3日目の朝です
2019年8月2日です。朝4時ぐらいになると周囲のテントの人たちが活動を開始する気配がしはじめます。周囲もだんだん明るくなりますので、こちらも自然に目が覚めてしまいますけどね。
今日はテントを撤収して東京へ帰るのです。
帰りは富山側へ抜けて一気に新幹線で東京に戻る予定。
美女平に抜ける立山高原バスの始発が室堂発8時ですので時間にはだいぶ余裕があります。
まずはインスタントのリゾットと魚肉ソーセージ、トマトスープで朝食をとり、コーヒーなど飲みつつのんびりします。今朝はちょっと雲が厚いですね。
周りを見ていると早い人はテントを畳んで出発しているようですが、私はのんびり荷物の整理です。 テントを撤収して荷物が整ったのが6時半頃、室堂ステーションへ向かいます。
室堂駅はまだ売店等も開店していませんし人の姿も多くはありませんでしたが、やはりここまで来ると自販機もトイレもちゃんとしていて安心です。 私と同じく始発のバスで富山方面へ向かおうという人はそれなりにいましたが、大した人数でもありませんでした。バス1台で余裕な感じ。
定刻通り、バスは美女平へ向かいます。
この立山高原ルート、春先は「雪の大谷」として有名なルートですね。
雪の壁の間を歩くというのも一度はやってみたいと思いますが、いざ来たら来たで100mも歩けば飽きそうな気もします(苦笑)
薬師岳などを眺めながらバスは下り、50分ほどで美女平へ。
そこからケーブルカーに乗り継いで、ようやく立山駅まで到着しました。時刻は9時7分です。
ここまで来ると普通に電車の駅で普通の町です。自販機の価格も観光地価格ではなくなります。ただ乗り継ぎには時間がかかり、電鉄富山行きの電車の発車時刻が9時50分。結構間が空きます。
休憩所で軽食をとりつつ電車を待ちます。 ようやく発車時刻になり、今度は電車で一路富山へ。
それにしても、単線のローカル電車から見える景色というのは日本全国大差はありませんね。千葉のローカル電車乗ってるのと似たり寄ったりの田園風景です。
ただ遠くにアルプスの山々が見えるところだけは決定的に違いますが。
電車は順調に走り、11時過ぎに富山に到着。
少しくらい市内観光でもしようかと思っていましたが、すでに30度を超えている気温の前にすっかりその気は失せました。涼しい山から下りてきたことをもう後悔しています。
この気温の中、重い荷物を持って歩き回る気は更々ありませんので、とっとと新幹線に乗ってしまうことにします。 ちょうどいいぐあいに11時19分発の新幹線がありましたので速攻で駅弁を買って乗り込みます。インスタント食続きでしたので肉!肉が食いたい!ということで牛すき焼き弁当です。
そんなに混み合っていなかったので自由席で十分でした。
それにしてもやはり新幹線は速い。あっというまに東京に戻り、15時には自宅の最寄り駅に到着しました。これにて今回の旅行は終了です。
梅雨が長引いてなかなかタイミングが難しかった日程でしたが、結果的にはほぼベストだったのではないかと思います。今週にずらしていたら台風3連発を気にしなければなりませんでしたからね。
雨には一切降られず強風に煽られることもありませんでしたので快適でした。
景色に今一つ恵まれなかった点だけが少々残念ではありましたが。