宇宙大作戦:S2第10話「惑星オリオンの侵略」あらすじや感想など
シーズン2 第10話(通算39話)「惑星オリオンの侵略」”Journey to Babel”のあらすじ
惑星コリードに関わる外交問題について話し合うため、小惑星バーベルの会議へ向かうエンタープライズは、様々な惑星の代表団を迎え入れていた。
バルカンの代表サレク大使とその妻のアマンダも乗船する。2人はスポックの両親だった。
スポックとサレク大使の間にはわだかまりがある様子で、カークはそれが気がかりだった。
惑星コリードの連邦加入については賛成派と反対派の対立が続いており、中でもテラライト人のガブ大使はサレク大使に対して攻撃的だった。
コリードにはダイリチウムの鉱山があり、その利権が対立を生んでいたのだ。事実コリードからは略奪が起きているという。
エンタープライズは所属不明の小型宇宙船から執拗な追跡を受ける。小型船はトリタニウムの外壁を持ち、連邦やロミュランやクリンゴン船の特長とも異なっていた。
そんな中、ガブ大使が何者かに殺される。殺害方法がバルカンの死刑法”タルシャヤ”と酷似していたため、サレク大使に疑いがかかる。しかし心臓に持病があるサレク大使は倒れてしまう。手術にはスポックからの輸血が必要だった。
また、小型船と船内の誰かが暗号通信を行っていることが分かるが、船内を探索していたカークはアンドリア人に刺され重傷を負ってしまう。
スポックは船の指揮を優先し輸血を拒否する。これは論理的な行動だった。
輸血を行わせるため、カークは無理をしてブリッジに戻り指揮をとる。
拘束していたアンドリア人が小型船と通信していることが判明するが、その途端、小型船は攻撃を仕掛けてくる。敵の速度が速すぎてエンタープライズは苦戦するものの、カークの機転で小型船を行動不能にする。
しかし小型船は自爆してしまい、捕らえたアンドリア人も毒を飲んで自殺してしまう。彼も成形でなりすました偽物で、本物のアンドリア人ではなかった。
サレク大使の手術は成功し、目を覚ましたスポックは今回の事件の主犯はオリオン人だと推測する。コリードのダイリチウムを略奪していたオリオン人は、コリードが連邦に加入するのを嫌ったのだ。
ともかく事件は解決し、カークもスポックも当分は医務室のベッドで安静にすることになった。手間のかかる2人をベッドに縛り付けることができて、マッコイは満足げに微笑むのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は通算第39話にあたるエピソードです
- スポックの父サレクが初登場です。どう見ても以前登場したロミュラン船の艦長と同じ顔ですが気にしてはいけません(えー
- スポックとサレクは18年間もろくに口をきいていないという台詞がありました。そういえば「ディスカバリー」でもまともに顔を合わせることはなかったですね。
- オリオン人が主犯として語られますが姿は現しません。オリオンが犯罪者集団というイメージが着々と作られていきますね(テンディが怒りそうだなぁ)
- その後会議がどう決着したのかは描かれないまま終わります(えー
※会議の結果についてはTNGシーズン3第23話「英雄症候群」にて語られます
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