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スタートレック:ピカードS1第五話「スターダスト・シティ・ラグ」あらすじとか状況整理とか感想とか

07.ピカード(PIC)

セブン・オブ・ナイン登場!しかし…

スタートレック・ピカード第5話の配信が始まりました。

お待ちかねのセブン・オブ・ナインが登場しましたが、今回はいろいろと気が滅入る内容が…

(以下、ネタバレしまくりです)

第5話のあらすじ

13年前、ヒュパティア星系の惑星フェアゲッセンにて、捕らわれたイチェブが麻酔も無しにボーグインプラントを摘出されていた。皮質ノードを摘出しようとする直前にセブンが助けに入るが、既に瀕死の状態だったイチェブの頼みでセブンは彼を安楽死させる。

2週間前、フリークラウドのスターダスト・シティにて、タル・シアーに追われて逃げ延びたマドックス博士をブジェイズルが拘束していた。

フリークラウドに到着したピカード一行はブジェイズルがタル・シアーとの交渉のために仲介業者(フェイサー)を募集している事を知る。そこでセブンは自分の身柄とマドックス博士の身柄交換を提案する。

リオス船長がフェイサーに扮して交渉を開始。

一方、ラフィは交渉の段取りを整えた後、ピカードに別れを告げ船を離れる。ラフィの目的はフリークラウドに居る息子のガブリエルとの関係を修復することだった。しかし彼はラフィを恨んでおり、拒絶されたラフィは悲嘆に暮れる。

ブジェイズルとの交渉は順調かと思われたが、セブンの目的は復讐であり、ブジェイズルもそれを承知していたため交渉は意味を失う。

ピカードは復讐を制止し、一行はマドックス博士を連れて船に戻るが、セブンはレンジャーと合流するフリをしてブジェイズルの店に戻り、彼女への復讐を遂げる。

救出されたマドックス博士は衰弱していたが、火星の事件と人工生命禁止の真実を探るためにダージとソージを送り出したことを語る。しかしジュラティ博士は医療システムを操作してマドックス博士を殺してしまう…

情報を整理してみる

  • セブン・オブ・ナインは自警団「フェンリス・レンジャー」に所属している。
  • フェンリス・レンジャーは勢力を失いつつある(第4話での情報)
  • フリークラウドは、かじき座アルファ星系にある金融と歓楽街の惑星(よく見るとクワークの店の看板が…)
  • マドックス博士はブジェイズルから借金をして研究を続けていたが研究所はタル・シアーに破壊された
  • ブジェイズルは元ボーグを見つけては解体して売り払う犯罪組織の女ボス。レンジャーから指名手配されており、イチェブの仇としてセブンが追っていた
  • ジェラティ博士はマドックス博士と親密な関係にあった
  • イチェブはUSSコールマンの科学士官だったがブジェイズルの待ち伏せで捕らわれた
  • ちなみにボーグは皮質ノードが無いと生きられませんが、イチェブには皮質ノードはありません(ヴォイジャー148話「セブンの涙」参照)
  • 火星の陰謀の裏に「8枢機卿」という存在が?(今回初登場の名称)
  • ダージやソージの通信に登場していた母親はAIで、彼女たちの起動も制御している
  • ジュラティ博士は「償い」と称してマドックス博士を殺した。おそらく第3話の時点で、オウ准将に「何か」を見せられてタル・シアー側の協力者となった模様

今回の感想

前回と打って変わって今回は心理描写多め。そして全体的にやるせない状況が続きます。

特に旧作からのファンとしてはイチェブがせっかく艦隊の士官になっていたのにあのような最後を遂げていたと描かれて、これについては残念でなりません…

セブンはここから仲間になって一行に加わるのかと思っていましたが、復讐を遂げたあと孤立無援の戦いになってしまいました。まあ簡単に死ぬことはないでしょうが…再登場に期待したいです。

ラフィの方はというと、こちらも幸せに見放されているのが悲しいですね。まあ彼女の息子はイチェブのように死んでいるわけではありませんので、関係修復のチャンスはまだあると思いたいですが。

折角登場したマドックス博士の方はあっさり退場。ジュラティ博士は裏切りフラグ立ってましたから予感はしてました(3話の時ピカード達を助けに入るタイミングがちょっと出来すぎでしたからねぇ…)

でもこれEMHの医療記録には残るだろうし彼女が殺したことはすぐにバレるんじゃないかなぁ? そのくらいの記録は改ざんしちゃうのかしらねぇ。

また、治安悪化した地域はフェンリス・レンジャーのような自警団の力で何とか秩序を保っているとか、現役の艦隊士官のイチェブが犯罪組織に捕らえられていたりとか、どうも連邦の力が衰えてきていることをほのめかす描写があちこちに見受けられます。これも物語に影を落としている印象です。

う~ん、何ともやるせないなぁ…

その一方で、前回から一行に加わったエルノアが今回は完全にコメディリリーフに。やや陰鬱な今回の内容の中でちょっとした癒やしになってます。卓越した戦士という本来の立場が完全にどこかに行ってしまいました(苦笑)

それを言うとピカード艦長も今回はノリノリで悪役を演じるだけで大して役に立ってません。セブンを説得したりはしましたが、結局はあの結果ですからねぇ…

あとはクワークが名前だけ出てきましたが「くだらん騒動だった」と一笑に付されていたのには笑いました。

そして今回は再生キューブの方は全く描かれず。下手にあっちの話を挟まない方が物語がスッキリして見やすいです。

さてピカード艦長が再生キューブを目的地と定め、物語も丁度折り返し地点です。

とはいえ真っ正面から再生キューブに乗り込むとも思えませんし、まだライカー達も登場していません。次回の展開がちょっと読めなくなってまいりましたぞ…

「ピカード」の目次はこちら

2021年9月22日07.ピカード(PIC)

Posted by raccoon81920