スタートレック:プロディジーS2第5話「観察者のパラドックス」あらすじや感想など【暫定】
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン2第5話(通算25話)「観察者のパラドックス」”Observer’s Paradox” のあらすじ
ヴォイジャーでは、失敗に終わったチャコテイ救出作戦の事後分析が進められていた。しかしダル達による証言の支離滅裂さに、上級士官達は頭を抱えるばかり。
ジェインウェイはタイムライン修復のためには失われたプロトスターの行方を追う必要があると考えるが、これ以上の混乱を恐れた艦隊上層部はワームホールを閉じて作戦を打ち切るよう命令してくる。
一方「謎の存在」からメッセージを伝えられていたマーフだったが、彼の言葉は誰にも理解できないためその情報は共有できないままでいた。
なんとかそれを伝えようとするマーフが床に描いた「螺旋」の図が、「謎の存在」に見せられたイメージと同じ物だと気づいたグウェンは、マーフ語を理解することが全ての謎を解く鍵になると考えるのだが……
情報を整理してみる
- 今回の宇宙歴は61865.1(2384年)
- 「観察者のパラドックス」というのは実際にある用語です。観察することで観察対象に影響を与えてしまい、正しい観察が出来なくなってしまうことを言います。量子力学ではよく使われますね
- クジラの名前はジリアンとのこと。この名前は劇場版4作目「故郷への長い道」に登場したクジラ学者のジリアン・テイラー博士が元ネタです
- ホロ・ドクターは相変わらずホロノベルの創作を続けているようです。その話に夢中になると周りが見えなくなるのも相変わらずですね
- チャコテイの民族については、VOYシーズン2第9話「天の精霊」の内容に準じつつ、当時はなかった情報が加わっています。今回の情報でチャコティの出身惑星が植民星のトレバスだと語られました。「旧惑星連邦植民地」と言っていたのは、この惑星がカーデシアとの協定で連邦植民地ではなくなったからです。それによって起った住民弾圧が原因で自衛組織のマキが組織されることになるわけですが、このへんの詳細はTNGシーズン7第20話「新たなる旅路」やDS9シーズン2第20話「戦争回避 パート1」で語られています
またトレバスという惑星が設定される前は、TNGシーズン7第20話「新たなる旅路」のドーバン5号星がチャコテイの出身惑星とされる場合もありました - 今回の謎解きで鍵となっている「螺旋」は、VOYでもチャコテイの民族の象徴として登場しているものです

(画像引用元:スタートレック・ヴォイジャー本編映像より)
チャコテイの民族は元々デルタ宇宙域に起源があり(!)この図はそのご先祖様の銀河地図が元になっているそうです。どうもご先祖はベイジョーワームホールを知っていたっぽいですねー(こちらの銀河地図を横にして見てみると、1本はベイジョーワームホール、もう一本はヴォイジャーやご先祖様のたどった航路とみることが出来ます) - ワームホールはヴォイジャーの量子魚雷によって閉じられました
- 元々水生海洋生物だったマーフの言葉は、水中でないと正しく聞き取れないことが判明、さらにクジラによる通訳を経由することで理解に成功しました
- マーフから教えられた数列を元に時間安定装置の位相を調整したグウェンは、異なる時間軸へ移動し「謎の存在」からのメッセージを受け取ります。そのメッセージは「奴らより先にわたしを見つけろ」という意味深な物で……
- ジェインウェイやグウェンは様々な状況証拠から「謎の存在」の正体は時間の渦の中に消えたチャコテイ本人ではないかと考えるのですが……
今回の感想
思いっきり「セリトス」がdisられてて吹いた!
これまで他シリーズをネタにしまくってたローワーデッキが、ついに「ネタにされる側」になったという記念すべき瞬間ですね(苦笑)
あと今回は様々なジェスチャーを見せるマーフがとても楽しいです。なに言ってるかはサッパリ分からないのに、何考えてるのかはなんとなく分かるという、動きの表現や声優さんの演技が光ってます。やっぱマーフ好きだわー
今回は割と地道な謎解き話でしたが、問題解決のためにはプロトスターを見つけ出して過去のタルス・ラモラに戻す必要があるという目的が明示されました。確かにそれ以外の「起きるはずだった出来事」は予定通りに起きているわけですから、それさえ出来ればタイムラインの修復は可能なはずです。
もちろんソルムの内戦(とアセンシア)の阻止というもう一つの目標は別問題として残るわけですけどね……
そして問題の「謎の存在」については、また色々と情報が出てきました。ここに来てチャコテイの民族についての設定が掘り返されてくるとはビックリですよ。インディアン……と言うかアメリカ先住民族のご先祖が異星人だったという割とトンデモ設定なんですが、なかなか面白いところを拾ってきたものです。
とはいえ「謎の存在」の正体がそんなストレートにチャコティだと結論づけるのは時期尚早ですわよ。まあ確かにここまでの状況証拠だとそれが一番まとまりいいんですけどねぇ。
プロディジーの目次ページはこちら
