黒部ダムを見たい!
2019年7月31日から2泊3日で黒部ダムから立山を回ってきました。
自分は建築関係に従事していることと、元来のSFや空想科学好きも相まって大規模建造物は大好きなのですが、その中でも黒部ダムは一度見てみたいと思っていた建造物の一つでした。
これまでなかなか行くチャンスがなかった(というより積極的にチャンスを作ろうとしていなかった)のですが、今年は時間に余裕があるため行ってみようと期をうかがっていました。
本当なら世間が夏休みにはいる前、7月中にでも行ければと思っていたのですが、あいにくの雨続きで結局8月に食い込んでしまいました。ここまでずれ込んだならいっそ盆休みをやり過ごして8月下旬から9月という線も考えたのですが、なんとなく今年は台風がバンバン来そうな予感がしたので行けるときにすばやく行くことにしたわけです。
天気予報をにらみつつ出発日を決定、前日にweb予約を使って立山黒部アルペンルートの切符予約を入れました。食料なども買い込み出発準備を整えます。
さて当日、3時半に起床し朝食と用を済ませたら最寄り駅の始発を使って出発です。
まずは東京駅から一気に長野へ向かいます。新宿から松本経由で行くルートも考えましたがやはり新幹線で長野まで行ってしまった方が速いのでこちらを選択。知らない土地へ行くときは時間に余裕を持つのが定石です。ちょっと旅費はかさみますけどね。
北陸新幹線の高崎以降は初めて乗ったのですがトンネルばっかりで景色的には全くおもしろくありませんね!
それにしてもあっという間に長野に着きました。速い速い、これでまだ7時40分。
長野から扇沢へ
長野駅からは扇沢までバスを使います。東口出入り口通路の直ぐ下にある売店がバスの切符も扱っていましたが、あいにくクレジットカードは使えません。カードを使える売店もあるらしいのですが店員さんに聞いても場所が良くわからなかったので素直に現金で購入しました。2800円。
扇沢行きは25番バス乗り場。程なく観光バスが到着して乗り込みましたが、こちらのバスはあまり人気がないのかお客さんはまばらです。一方お隣の白馬行きバスは長蛇の列でした。今日はそっちの方が大人気。
約1時間半バスに揺られやっと扇沢に到着しました。乗り物で疲れてしまうのが黒部観光の欠点ですね。
扇沢から地下トンネルを電気バスで
あらかじめweb予約をしておきましたので窓口ではスマホのバーコードを見せるだけで切符をもらえます。便利なものです。私が購入したのは扇沢から立山駅までの片道通り抜け切符です。平日限定切符なので7660円とお得。発行日から5日間有効で、その間にアルペンルートを抜けることが出来ます。
切符を受け取ったら改札を通って電気バスに乗り込みます。長野側はトロリーバスが廃止されて電気バスに変わってしまっています。これに乗ってしまえば次はようやく黒部ダム駅です。
黒部ダム駅に着くと早速分かれ道、私は迷わず展望台へ向かう長い階段の方へ。200段少々の階段など、どうということはありません。
到着しました。
いやー、こんな山奥によくもまあこんなデカイ物を作ったものです。これを作るのがどれだけ大変だったかという話については、様々な資料や再現映像等がすでに世に出ておりますのでここでは触れませんが、当時の技術者・作業員の方々のご苦労には本当に敬意を払います。
とはいえ、現在のこの場所はすっかり観光地ですね。観光客でいっぱいです。私が見物していた時間は午前11時前くらいだったのですが、この時期この時間だと展望台からの眺めにちょうどいい具合に虹がかかるんですね。天気も良く、なかなか壮観な眺めでラッキーでした。
ダムカレーを食べよう!そしてダムカードをもらう
お昼には少々早かったですが朝食も早くておなかが空きましたのでレストハウスで昼食にします。ここに来たからにはダムカレーを食べないわけにはいきません。まあ、カレーとしては至極普通の味でした。カレーソースの具はしめじがメインでしたので、肉も欲しければやはりカツカレーにすべきでしょう。
まぁここでしか食べられないという点を除けば、やっぱり普通のカツカレーなんですけどね。
食事後は1階の売店でダムカードをゲット。ダムカードもらうのは初めてなので他のダムではどうなのか知りませんが、もらうには条件があるんですね(転売対策かな?)まあ普通にここに来ていたら普通に一枚もらえるはずですし、それで十分ですので問題ないですけどね。
ひとしきり観光したら次の目的地の室堂へ向かいます。そこのキャンプ場でテント泊の予定です。
(つづく)