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09.ストレンジニューワールド(SNW)

スタートレック: SNW・S2第6話「ロスト・イン・トランスレーション」あらすじや感想など

投稿日:2024年2月27日 更新日:

シーズン2 第6話「ロスト・イン・トランスレーション」”Lost in Translation”のあらすじ

エンタープライズはバノン星雲へとやって来た。建設が遅れているデューテリアム精製基地の作業監督をするためだ。

ジム・カークが副長に内定しているU.S.S.ファラガットも合流し、彼もエンタープライズにやって来る。

一方、この星域に来てからウフーラは幻覚と幻聴を感じ始めていた。症状は酷くなっていき、幻覚と間違えてジム・カークを殴ってしまう。

この精製基地のシステムはなぜか作る端から不具合を発生しており、作業は暗礁に乗り上げていた。ペリア中佐が破壊工作の痕跡を発見し犯人を追うが、捕らえたラモンというクルーは酷い幻覚に襲われ現実を見失っていた。

やがて完全に正気を失ったラモンはエンタープライズにも破壊工作を行い、左舷ナセルを爆破して自分も死んでしまう。

次に正気を失うのは自分だと恐れるウフーラだったが……

情報を整理してみる

  • バノン星雲は既探査宇宙域の端に位置し、ゴーン領域の近くとのこと。そこに燃料補給基地を置くということは、宇宙探査だけではなく今後のゴーンとの対立を視野に入れてのことなのでしょう
  • デューテリアムとは重水素のことです。スタトレのエピソードにおいてはダイリチウムに比べると登場頻度は低いですが、宇宙船の燃料として使われる重要物資です。ENTシーズン2第6話「招かれざる訪問者」でもNX-01エンタープライズがデューテリアムを補給していました
  • ワープエンジンは重水素を元に水素と反水素を得て、その対消滅で発生したプラズマをワープコイルに流し込んでワープするという設定だそうです。しかしワープ5を超えるためにはダイリチウム結晶でプラズマを収束させる必要があるとのこと。地球で最初にそれを実現したのがNX-01というわけです
  • バサード・コレクターというのは宇宙空間に存在する微量な水素原子を収集する装置です。これを燃料に使って宇宙船を運行しようという理論は現実に存在します(提唱者は物理学者のバサード博士)
  • カーク兄弟のお父さん、ジョージ・カークは艦隊最年少で副長になった士官だったそうです。今回その記録をジムが破りました
    ちなみにケルヴィンタイムラインだとお父さんは2233年にネロの襲撃で亡くなりますが、正史だとまだ存命です(死亡時期は未設定のためはっきりしません)
  • ジム・カークは今回ウフーラと初対面、スポックとも初めて出合いました
  • ウフーラは家族をシャトルの事故で亡くしているそうです
  • ウフーラは死んだヘマー機関主任が残した動画からヒントを得て、未知の生命体が幻覚に関与していると気付きました。異星人類学が専門のサム・カークの分析のおかげで、収集したデューテリアムの中に生命体が存在し、幻覚という形で助けを求めるメッセージを送っていたのだと分かりました
    デューテリアムの精製作業はこの生命体にとっては大虐殺に等しい状態だったわけです
  • ウフーラを信じたパイク船長は精製施設を破壊して、この新種の生命体を救いました。それによりウフーラの幻覚に現れていたヘマーは笑顔を見せて消えました
  • ウーナ副長はアカデミー時代にペリア中佐の生徒だったとのこと
  • 今回の宇宙歴は2394.8

今回の感想

クルーが見た幻覚が事件の発端になるお話はスタートレックには結構な数がありまして、そのパターンにまた一本新作が加わりました。

今回の場合はそこからファーストコンタクトものへと展開しましたが、まさか基地を爆破までしてしまうとは思いませんでしたよ。まあ艦隊の誓いに準じてのことですから当然の行動ではあるんですけど、あとで色々責任問題になりそうだなぁ。パイク船長は責任は自分にあると言い切ってましたけど、基地に戻ったら提督からネチネチ責められそう(苦笑)

そして今回の見所はやはり我らがジム・カークでしょうなぁ。

このシリーズにジム・カークが登場するのは3回目ですが、本物がちゃんとエンタープライズにやって来たのは初めてです。当然ウフーラやスポックとも初対面。この3人がテーブルを囲みながらエンディングに入るというのは、なかなか嬉しいものがあります。これから長く長く続く友情の始まりですからね。早くマッコイ達も来ないかなー。

一方でカークと出合って心穏やかではいられないラアン保安主任の心情がいたたまれませんね……この辺の描写は実に上手かったですなぁ。

あと個人的には、エンタープライズのワープナセルにある赤いクルクル回るやつが設定も含めてじっくり描かれたのが嬉しかったです。このアナクロさが好きなんですよ(苦笑)※ちなみにこの装置は2270年頃には新型に切り替わって、改装型エンタープライズではプロペラはなくなります(劇場版1作目)

(さぁーなんとかローワーデッキ回の配信までに追いついたぞー!)

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