新スタートレック:S6第15話「運命の分かれ道」あらすじや感想など
シーズン6 第15話(通算141話)「運命の分かれ道」”Tapestry”のあらすじ
ルナリア人の襲撃により人工心臓にダメージを負い、生死の境をさまようピカード艦長。
昏睡状態で夢の中に現れたのは天使……かと思ったが、それは"Q"だった。
“Q"はピカードの人生の転機となった21歳のある日からやり直しをさせる。その2日後、ピカードはノーシカン人と喧嘩の末に心臓を刺されて重傷を負うのだ。
ピカードは過去の後悔を塗り替えるように行動した末、問題の喧嘩を回避する。だがその結果親友との関係を壊してしまう。
次の瞬間、未来に戻されたピカードは艦長ではなく天体物理学助手で、階級は中尉になっていた。若い頃の失敗を回避したことで、その後の人生が全て変わってしまったのだ。
それは平穏な人生であったが、あまりにも物足りない生き方だった。
ピカードは再度やり直すことを願い、今度は歴史通りに心臓を刺されて重傷を負う。
そして次に目覚めたとき、ピカードはいつも通りのエンタープライズにおり、ビバリーの治療で命を取り留めていた。
“Q"の真意は測りかねたが、ピカードは人生を見つめ直す機会をもらったことに対して彼に感謝するのだった。
補足情報や感想など
- シーズン2第17話「愚かなる欲望」にて語られた艦長の過去が今回のポイントになります
- “Q"はこのエピソードの直前にDS9に立ち寄っています(DS9シーズン1第7話「超生命体 “Q"」)
- 朝チュンで隣に"Q"が寝ているところは大爆笑。その後のピカードが胸を隠す仕草も最高に面白いです
- といった風に全体的にコメディチックな作りではありますが、テーマはなかなか深いです。過去の後悔をやり直したいというのは、人間なら誰でも考える永遠のテーマですね
- クライマックスで"Q"がピカードに投げかける言葉の数々は多くの人の心に刺さるんじゃないでしょうか。でもちょっとストレートにテーマを語りすぎな気はしましたけどね
- ただ個人的には、真面目に地味に生きる人生も決して悪いものではないと思います。それもまたひとつの生き方です。
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