【30MM】キャタピラ周りのディテールアップ【陸戦アルトを作るその1】
陸戦アルトをじっくり作ってみる
最近プラモデルは30MMシリーズばかり作っています。
別にそれはそれでいいのですが、公式コンペに参加することを考えると、コンペには純正パーツしか使えないというルールがあるため工作自体はあまり大がかりな物より、お手軽な組み替えになりがちです(まあ、その分塗装の方で頑張ったりはしているんですが)
今年は工作技術の向上も目標に掲げていたものの、ここまでは特にそれといったことが出来ていませんので、もう少し色々とやってみようと思いました。
そこで今回のネタはこれです。
シリーズでも傑作キットの一つである陸戦アルトを、少しじっくりと作り込んでいくことにしました。
※今回は時間をかけて作るつもりなので、目次では通常の30MM記事と別項目にしています。
キャタピラをディテールアップしよう
最初に手を付けたのはキャタピラ周りです。
キットのままだとこんな形状です(右は墨入れしてます)
ガオガイガーのドリルガオーのキャタピラもこんな感じのデザインでしたね。冷静に考えればこの転輪の配置と本体の薄さで動輪も無しに回るわけはないのですが深く考えてはいけません(苦笑)
さて、これはこれでカッコイイのですが、あえて手を加えてみます。やはり思いつくのは戦車のプラモデルからの履帯の移植ですよね。
とは言え、どの戦車のプラモの物がサイズ的に合うのかが分かりません。同様な改造をやってる人はまだ他には居ないようでしたので、ネットで調べてもこれと言った情報が出てきません。自分で考えるしかありません。
で、辿り着いたのがこれです。
タミヤ1/48のIV号戦車です。古い世代の戦車ですので履帯の形状としてはあまりロボットSF的ではありませんし、1/48というスケールは1/144のロボットと組合わせるにはオーバースケールな感じがあるのも否めません。
でも、あえてこういうアナクロな物と組み合わせるのも面白いと思うわけです。リアルさよりも雰囲気重視です。
このIV号戦車のパーツですが、転輪の大きさがほぼベストと言っていいほど陸戦アルトのキャタピラとマッチしました。動輪はどこにあるんだなどと考えてはいけません。雰囲気が出てれば良いんです(苦笑)
履帯は力業でグッと曲げて合わせてやりました。もちろん曲げただけだと手を放したら戻ってきてしまいますので、接着剤でガッチリ固めています。
履帯の幅はちょっと細めになりましたが、かなり良い雰囲気が出せてるんじゃないでしょうか。
おそらくタミヤの1/48の戦車キットからであれば、他の物でもサイズ的に移植が可能だろうと思います。ただ履帯幅の太い一部の戦車(タイガーなど)を使うと幅がちょっと収まらないかもしれませんね。転輪が流用できるという点ではIV号戦車の方がベターだと思います(まあ他にこんなことをやろうとする人はそうそういないと思いますが……)