宇宙大作戦:S1第6話「恐怖のビーナス」あらすじや感想など
シーズン1 第6話「恐怖のビーナス」”Mudd’s Women”のあらすじ
エンタープライズは正体不明の宇宙船を追跡する。それは地球の貨物船だった。
貨物船は逃げようとしてエンジンを破損し、エンタープライズは乗員の一人を転送収用する。彼はレオ・ワルシ船長と名乗る。
貨物船が爆発する直前、残りの3名の乗員を収容する。それは3人の美女だった。
追跡の際にリチウム結晶を破損したエンタープライズは修理のためにライジェル12号星に向かう。
船内で審問会が行われ、ワルシの本名がハリーだと判明する。密輸や盗品売買などの過去の罪状も明らかになる。
一方、3人の美女達は不思議な色香でクルー達を魅了していく。彼女たちは実は美女などでは無く、ハリーの持つ謎の薬で美しさを維持していたのだった。
ハリーは密かにライジェル12号星の鉱夫と連絡を取り、女性達を取引の材料にして自由を得ようとする。女性が欲しい鉱夫達はカークにリチウム結晶を渡すことを拒み、エンタープライズは墜落の危機に陥ってしまう。
そんな中、女性の一人イブはハリーのいいなりになることに嫌気がさして嵐の中に飛び出し、行方不明になってしまう。
磁気嵐のためエンタープライズのセンサーでは彼女を発見できなかったが、鉱夫のチルドレスは嵐の中でイブを見つけて連れ帰る。
カークは、ハリーが「ビーナス薬」を用いた結婚詐欺を企んでいたことを明らかにする。
イブの本当の顔を知ったチルドレスは彼女の姿が嘘だったことに怒るが、彼女の本当の魅力にも気付き、イブも星に残ることにする。
リチウム結晶を入手したエンタープライズは星を後にするのだった。
補足情報や感想など
- 日本での初回放送時は第13話にあたるエピソードです
- この時代のスペースオペラらしいグラマーな美女が登場します。全く恐怖でも何でもありません(苦笑)
- 女性のグラマーさを強調しておいてから、最後はやっぱり「中身が大事」とするあたりが粋ですね
- ハリー・マッドはこの後シーズン2「不思議の宇宙のアリス」やTAS「侵入した愛の妙薬」でも登場します(さらにディスカバリーにまで登場したのには驚かされました)
- このころはまだ英語でも翻訳でもリチウム結晶と呼ばれていますが、要するに後のダイリチウム結晶です。まだ設定が固まっていなかったんでしょうね
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