妙典橋の開通式を見てきました
2019年3月26日、ようやく待ちに待った妙典橋が開通しました。本日開通式が行われていましたので、折角ですので見学させて頂きました。
この橋は江戸川の下流に新しく架かった橋で、千葉県市川市の妙典地域と、原木中山側を繋ぐ4本目の橋になります。
妙典橋による恩恵とは
まず最も恩恵を受けるのは、この地域に住み徒歩や自転車で移動する方々でしょう(私も含みます)
これまでは電車を使わずに妙典と原木中山を行き来しようとする場合、一番河口側の湾岸道路を使用するか、北側にある行徳橋または新行徳橋を渡るしかありませんでした。どちらも妙典駅・原木中山駅からは距離があります。
湾岸道路は交通量の多い幹線道路であり、一番河口側に離れているためアクセスが悪く、歩行者が利用するには不便です。
行徳橋は古い橋のため道幅が狭く、歩道は更に狭くて自転車同士がすれ違うにも難儀するような幅しかありません。
新行徳橋はバイパスとして作られたため車での通行には良いのですが、こちらも歩道は狭く通行には不便です。
今回開通した妙典橋は十分な広さのある歩道が用意されており、これなら歩行者にも自転車にも便利です。イオン妙典店からわずかな距離にあるため、原木中山側からの買い物客も増えると思います。
逆に妙典側からも、下総中山にあるショッピングモールの「ニッケコルトンプラザ」や、西船橋方面へのアクセスが楽になります。
次に恩恵を受けるのはやはり産業用途の流通でしょう。原木中山の河口側には工場や倉庫が多いのですが、これらの工場などから都心方面へ向かう車両の多くが湾岸道路を利用しています。渋滞が多い路線ですし、また車両が集中することで渋滞に拍車をかけています。新たな迂回路が出来て車両が分散することで渋滞緩和にも期待が出来るでしょう。
そして休日に東京ディズニーランドを利用する方々にも恩恵があります。妙典橋から繋がる新浜通りは、そのままディズニーランドの駐車場入り口正面まで一直線です。妙典橋の原木中山側はすぐに外環道に繋がる交差点ですし、京葉道路の原木インターまでほんの2km弱しかありません。ディズニーランドに埼玉方面などから車でアクセスする際に、首都高を通らず外環道からこちらを回ってアクセスすることが出来ますので、利用者は首都高の通行料を節約できますし、湾岸浦安出口でいつも休日に起きる渋滞も緩和が期待出来ます(残念なことに妙典橋から原木インターまでの直通道路の方はまだ未着工なのですが・・・)
現状で唯一心配なのは、ここに大型車などが大量に通行するようになって事故が増えるような悪影響が起きることでしょう。新浜通りは地域の住民道路として使われている道路ですので歩行者や自転車も多いのです。残念なことに私が普段見ている限り信号無視や無灯火の自転車は多いですし、車道を走っているランナーも見かけます。交通量の増加は少々心配なところではあります。
開通式の様子
開通式ということで、車両通行開始前に歩行者に開放されました。式典の様子は殆ど見えなかったのですが、開通式の様子の一部をご紹介します。
(結構混雑しています・・・)
(東京メトロ東西線の車庫を跨ぐためにかなり高い位置に作られており、眺めも良いです)
(原木中山側はすぐに外環道に接続する交差点です。橋の勾配は最大7%でした)
(おまけ)
(特別ゲストでチーバ君も来ていました。子供に大人気でしたよ(苦笑))