スタートレック:ローワー・デッキ S4第5話「共感的 論理的誤謬」 あらすじや感想や元ネタ解説など
(以下、ストーリーのネタばれを含みます)
シーズン4第5話(通算35話)「共感的 論理的誤謬」”Empathological Fallacies”のあらすじ
ここ最近謎の船による襲撃事件が相次いでいるため、艦隊は警戒態勢を強めていた。その一環で、U.S.S.セリトスはベタゾイド人外交官3名を送迎することになった。
ただ彼女たちはかなり自由奔放な性格であり、彼女らに影響されて艦内はすっかりお祭りムード。
そのハチャメチャぶりに、ティ・リンはウンザリしてしまう。
なんとか早くシヴァル号に戻りたいという気持ちが抑えきれないティ・リンは、シヴァル号のソケル船長に嘆願メッセージを送ろうとするのだが、送迎任務中は通信規制でメッセージが送れないため、尚更ストレスがたまっていく。
そうこうしているうち、なぜか艦内のパーティは徐々にエスカレートし、明らかに異常な盛り上がりを見せ始めた。
フリーマン艦長はベタゾイド達のテレパシーが原因だと考え彼女らを拘束しようとするのだが、途端に彼女たちは態度を変え……
情報を整理してみる
- 今回のセリトスの任務はエンジェル1号星からライサまでベタゾイド外交官を送ること
- 猫型種族のケイシャンはその昔ベタゾイドを狩りの獲物にしていたそうです
- ベタゾイド外交官たちはベタゾイドの諜報機関BIAのエージェントでした(この組織はシリーズ初出です)
彼女たちの任務は謎の船の情報を集めることでしたが、彼女たちも何者かの精神的影響を受けて暴走していました - クルーの精神異常の原因はティ・リンの精神的葛藤がテレパシーで影響を及ぼしたせいでした。ちなみにティ・リンは62歳とのこと
- マリナーの言葉でティ・リンは葛藤から抜け出し、テレパシーも収まってクルーも元に戻りました
今回の元ネタ解説
※小ネタは多すぎて全部は把握できていません。何か思い出したらまた追記します。
- エンジェル1号星は、TNGシーズン1第14話「奪われた女神達の惑星」の舞台で、女性優位な社会の惑星。当時は連邦には未加入。位置的にはロミュラン中立地帯の近くです
- VCFシヴァル号はバルカン最高評議会所属の巡洋艦。ティ・リンが以前所属していた船です(シーズン2第9話「wej Duj」に登場)
- ボイムラーが言っていたツンカッツェというのはノーケディア星の格闘競技です。VOYシーズン6第15話「囚われのファイター」でセブンが参加しています。ドウェイン・ジョンソンさんのゲスト回ですね
- ザンシー熱によって起きる騒動は、DS9シーズン3第10話(通算56話)「恋の感謝祭」で描かれています。症状はティ・リンが説明してくれたとおりです
- ジグソーパズルの箱に描かれていたキャラクターはENTのリード大尉ですね(割と似てる)
- エンジェル1号星方面からベタゾイドへ向かうには別にロミュラン領域を抜ける必要はないと思うのですが……? ※ベタゾイドはカーデシア領域の近くにありますので、ロミュランとは地球を挟んで反対側です
- ベンダイ症候群については、TNGシーズン3第23話「英雄症候群」で描かれています。スポックの父であるサレク大使がかかって、エンタープライズを混乱させました
今回の感想
常に中立地帯手前で待機しているロミュラン・ウォーバードには笑った。確かにあいつらどのシリーズでも必ずタイミング良く現れるもんなー、待ち伏せが生きがいなのね。
今回はTNGで言うところのラクサナさんが騒動を起こすパターンの回。
あれを3人にパワーアップして描いているわけですが、そこにさらに別件のテレパシーネタも組み合わせるという合わせ技。20分少々の本編にこれでもかとネタを入れ込むのはローワーデッキのならではですね。あとテレパシーでおかしくなったクルー達の様子が相変わらず酷い(苦笑)
今回メインのティ・リンについても良い感じに魅力が増していて嬉しいですね。もう絶対この子は艦隊の方が合ってるよなー。それにバルカン人という設定は実に便利ですね。スポックという前例のおかげでネタには困りませんから。
サブエピソードでさらっと描かれる保安部とボイムラーの方はと言えば、これが割と地味にいい話でした。保安部って他のシリーズだと大体上陸班に参加して速攻殺されちゃう役だったりするわけですが(えー)、今回の場合は非常警報と共にプロフェッショナルの顔になって活躍するのがめっちゃカッコよかった。
クルーの心の健康を守るのも保安部の役目、って言い切るシャックスがとても頼もしいです。
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