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スタートレック: SNW・S3第8話「4人と半分のバルカン人」あらすじや感想など

09.ストレンジニューワールド(SNW)ストレンジニューワールド

シーズン3 第8話「4人と半分のバルカン人」”Four-and-a-Half Vulcans”のあらすじ

3日間の上陸休暇を得たエンタープライズは、有名なリゾート惑星であるプルマンティー3号星へと向かっていた。

その途中、バルカン最高司令部からの依頼でテザー星へと立ち寄ることになった。テザー星はワープ未満の文明のため本来は接触出来ないのだが、艦隊設立前にバルカンが援助を行ったことがあり、その際に供与したエネルギーシステムが崩壊の危機にあるというのだ。

修理にはバルカン人として惑星に乗り込む必要があるため、ケルコブ血清によって遺伝子レベルでバルカン人に変容したパイク船長、ウフーラ、ラアン、チャペルの4人と、スポックが惑星へ向かうことになった。

バルカン人の高い能力を得たパイク達はアッサリと修理を完了し、船は再びプルマンティー3号星へと針路を取る。

だが4人を元に戻すための血清は上手く作用せず、4人は地球人に戻れなくなってしまった。

すっかりバルカン人になってしまった4人は、論理的ながら独善的なバルカン人的行動を繰り返す。

そして新しい血清が完成してもパイク達はそれを使用することを拒み、バルカン人として生きることを宣言する。

ウーナ副長やスポック達は、なんとかパイク達を説得しようとするのだが……

情報を整理してみる

  • 今回の宇宙歴は3111.1
  • ケルコブによってスポックが地球人になったのは、シーズン2第5話「シャレード」での出来事
  • ランタナイトであるペリア中佐にはケルコブ血清は作用しませんでした。彼女にはLSDなどの幻覚剤も効かないようです
  • オープニングの日本語ナレーションがバルカン調になっていましたが、原語でもやっぱりバルカン調でした。あと前回の宇宙怪獣ジカルが映像に追加されてます
  • バルカン人は地球人よりも嗅覚が優れていて地球人の匂いが嫌いというのは、ENTから登場した設定です
  • バルカン人とロミュラン人は大昔に2つに別れた同一人種です。話し合うことが出来ない事というのはこのことですね
  • ウーナ副長は4人のカトラ(魂)に直接呼びかけて説得するため、バルカン人の有名な霊媒師で元カレのダグを呼び寄せることにしました
  • ダグを演じているのはパットン・オズワルトさんですね。個人的には「エージェント・オブ・シールド」で演じられていたケーニグというキャラが好きだったりします
    スタートレックシリーズではPICシーズン2第2話「処罰」にて声の出演をしている程度なのですが、「500ページの夢の束」というスタートレックを題材にした映画では、クリンゴン語を話して主人公を助けるという一風変わった警官役を演じています
  • ラアンは情報操作で敵対種族間に戦争を起こそうとしていました。クリンゴン、オリオン、ゴーン、ソリアを互いに戦わせるつもりだったようですね。このうちソリアだけは人型種族ではありません。TOSシーズン3第9話「異次元空間に入ったカーク船長の危機」などで登場しています
  • 「バルカン人は化け物か」って吹き替えは、「連邦のモビルスーツは化け物か」のパロディかしら……?
  • ダグの協力のおかげでパイク、ウフーラ、チャペルは元に戻りましたが、ラアンだけは簡単にはいきませんでした
  • ラアンとスポックが対話をした「カトラスペース」の中で「クジラ水槽」が描かれていましたが、初代エンタープライズにクジラ水槽はありませんので、これはあくまでイメージということなんでしょう。見た感じ科学ラボのセットを少し変更しただけのようでしたし……(この段階でクジラ水槽があると「故郷への長い道」と整合性がとれなくなっちゃいますからね!)
  • バルカン人は肉を食べない菜食主義者なので、料理は全て植物性です。プロミークスープは代表的なバルカン料理としてシリーズで度々登場しています
  • バテル船長はパサーク中将の後任として艦隊司法部長のポストを打診されました
  • 今回はエンドクレジットの後にオマケがありますので、ちゃんと最後まで見ましょう!

今回の感想

今回はキャラクターの変化から始まるコメディ風味のエピソード。

上陸任務があるのにその様子が一切描かれず、リゾート惑星の描写も一切ありませんので、だいぶ割り切った構成という印象です(全部船内セットで済むので撮影はやりやすそう)

4人が完全なバルカン人になったことで、スポックの不完全さが浮き彫りになるという構図は良いですね。なにげに重要なテーマですよ。でも半分地球人でもあるからスポックはスポックなんですよねー。

ラアンの持つ攻撃性がロミュラン的なものとして表面に出てくるというのは、なかなか面白い設定の生かし方だなぁと思いましたよ。優性人類の独善的な部分をここに絡めてくるのは上手いなあ。

またカークとスコットの関係がどんどん馴染んでいくというのも良いですね。これからの2人の長い付き合いを知っていると、思わず笑みがこぼれます。

ただ吹き替えのパイク船長のしゃべり方はちょっとわざとらしかったかなぁ。ここはマイナスポイントかと。

ウーナ副長がダグにメロメロなのもわざとらしかったですけど、これは笑えました。バテル船長がブチ切れるのも好き。髪型の不適切な地球人は笑った。洗脳されてるベトひでえ。

スポックとラアンのダンスは相変わらずねちっこかったなぁ。スタッフはこの二人のダンスシーンに随分こだわりがありそうですね。

それにしてもニラネギのシャーベットって見た目は美味しそうなんだけどなー。ニラ臭いのかしら。プロミークスープは確かに不味そうでしたけど。

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