スタートレック:プロディジーS2第15話「アセンション・前編」あらすじや感想など【暫定】
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン2第15話(通算35話)「アセンション・前編」”Ascension, Part I” のあらすじ
ヴォイジャーではプロトスターを過去に戻す方法が検討されていたが、突如ジェリコ提督から作戦中止の命令が下った。
宇宙艦隊司令部は、事件に関わりすぎているジェインウェイ達がこれ以上事態を悪化させることを恐れており、時間調査局が事後の対応を引き継ぐ方が得策と考えたのだ。
プロトスターを引き連れて地球へと針路を向けたヴォイジャーの艦内では、命令を残念だと思う反面、肩の荷が下りてホッとした雰囲気が流れていた。
そこに、ソルムのイルシュランから通信が入る。
ソルムがアセンシアに乗っ取られ、惑星連邦に対する戦争の準備を進めているというのだ。しかもアセンシアは時間を操る謎の技術を入手し、急激な軍拡を進めていた。
だがこの通信はアセンシアには筒抜けであり、イルシュランもアセンシアに捕らえられてしまう。
そして、通信により位置を特定されてしまったヴォイジャーにはアセンシアの巨大戦艦が襲いかかり……
情報を整理してみる
- 今回の宇宙歴は61945.4(2384年)
- サブタイトルの “Ascension" は上昇という意味の単語ですが、SFでは「高みの存在に昇華する」という意味でよく使われます。高次元生命体へ進化する話はシリーズにも何回かありますね。別作品ですが「スターゲイト」でも同様の意味で頻繁に出てくる単語です
- 艦隊のシステムは対ウイルスプログラムが更新されたことで、"生きた武器" に対応出来るようになったとのこと
“生きた武器" を分析していた後ろ姿のキャラはバイナー人でした。バイナー人は、TNGシーズン1第15話「盗まれたエンタープライズ」やLDシーズン4第7話「バッジーがいっぱい」などに登場。種族全体がコンピューターとリンクしている種族です。確かに彼らなら対抗措置を考案出来るでしょう - マ・ジェル率いるノバチームは、ホロデッキのシミュレーションで編隊飛行の訓練をしていました
フォーメーションの際に冷却インターロックを開けてプラズマを発生させるのは、TNGシーズン5第19話「悲しみのアカデミー卒業式」でニック・ロカルノ率いるノバチームが失敗した ”コルボード・ファイヤー” フォーメーションの手順なのですが、今回マ・ジェルチームがやっていたフォーメーションは “ブースビー・スーパーノヴァ" というそうです - ブースビーは艦隊アカデミーの庭師で、アカデミーを舞台にしたエピソードによく登場する名物キャラクターです(日本語吹き替えだと何故かカール・ゴッチと名付けられてしまうのですが…)
- ゼロの身体はまもなく機能を停止すると判明し、ドクターは新しい体を作ることを提案しました
デイストローム研究所に協力を仰ぐということから察するに、アンドロイド(シンス)のボディを作ろうという考えのようです。だから機械技術者であるジェンコム・ポグにも作業を担当させようという話になるんですね
実体のない生命体にシンスの身体を与えるという話は、DISシーズン4第3話「生きることを選べ」でもやっています - ジェインウェイ提督がチャコティにこの時代のバッジを渡しますが、実はこの形のバッジの初登場は、VOY最終回「道は星雲の彼方へ」にまでさかのぼります。このエピソードで未来から来たジェインウェイがしていたのがこのバッジで、今回2人が話していた昔話はまさしくこの時の事を言っているわけです

(画像引用元:ヴォイジャー「道は星雲の彼方へ」本編映像より) - 「時間調査局 (the Department of Temporal Investigations)」は、DS9シーズン5第6話「伝説の時空へ」や、SNWシーズン2第3話「明日、明日、そして明日」などに登場しています。セクション31以上に、艦隊の歴史の影に(過去から未来まで)深く関与している組織と言えましょう
- 宇宙艦隊は現在「ロミュラン避難計画」のために手薄になっていたところに、シーズン1の “生きた武器" による攻撃で多くの艦を失ってしまったため、かなり余裕のない状態のようです
- A500型アンドロイドは、PICシーズン1「星図と伝説」、「終わりの始まり」などに登場しています。データに比べると能力的にだいぶ劣りますが、単純な労働力としては重宝されているようです(しかし、まもなく起こる事件によって使用が禁止されます)
- イルシュランはソルムで撃墜されたシャトルの通信装置を利用して艦隊に亜空間通信を送ってきました
- ソルムの評議会は解体され、アセンシアの独裁軍事政権になったとのこと
- アセンシアの軍事工場内は時間の流れが異なり、外での数時間の間に中では何ヶ月も経過しているとのこと(精神と時の部屋とか時間断層とかいったアレですね)
- 敵艦の謎の武器により、ヴォイジャーはエネルギーを吸い取られ始めてしまいました。敵艦はシーズン1でも登場した “Rev型" と同型のようですが、かなりパワーアップしている模様です
- ノバチームのグロムが負傷してしまったため、ダルがノバチームに加わります
- チャコティ艦長と共にプロトスターチームもプロトスターで迎撃に出ます
- ノバチームの使用する戦闘機「マーク2・ノヴァフライヤー」はトム・パリス大尉の設計だそうです
- ヴォイジャー、プロトスター、ノバチームの連携で起死回生の反撃を行ったものの、量子魚雷は敵ドローンの防御ネットに阻まれ、ヴォイジャーは反撃の手段を失ってしまいました
- アセンシアの入手した時間操作技術の出所は果たして……
今回の感想
今回何に驚いたかって、ノバチームのグロム(ルリアン人)が女の子だったことですよ!!
あー、でもまあ、こんな感じの女子もいるよねー(苦笑)
ゼロの新しい体を作ろうという流れでデイストローム研究所の名前が出てくるのには唸らされました。A500型の名前も出てきましたし、シンスの設定と繋げてくるんですねぇ。その辺を分かって見てると、この新しい体を作ろうという計画がシンス禁止令に阻まれるだろう事も予想出来てしまうわけですよ。ゼロは希望に目を輝かせていましたが、頓挫するのが分かっているというのはなんとも切ないですね……
でもおそらくは、その逆境をどう乗り越えるか? という展開をシーズン3でやろうとしてたんじゃないかしら。今回はそのための伏線だったんじゃないかと思います。
ジェインウェイとチャコティが昔のヴォイジャーを語るところは、旧作からのファンにとってはたまりませんな!
シリーズでは珍しい艦載機による戦闘を入れてきたのも新鮮でしたが、その機体設計者がトム・パリスというのもファンサービスが効いてます。
さて、プロトスターは取り戻しましたが、そう簡単にめでたしめでたしにはなりません!過去に戻す手段が見つかっていませんし、大きな問題であるアセンシアとの決着もまだ全然ついてませんからね!! シーズン2のクライマックスがここから開始です!
窮地に陥ったヴォイジャーを救うために各キャラクターがそれぞれの戦場へと向かうところは燃えますねー。チャコティの後押しでダルの顔つきが変わるとことかグッときましたよ。この辺はベタな展開なんですけど盛り上がります。敵機を誘導してプロトスターに活路を開くという作戦も冴えてて、今回のダルはとても有能です。
しっかし相変わらずアセンシアは憎たらしいですなーーーーー!
なにやら未知の技術を手に入れて圧倒的優位に立ったことで増長しまくってて、憎たらしさもパワーアップです。ソルム評議会も牛耳って独裁者になってるとか、悪役ぶりもここまでくれば大したものです。
それにしても……
ウェスリーーーーおめーかよーー!!!!!!
なに捕まっとんじゃいワレ!!!!!wwwww
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