新スタートレック:S5第11話「暗黒星団の謎」あらすじや感想など
シーズン5 第11話(通算111話)「暗黒星団の謎」”Hero Worship”のあらすじ
エンタープライズは2日前に暗黒星団で消息を絶った探査船ビコ号を発見する。船体が大きく破壊されていたが、かろうじて生存者の少年1名を救出する。
少年の名はティモシー。彼は両親を一度に失い心に傷を負っていたが、助けてくれたデータには心を開く様子だった。データはティモシーと出来るだけ一緒に過ごすことにする。
船の破損状況からブリーン人の攻撃ではないかとも考えたが、何にせよ手がかりがないため、暗黒星雲へ調査に入ることにする。
ティモシーはデータの真似をしてアンドロイドのフリを始める。これが心の傷の表れであるのは明らかだった。データもティモシーに優しく接するようにし、周囲も調子を合わせて温かく見守ることにする。
暗黒星雲の調査の結果、特に敵対勢力などは感知されず。ピカードはビコ号大破の原因についてティモシーに確かめてみる。
ティモシーは自分がコンピューターパネルに触ったことが船が壊れた原因だと思い込み自分を責めていた。だが当然そんなことは起こりえない。
やがてエンタープライズもビコ号が大破したのと同じ重力波に襲われる。
ティモシーがその時のビコ号船内の会話を覚えていたため、データは脱出方法に気づき、艦は重力波を乗り切ることに成功する。
ティモシーはデータの真似をやめ、2人は友達になった。
両親の死を嘆くティモシーではあったが、ようやく笑顔も見せ始めるのだった。
補足情報や感想など
- 前回はウォーフの子育てでしたが、今回はデータです
- ティモシー役の子供はデータの真似が上手いですねぇ。かなり演技力のある子供だと思いますが、その後役者の道には進まず番組製作会社を設立してプロデューサーになったそうです
- ブリーン人の名前が出ましたが、実際に登場するのはかなり後になってからです(DS9中盤まで出てきません)
- データとティモシーの交流がじっくりと描かれて心に染みます
- ティモシーの心の変化が丁寧に描かれていて、とても秀逸な脚本と演出ですね……と思ったら、今回はパトリック・スチュワート氏の監督作だそうです
- 最後のティモシーの笑顔が実にいいですね
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