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07.ピカード(PIC)

スタートレック:ピカードS3第4話「勝ち目のないシナリオ」あらすじや感想など

投稿日:2023年3月10日 更新日:

(文中にネタバレを多数含みます)

シーズン3 第4話(通算24話)「勝ち目のないシナリオ」”No Win Scenario”のあらすじ

5年前(2396年)、テンフォワードで食事中のピカードは艦隊候補生達の求めに応じて過去の武勇伝を語っていた。だがその場には……

現在、もはや死を待つばかりとなった艦内は絶望に包まれていた。U.S.S.タイタンは星雲の重力井戸に囚われ、エネルギーは尽き、生命維持装置はあと2~3時間で停止する。

ピカードは残りの時間で息子ジャックと対話しようとするのだが……

一方、死を静かに受け入れようとするライカーとは対照的に、セブンは可変種を追って奮闘していた。ショー艦長のアイデアでセブンは可変種に罠を張る。

ビバリーも星雲内の重力波に一定のパターンがあることを見い出す。重力井戸の中心に居る存在に気付いたピカード達は、そのエネルギーを利用した脱出作戦を立案する。

初めは反対していたライカーも覚悟を決め、クルー達は団結して作戦を開始するのだが……

情報を整理してみる

  • 冒頭のバーのシーンで大きく写ったミニチュアはエンタープライズCですね
  • ピカードはヒロージェンと交戦したことがあるとのこと
    ヒロージェンはVOY中盤に登場した敵対種族の一つです。デルタ宇宙域を活動域とする種族なので、宇宙艦隊で接触したことがあるのはヴォイジャーくらいだったんですが、どうやら連邦の領域にまでやって来たみたいですね。ウォーフが対応したということなので、おそらく時期的には「ネメシス」の後、エンタープライズEで接触したのではないかしら?
  • ヒロージェンは狩猟民族で、アルファというのはその狩猟グループのリーダーを指します
  • タマリアン人はTNGシーズン5第2話「謎のタマリアン星人」で初登場。LDシーズン2第2話「ケイション 彼の目は開かれた」 では艦隊初のタマリアン人士官が登場します
  • ピカードは若い頃に親友のジャック(ビバリーの死んだ夫でウェスリーの父親)と共にアルギリウス4号星にてシャトルで遭難したそうです。この際のことをピカードは「勝ち目のないシナリオ」と記しているとのこと
  • 「勝ち目のないシナリオ」とは「コバヤシマルテスト」の別名でもあります。本当にスタトレのスタッフはコバヤシマル好きですねー(苦笑)
  • アルギリウス星系については、TOSシーズン2第14話「惑星アルギリスの殺人鬼」にて登場しています
  • 可変種の工作員は今回の事件が起きるよりもかなり前からタイタンに潜入していたようです(つまり艦隊にはかなり数の可変種が潜入している?)
  • ピカード家の男子は20代後半くらいには髪の毛が後退し始めるみたいです(涙)
  • 可変種はヴァーディクを使って、ジャックが持つ「資産」と呼ばれるものを手に入れようとしている模様。しかしそれが何なのかはまだ不明です
  • ショー艦長はU.S.S.コンスタンスの機関部員だった際にウルフ359の戦いに参加し、多くの友人を失いました(ちなみにDS9のシスコ指令もウルフ359の生き残りで、この際に奥さんを失っています)
  • 星雲は実は羊水のような物で、重力井戸の中心では巨大な宇宙生物が誕生しようとしていました
  • ファーポイントでの遭遇については、記念すべきTNGシーズン1第1話「未知への飛翔」で描かれています(これはさすがに覚えている人多いでしょう)
  • 手動で艦を操作するのはTNGシーズン3第6話「メンサー星人の罠」を思い出します(今回は操縦桿までは出てきませんでしたが)
  • 今回の宇宙歴は78183.10

今回の感想

ホロデッキのエネルギーを生命維持に回せよーと思うのは私だけではあるまい。まあそれじゃあ話が進まないんですがね。※ちなみにヴォイジャーではエネルギー不足の時はホロデッキ停止してました(例外多数)

前半のライカーは不自然なほど後ろ向きというか消極的な面を見せるので大変「らしく」ないのですが、気持ちが切り替わって昔のノリを取り戻してからは実に頼もしいですね。

パッド上の写真だけとは言え、オドーの顔が見られたのはとても嬉しいです。しかし他の可変種もあの壺なんだ。デザイン一緒かよ(苦笑)

ショー艦長がウルフ359の生き残りというのは如何にもという感じ。そりゃあ恨みも持ちますよねぇ。でもこの件でピカードを恨んでる人は山ほど居そう。年齢的にも生き残っていれば艦長以上のクラスの人多いだろうし、ピカードが艦隊とイマイチ上手くいってないのも、この辺に根深い物がありそうな気が……

セブンと可変種との対決というのもよかったですな。正確には若干違いますが、これまでありそうでなかったボーグとドミニオンが戦うシチュエーションとも言えるわけで、これはこれでなかなか燃える展開です。

しかしなんでヴァーディクは量子トンネル捨てちゃったのかね。あれ使えば最後取り逃がさないで済んだでしょうに? ※一応、重力井戸内のタイタンを追うために余計な重量物を捨てたということのようです

とはいえ、前回がストレスのたまる展開だったところから、今回は一転して各キャラクターがそれぞれの特技や知識を活かして団結し危機を乗り切るという、スタートレックの王道中の王道展開だったのは物凄く満足度高し!!

ご都合主義でも、これでいいんです。

宇宙生物がヒントになる展開も実にいいですし、ショー艦長が機関部員時代の経験を活かして活躍するのも良いですねぇ。でも「ハンセン中佐」って呼ぶのはバレバレだったなぁ(苦笑)

危機を乗り切り、ワープで飛行するタイタンを写しながらピカードが日誌を読み上げるというこの安心感あふれるシーンも懐かしすぎで変な笑いがこみ上げてきましたよ。

あとはジャックの心情に踏み込んだ脚本が実に上手かったですなぁ。過去のシーンのピカードのやっちゃった感ときたら、まぁ……

ラストのバーのシーンを見てからもう一度序盤のホロデッキでのピカードとジャックの対話のシーンを見直すと、ジャックの心情がさらによく分かります。役者さんも実に感情こもった演技をしていらっしゃいますので、ここはリピート視聴推奨です。

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執筆者:


  1. 時計 より:

    確かTNGとDS9の頃はホロデッキのパワーは独立していてパワーダウンに巻き込まれはしないものの他に流用も出来ないっていう設定がありましたね。
    VOYの暗黒の汚染空間エピソードでは無かったことになっちゃってましたが。

    ウルフ359の所はシスコの時もそうでしたが、ああなるのは責めにくいです。
    自分でも似たような態度取っちゃうだろうなと思います。
    ジャックがかばおうとしてくれたのは良かったですが…基本、今のところいい子ですよね。
    不穏な要素がとても気になりますが。

    ヴァーディクのナイフ、シンゾンの持っていたものだと思うのですが、ここも何かあるんですかね…

    • raccoon81920 より:

      ホロデッキの設定はシナリオの都合で色々変わりますからねー
      互換性が無いと言いつつ艦全体に影響を及ぼすことも多いですし、VOYも初期の頃はあれだけエネルギー不足と言っていたのに使ってましたし(苦笑)
      ジャックはなんというか死亡フラグが多いのがちょっと気になります。生き残って欲しいなぁ
      あのナイフどっかで見たなぁとは思ったものの思い出せてなかったんですが、そうか確かにシンゾンのナイフですね!
      ヴァーディクについてはまだ情報が少なすぎて先が読めません

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