スタートレック:ディスカバリーS4第9話「ルビコン川」あらすじや感想など
(以下、文中にネタバレを多数含みます)
シーズン4 第9話(通算51話)「ルビコン川」”Rubicon”のあらすじ
DMAの目的は判明したものの、それで事態が大きく変わるわけではなかった。
ディスカバリーは発信器の信号を追跡し、ブックの船への潜入を試みる。
しかし潜入作戦はタルカの作った防御装置のために失敗する。タルカは兵器を完成させ、彼らはジャンプで逃走してしまった。
だが彼らの目的地がDMAであることは間違いなかった。ディスカバリーもそれを追ってDMAへと向かう。
勝負はDMAの中心にある制御装置をどちらが先に見つけるかの競争へとなった。
先に装置を見つけたディスカバリーは攻撃を防ぐために奮戦するが、互いのことを知り尽くしているバーナムとブックの戦いは膠着状態に陥る。
一方、宙域のボロナイト採掘率データを分析したことによりDMAの次の移動までに1週間の猶予があることが判明した。少なくともその間は新たな犠牲者が出ることはないのだ。
これを材料にバーナムはブックを説得することに成功する。一週間の間、連邦は10-Cとのファーストコンタクトに尽力し、失敗したらDMAを破壊するという条件だ。
交渉は成功しブックは敵対行動を止めることにする。
だがこれに異を唱えたタルカは武器を発射してしまい……
情報を整理してみる
- 「ルビコン川を渡る」とは、後戻りが出来ない一歩を踏み出すことを意味した慣用句です
- シーズン3第5話「鋼の意思」で離脱していたナーン中佐が戻ってきました。前回の任務のあと連邦保安部に復帰し、エメラルドチェーンとの戦いに加わっていたとのこと
- ナーン中佐はブックの船に装備された新型胞子ドライブを利用して彼の船を破壊する戦術プログラムを用意していました(新型胞子ドライブの弱点を突く攻撃ですから、当然最高機密レベルですね)
- DMAは破壊されましたが、タルカが計画していた動力源の回収には失敗しました。動力はワームホールの向こう側にあるようです
- 消失したDMAと全く同じ物が、同じ場所に新たに出現しました
- ブリーンとはドミニオン戦争においてドミニオン側に付いた種族で、2375年に地球への直接攻撃を行っています。ディスラプター兵器を使用する種族の一つとしても有名です
今回の感想
今回はバーナムが一歩引いて上陸班をサルーに任せていました。いやほんと普段からそうしましょうよ(苦笑)
ナーン中佐の復帰は意外でしたが、あくまでバーナムが決断出来ないときのための一時的な保険とのこと。艦内のセキュリティを考えれば早々に正式復帰して欲しいところです。ジョージャウまで居た頃に比べればまだまだ対人セキュリティには不安がありますが。
また今回はブライス少佐とリース少佐が上陸班に参加です。やはり初期メンバーに見せ場を増やしてますな。
バーナムとブックが一進一退の駆け引きを繰り広げる展開はなかなか面白かったです。2人が共に相手を信頼しながら読み合いをするのは良いですね。台詞の中に過去ネタをさりげなく入れてくる辺りも楽しめました(ブリーンはこの時代でも健在なようです)
DMA破壊という展開の割には、ラストの破壊シーンはビジュアル的にはあまり派手さは無かったですね。と言うかDMA破壊の前と後でのビジュアル的な違いがあまりよく分からないんですが……
むしろ今回は各キャラクターの心情描写を重視したお話という感じです。ナーン中佐を入れたのが効いてました。あとサルーとトゥリナ大統領というカップリングは意外でしたねぇ。この辺は何というか、サルーが可愛いです(苦笑)
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