戻したスポックはコービー博士とともにウェディングプランナーが犯人だと突き止めますが、彼の圧倒的な力の前に手も足も出ません
- スポックがチャペルの強い愛の感情を喚起したことで彼女も記憶を取り戻し、結婚式は成立しなくなります
- 思うようにならず癇癪を起こしたウェディングプランナーは全てをぶち壊そうとしますが、そこに現れたのは……
- 最後のパーティシーンで登場した手が3本あるバーテンダーは、TASに登場したアレックスと同じエドシアン(イドア人)です。この種族が実写で登場するのは初めてです(TASと同じアニメ作品のローワーデッキとプロディジーには出ています)
本来なら指も3本なのですが、実写版は指5本でした。映像作品で人体の欠損と判断される表現をするとレーティングが厳しくなるためだと思われます。彼女はパイク船長にスカウトされたので、今後はエンタープライズのバー「ポート・ギャレー」に勤務するものと思われます - オルテガスの弟ベトは、艦隊広報部の依頼で艦隊のドキュメンタリー映画を制作することになりました
- 一方オルテガスは、ゴーンに殺されかけたトラウマに苦しめられている様子で……
今回の感想
冒頭の展開からして今回はスポックの失恋話なのだろうと思っていたら、なんと! 思いも寄らぬ “Q" エピソードじゃないですか!!
もうね、羽佐間道夫さんの声が聞こえてきたところで全てが繋がりましたよ!
原語の担当声優もしっかりQ役のジョン・デ・ランシーさんですよ! 要するにウェディングプランナーの正体は “Qジュニア" って事じゃないですかー! ジェインウェイおばさん! 叱ってやって!
そしてもう一つ頭に置いておくべきは、TOSシーズン1第17話「ゴトス星の怪人」に登場したトリレーンというキャラクターです。彼は長年 “Q" の原型として考えられており、ローワーデッキとのコラボ回「大昔のサイエンティスト」でもマリナーから「Qはまだだけどトリレーンはそろそろ」などとネタにされていた存在です。
ウェディングプランナーの外見は、露骨にトリレーンに似ています。
つまり今回のエピソードでは、トリレーンが実は “Qジュニア" だったという繋げ方をして来たことが分かるわけです。「ゴトス星の怪人」でトリレーンを制止したのは"Q"と"レディQ"だったってことですよ。
その際にカーク船長と対立していますから、VOYシーズン7第19話「断絶するQ」においてジュニアが「カークは凡人だったかもしれないけど、活力にあふれてた」と、さも見てきたようなことを言っていたのも納得できます。
さらに「口のない宇宙人」を気に入ったのは、VOYで口うるさいニーリックスの口を塞いだ直後だったからかもしれません。色々想像が広がります。これはマニア心をくすぐる面白い繋げ方をしてきたものです。
……とは言え、結局劇中では「トリレーン」とも「Q」とも呼ばれることはなかったわけですから、その辺はボカしておくくらいでちょうど良いのかもしれませんけどね。
ウェディングプランナーは「コービー博士が僕らの昔の星を掘り返した」と言っていましたが、この辺の詳細は不明です。もしかしたら"Q"も元々は普通の生命体で故郷の惑星があり、そこを博士が発掘したのかもしれませんね。いずれその辺を扱ったエピソードがあることを期待したいです。
あとは最後のパーティシーンで、失恋して一人たたずむスポックがちょっとかわいそうでしたが、同じ失恋仲間のラアンがダンスに誘ってくれたのが救いでした。割といいコンビかもしれません。
今回は新キャラも続々登場しており、今後への展開が楽しみです。エドシアンを登場させたのにも驚きましたし、オルテガス弟は既にウフーラと名コンビになる予感がします。期待しましょう。
「SNW」の目次ページはこちら
