スタートレック:ローワー・デッキ S4第6話「フェレンギ パースのハートの館」 あらすじや感想や元ネタ解説など
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン4第6話(通算36話)「フェレンギ パースのハートの館」”Parth Ferengi’s Heart Place”のあらすじ
U.S.S.セリトスはフェレンギへとやってきた。惑星連邦加入を希望するフェレンギとの最初の手続きを行うためだ。
利益に対しては貪欲なフェレンギが相手のため、フリーマン艦長は慎重に事に当たろうとしていたが、ヴァセリー提督は交渉が簡単に進むと信じて楽観的だった。
だが案の定フリーマン艦長の不安は的中し、交渉は初手からフェレンギ側に主導権を取られてしまう。ヴァセリー提督は艦長の忠告も聞かず、すっかりロムとリータのペースに乗せられてしまい……
一方、ランサム副長からボイムラー達4人にはとある任務が下された。艦隊の観光ガイド情報をアップデートするために、フェレンギ星の飲み屋や観光地を実地調査するというものだ。
ボイムラーは効率よく調査するために綿密な計画を立て、マリナーはフェレンギ人の友人クインプと酒場で落ち合うことにする。
そしてラザフォードとテンディは、偽の新婚カップルを演じてフェレンギのスイート・ハネムーンコースを体験することになった。しかしホテルにチェックインするまではノリノリだった二人は、いざとなると途端に恥ずかしくなってしまい……
情報を整理してみる
- 今回の宇宙歴は58901.5(2381年)
- 謎の船による襲撃で、今回の犠牲者はフェレンギ船でした
- グランド・ネーガスのロムがDS9以来の登場です。リータもしっかり彼を支えているのが嬉しいですね!(ちなみにリータはベイジョー人)
- セリトスと共に停泊していた艦隊の船はU.S.S.トロント(NCC-70494)
- フェレンギではカップルを装ってカップル割引をせしめようとするのは終身刑にあたる重罪とのこと
- 相変わらず昇進に不満を抱いていたマリナーはカジノで大暴れし、その結果クインプに大損させてしまいます
- フェレンギには破産者一覧を張り出す掲示板設備があるようです。悪趣味だなー
- 夫婦じゃないことがバレそうになったラザフォードとテンディは、たまたま居合わせたドクター・ミグリーモをダシにして逃げ出しました
- フリーマン艦長が提督を無視して一計を案じたことで、逆にロムからの信頼を得ることになり、フェレンギの連邦加入手続きは前進することが出来ました
- ボイムラーは結局調査には行かず、ホテルでフェレンギのシットコムを8時間ぶっ通しで見続けてしまいました
今回の元ネタ解説
※小ネタは多すぎて全部は把握できていません。何か思い出したらまた追記します。
- ジェネシス装置というのは劇場版カーンの逆襲に登場したテラフォーミング装置。ただし効果が強力すぎるため、惑星表面を一撃で破壊する兵器にもなります
- ヴァセリー提督はシーズン1第4話「湿った船」以来の登場、フェレンギ人のクインプはシーズン1第2話「外交特使」以来の登場です
- マリナーがいじっていた「ステムボルト」といえば、DS9シーズン1第15話「第5の月 “ジェラドー」でノーグとジェイクが転売してたアレでしょう
- モアブ4号星は、TNGシーズン5第13話「遺伝子操作惑星」で舞台となった惑星です
- 会食のテーブルにはフェレンギ人の好物の地虫が盛られていました(フェレンギ人は昆虫食を好みます)
- ロムとリータについてはDS9を見ていた人には説明不要ですね!というか、みんな見よう!
英語版の声優は当時演じられていたマックス・グローデンチック氏とチェィス・マスターソンさんがそれぞれ演じられています。日本語吹き替えについては、ロムはDS9では山崎たくみさん(シーズン5まで)と田原アルノさん(シーズン6以降)が担当されていましたが、今回は山崎さんが演じられているようです。個人的には田原さんのトボけた感じの演技も好きなんですけどねー
リータを担当されていた榎本智恵子さんは既に引退されているそうです - ランサム副長がラザフォードとテンディにカップル役を頼むとき「やっぱりホーナスとウェストレイクの方が適任かもな」ってボヤいてましたが、ホーナスはバーテンダーの男性、ウェストレイク大尉は医療室勤務の男性。まあそういうカップルというネタです
- スラッグ・オ・コーラは要するにコカ・コーラのパロディです。これとかルートビアとか、DS9は割とこの手のネタを入れてきます
- ベロア生地で燃えやすい昔の制服、というのは要するにTOS時代のチープな(失礼)制服のことですね
- 連邦体験レストランは背景にムガートが居ましたね。永遠の管理者のセットはわかりやすかった。他にもいくつかネタあったけど全部は思い出せん!
- マリナーが墜落させたと言っていたオーベルト級というのは小型の科学船で、TNGシーズン7第12話「難破船ペガサスの秘密」のUSSペガサスなどが有名です
- マリナーがバーで頼んでいた「ダガーオブマインド ”Dagger of the Mind”」というカクテル(?)の名前は、TOSシーズン1第9話「悪魔島から来た狂人」の原題から
- 今回登場した「フェレンギ金儲けの秘訣」は以下の通り
第62条 危ない事ほど儲けも大きい
第10条 貪欲は永遠なり
第8条 小さな文字は大きなリスク ※これは映像作品では初出とのこと。元は書籍で登場した項目だそうです - 最後にボイムラーを迎えに来たフェレンギ人が電磁ムチを使ってました。TNGシーズン1第5話「謎の宇宙生命体」でフェレンギ人が初登場した際にもこれを使っていたのですが、実は以後のシリーズでは数えるほどしか使われていません(えー)
今回の感想
今回はフェレンギが舞台なのでDS9成分多めですね。細かいところまでちゃんとDS9をリスペクトしてネタを配置してくれているのが本当に素晴らしい。
クワークの「連邦体験レストラン」行きたいなー。でもこの手のバーは日本じゃ流行んないんだよなぁ……
セリトスのクルーは性欲は強いがロマンチック度は低いってのは吹いた。
クインプはフェレンギ人としてはだいぶ良識的で友達思いのいい奴ですね。今回はどう見てもマリナーが悪いのに、突き放さずにちゃんと寄り添ってますし。
マリナーの方はと言えば、どうも彼女が妙に苛ついているのは、単に昇進に不満があるというだけの事ではないようです。今シーズンはこの件と謎の船の2つのネタを引っ張ってますね。
あとはやはりラザフォードとテンディですなぁ。こいつら普段あれだけイチャついてるのに、全然自覚なかったんかい!! でもこれで関係が進展するわけでもなく、普段の環境に戻ったらいつも通りになるというのは、いかにもローワーデッキらしい感じですね。普通なら今回をきっかけに一気に関係が進展しそうなもんなんだけどなー
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