スタートレック・ヴォイジャー:S5第24話「過去に仕掛けられた罪」あらすじや感想など
シーズン5 第24話(通算118話)「過去に仕掛けられた罪」”Relativity”のあらすじ
ヴォイジャーがデルタ宇宙域に飛ばされる前、建造作業中のヴォイジャー。作業の視察にやってきたジェインウエイだったが、なぜか艦内にはセブンの姿があった……
実はヴォイジャーには時間分裂爆弾によって木っ端微塵に爆破されてしまう未来が待っていた。それは本来の歴史にない出来事であり、何者かによる時間テロ行為だった。
29世紀の時間管理委員会に所属する時間艦レラティビティのブラクストン”艦長”はこれを防ぐ任務を負っていた。
彼は爆発直前から連れてきたセブンに協力を要請し事件を防ごうとする。首尾良く歴史を修正できればその時間軸は消滅するため、連れてきても問題は無いのだ。
建造中のヴォイジャーに侵入したセブンは爆弾が設置される位置の特定に成功するが、時間移動を繰り返した影響で息絶えてしまう。ブラクストン”艦長”はまた別の時間軸からセブンを呼び寄せ、今度は爆弾の設置を防ぐためケイゾン人からの襲撃を受けている時間に送り込む。
そこでセブンが遭遇した犯人は、”艦長”よりもさらに”未来のブラクストン”だった。
”未来のブラクストン”は時間精神病にかかっており、原因となったヴォイジャーに恨みを持っていたのだ。彼は歴史を変えて事件そのものをなくそうとしていた。
この会話を聞いたレラティビティの副官デュケーンはブラクストン”艦長”を解任し指揮権を剥奪する。
”未来のブラクストン”はさらに時間を超えて逃亡を続けるが、セブンの活躍でついには拘束される。
だがその過程で多くのクルーに姿を目撃されてしまった。これは時間規則に反してしまう。
そこでデュケーンはジェインウエイ艦長を呼び寄せ、全ての事件が起きる前にブラクストンを止めて歴史を修正するように依頼する。
ジェインウエイの活躍で、事件が起きる前に”未来のブラクストン”は捕らえられた。
歴史は修正され、再び元通りにの時間軸に統一されるのだった。
補足情報や感想など
- 典型的な時間ネタエピソードです。そうは分かっていても、やはりこういった冒頭の入り方はやはりワクワクさせられます
- 火星のユートピア・プラニシア造船所が描かれるのは貴重なシーンですね
- ブラクストンはシーズン3「29世紀からの警告」でも登場しているのですが俳優は別の方です。この事件のことを恨んでいたんですね
- タカラ星系での時間の逆転というのは「過去を救いに来た男」の件です
- 機関室で登場するキャリー大尉はシーズン1「裏切り者」の冒頭で毒リンゴをとってきて以来の久々登場です。4年も未登場だったキャラクターが意外なところでの再登場となりました(ちなみにシーズン1登場時の日本語訳名はケアリー。この後シーズン7でも登場します)
- 劇場版「ファーストコンタクト」への言及があったり、「ケイゾン総攻撃」のシーンがあったりと、ちょっとした総集編風味ですね
- いろいろ矛盾は多いものの、スタートレックらしいエピソードだと思います。ただ少々詰め込み気味で分かりにくい点も多いですね
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