【創彩少女庭園】結城まどかの素組みレビュー&組立ポイント等
創彩少女庭園 結城まどかを作るよ(その1)
コトブキヤさんの新しい美少女プラモデルシリーズ「創彩少女庭園」の第一弾、結城まどかさんが発売になりましたので、早速購入してきました。
通常版は通販で予約してあり到着待ちなので、先にコトブキヤ店舗限定の「ドリーミングスタイル・フレッシュベリー」を入手してきました。まずはこれを素組みしていきます。
箱の大きさはいつものFAガールやメガミデバイスと似たようなサイズなのですが、開けてみると結構隙間があります。武装がない分、大分空間に余裕があるようです。これなら一度箱から出したら二度と仕舞えない、なんてことはありません(苦笑)
新規のシリーズということで、組立説明書も色々と工夫しているようです。従来の説明書よりも初心者を意識した構成になっているように思えます。図が大きく、説明も平易な文章を意識しているのがわかります。
顔はプリント済みの物とタンポ印刷無しの物がそれぞれ付属しています。コトブキヤさんはショップ限定でタンポ無し顔パーツを付ける事が多いのですが、今回は最初から両方が入っています。
顔のパターンは4種類。ちょっと団子っ鼻な感じの造形ですね。パンツは塗装済みパーツが付きます。妙にこだわりが感じられる造形ですね(苦笑)
肌色の成形色は、コトブキヤさんの一番標準の肌色カラーでした(愛花ちゃんと同じです)
それでは素組みしていきます
いつものメガミデバイスなどに比べたら、武装は作らずに素体だけ作るようなものなのでボリューム的にはとても楽です。そのかわり交換用の頭部などは充実しています。
構造自体もかなりシンプルです。パーツが少なくて組立に迷うところがありません。もちろんその分可動箇所は少なくなってしまいますが。
脚なども至ってシンプルで、太ももに回転軸がありません。その代わりひざ関節が差し込み式なのでここで回転出来ます。ただやはりここも可動範囲は(メガミデバイスなどと比べて)あまり大きくはありませんね。
一方で、可動軸のボールジョイント径がFAガールと共通なので、手脚や頭はそのまま簡単に交換することが出来ます。首の接続についてはメガミデバイス用のジョイントパーツも付属しています。組み替えて遊んで下さいという意図が明確ですね。
可動部の軸は、メガミデバイスなどの場合、調子を見ながらキツさを調整しなければ破損の危険が高まりますが、このキットの場合はかなり簡単な微調整だけですみました。
腰の接続がちょっと固めだったので、ここは少し削りを入れて取り外しやすくしています。あとはツインテールの付け根や手首回りは少し削って調整した方が良いと思います。その他の関節については調子を見ながら必要に応じてというところです。
作っていてすぐ気付きますが、服のパーツやかばんのパーツなどの部位ごとにプラスチックの表面仕上げが異なっていて、ツヤが変わるようになっています。
いやぁ、よくもまあこんな所にこだわった物です。すごいですねー
ただこれは良いことばかりでも無くて、例えば合わせ目消しをしてヤスリをかけるとその部分は表面仕上げが削れてしまいますので、他の部分とは調子が狂ってしまいます。
そうするとそこと繋がっている部分全体の仕上げを整えてから塗装するなりしなければならなくなりますので、一旦合わせ目消しを始めると作業量が一気に増えてしまうことでしょう。痛し痒しという感じです。
なので、基本的には合わせ目消しや塗装はあまり考えず、素組みで作ってガシガシ組み替えて遊ぶのがこのシリーズの正解かと思います。
実際のところ、頭部は3種類、手首に至っては左右それぞれ6種類ずつあり、腰回りも可動タイプと座りタイプが付属しています。これらを組み替えて遊んで欲しいというのが分かりやすいです。全塗装とかやっちゃうと、どうしても組み替えには躊躇してしまいますからねぇ。
ただし素組みというのも難しい物で、特にパーツの切り取りは丁寧にやらないと行けません。ゲート切り取りで白化させてしまうと目立ってしまう成形色のパーツも多いです。
実は今回の組立でもスカートのゲート処理でうっかり大きめに白化させてしまいました。しかたないのでここはガンダムマーカーのリアルタッチオレンジで誤魔化しています。素組みには素組みの苦労がありますね。
というわけで出来ました。とてもカワイイです。
武装などがない分、普通に布服を着せたりドールハウスと絡めたりして遊ぶのには向いています。
ということは、うっかりすると簡単に布服や小物の沼に落ちてしまいますね。これはヤバイですね……いやもう落ちてるか(苦笑)