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スタートレック:ビヨンド あらすじや感想など

00.劇場版

劇場版13作目「ビヨンド」あらすじ

ファイブイヤーミッション開始から3年

フィボナン人とティーナックス人との和平協定に臨んでいたカークだったが交渉は失敗。フィボナンが和平の印として差し出した遺物は、エンタープライズの倉庫に保管された。

エンタープライズはしばしの休暇のため宇宙基地ヨークタウンへと進路を取る。

間もなく誕生日を迎えるカークは、同じ日に死んだ父親よりも年上になることに複雑な思いだった。また長期の宇宙任務で生き方を見失いつつあった彼は、船を降りることを考え始める。

またスポックも未来からやってきたもう一人のスポックの死を聞かされ、その遺志を継ぎバルカン民族復興のために生きることを考え始める。

そんな折、未知の異星人の脱出ポッドがヨークタウンに流れ着く。彼女はカラーラという名で、彼女の乗っていた探査船は未知の星雲の先にある惑星に不時着しているという。

エンタープライズが救助活動に向かうことになった。星雲の先にある未登録の惑星アルタミッドが目的地だ。

だが惑星に到達したエンタープライズは未知の敵から襲撃を受ける。群体のような無数の敵に為す術なく航行能力を奪われ、敵の侵入も許してしまう。船内に侵入した敵の狙いは、フィボナンの遺物「アブロナス」だった。

通常エンジンを復旧し星雲に逃げ込もうとするエンタープライズだったが、ドーサルネック(円盤部と第2船体の接続部)を破壊され、カークは船を捨てることを決意する。

しかし脱出したクルー達は次々と捉えられ、円盤部は惑星へと墜落していく……

ほとんどのクルーは捕まってしまったが、脱出に成功したカーク達わずかなメンバーは、敵の手を逃れた。

一人で遭難したスコットはジェイラという女性に助けられ、彼女の隠れ家に案内される。それは大昔に墜落した艦隊の船、U.S.S.フランクリン号だった。

マッコイとスポックは奇妙な遺跡に身を隠す。その遺跡は明らかにフィボナンの遺物と同じ技術が使われていた。

そしてカークとチェコフはカラーラと共に墜落した円盤部を目指す。だがカラーラは敵クラールの手先だった。なんとか彼女とクラールの部下達を撃退するものの、円盤部のセンサーで仲間を探す計画は失敗してしまった。

捕らわれたクルー達も敵の正体を探るべく活動を開始するものの、偵察に出たウフーラとカトーは再び捕まってしまい、クルーの一人シルが隠し持っていたアブロナスもクラールに奪われてしまう。

アブロナスはかつてこの星に栄えた種族が作った強力なバイオ兵器だった。クラールはこれでヨークタウンの住民を全滅させようとしていたのだ。

その頃スコットとジェイラに合流したカークとチェコフは、フランクリン号の転送装置でマッコイとスポックを救出すると、クルーの救出作戦を開始する。

カークがおとりとなって攪乱する隙に基地へと潜入したスポックらは、戦いの末クルーの救出に成功するものの、クラール達はヨークタウン攻撃に発進してしまう。

フランクリン号を復旧させ後を追うカーク達は、敵船群のネットワークをラジオ音声で妨害して破壊することに成功するが、クラールはヨークタウンに侵入してしまう。

クラールを追う中、カークはクラールの正体がフランクリン号の船長バルタザール・エディソンだと気付く。エディソンは他者の生命エネルギーを吸って生き延びながら、自分を見捨てた連邦に恨みを募らせていたのだ。

エディソンはヨークタウンの換気装置からアブロナスをバラまこうとするが、カークは死闘の末これを防ぎ、宇宙に放り出されたエディソンは命を落とす。

事件は終わり、カークとスポックはともに船に残ることを決意した。

そして彼らの前には、新造されたA型エンタープライズの勇姿があるのだった。

補足情報や感想など

  • リブート版スタートレックシリーズの劇場版3作目、スタートレックシリーズの劇場版としては13作目にあたります
  • 前作に引き続きケルヴィン・タイムラインを舞台にしています
  • 4作目の予定もありますが、出演者のギャラ交渉が決裂しており続編は未定です(えー)
  • JJエイブラムス監督はスターウォーズの方に行ってしまいました
  • 劇場公開される直前、チェコフ役のアントン・イェルチン氏が事故死されております。ご冥福をお祈りいたします
  • また、前作から今作の間に元祖スポック役のレナード・ニモイもお亡くなりになっているため、その追悼要素もあります。元祖メンバーのポートレートを眺めるシーンは、もうこれだけで涙ものです
  • 初めてこの映画の予告を見たとき、登場した悪役異星人がちょっとジェム・ハダーっぽかったので、ドミニオンでも出てくるのかと思って驚いたのですが全然違いました(苦笑)
  • ヨークタウンと言えば旧作ではエンタープライズAに改装される宇宙船でしたが、こちらの時間軸では巨大な宇宙ステーションです。建造に用いられたと思われる科学技術もプライムタイムラインにくらべて随分進歩しているようです
  • 艦隊の船はワープナセルの接続部が構造的に弱いのがデザイン的に明らかですが、今回初めて、と言うかやっとそこを集中的に狙う敵が現れたので感心したものです(苦笑)
  • 前半最大の見所はやはり円盤部の墜落シーンですね
  • U.S.S.フランクリン号はNX-326。2160年代に行方不明になった船とのことです。ちなみに惑星連邦の成立は2161年、ENTのエンタープライズはNX-01です
  • プライム・タイムラインでもフランクリン号はこの惑星に墜落しているはずですが、どうなったのかは分かりません
  • ズインディの名前が出てきたりエディソンがMACO出身だったりするのは、ちょっとしたファンサービス要素と思いますが、前作に比べると今作はそういう旧作要素はかなり抑えられていますね
  • クライマックスのヨークタウンでの戦闘シーンは、いかにもCG全盛の映画という感じがします
  • 最後の決戦の舞台となる換気装置の中枢が、これ見よがしに高いところにあるのはもはやギャグですね(苦笑)
  • ファイブイヤーミッション3年目でエンタープライズはA型に乗り換えです。2262年ですから、本来の歴史ならまだパイク船長時代ですよ。随分と歴史のスピードが加速してしまったものです

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2022年4月27日00.劇場版

Posted by raccoon81920