壊れた大人のマインドノート

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雑記帳

kindle書籍の個人的バックアップは悪いことなのか?

投稿日:2018年12月4日 更新日:

買った本は俺の物、kindleの本も俺の物?

前回触れたとおり、kindleの書籍はあくまで読む権利を買っているだけで、本を所有しているわけではありません。

実際、kindleの本を読むためには専用端末か専用ソフトを使わなければなりません。この時点で普通の書籍とは根本的に違うのです。

それでも便利ですから使いますけどね。分厚い小説を何冊も紙の本で本棚に入れておくのは場所をとりますし重量もかさみます(先日、これまで紙で買っていた小説「オーバーロード」13巻分を古本屋に持って行ったのですが、これが重かった・・・)

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さて、文章データにしろマンガの画像データにしろ専用端末や専用ソフトに入れているということは、ストア側の遠隔操作で本が読めなくなってしまう可能性もあるということになります。そこでデータをPDF化するなどして別個に保管しておけば、ずっと手元に置いておけるし他のソフトや端末でも使えるわけです。

ただこれを行うと言う事は、書籍データに設定されたDRM(Digital Rights Management)というデジタル著作権管理システムを回避または解除する必要があります。このDRMの制限を受けているから、kindle書籍は専用端末でないと読めないわけです。

このDRMのあり方については色々と論争が続いており、個人的利用のために解除するのは問題ないという人もいらっしゃいますが、現状では私的利用権も含めて著作権法の規制対象になっているのは間違いのない事です。つまり法的にはやっちゃ駄目と言う事です。

またAmazonのKindleストア利用規約によると

制限。別途に明確な記載がある場合を除き、お客様のKindleコンテンツまたはその一部に対するいかなる権利も第三者に販売、借用、リース、配信、放送、サブライセンス、ないしは別の方法で譲渡してはならないものとします。また、Kindleコンテンツ上の著作権の表示やラベルを削除または変更してはならないものとします。さらに、サービスの一環として使用されるデジタル権利管理システムまたはその他のコンテンツの保護もしくは機能を迂回、修正、無効化、回避してはならないものとします。

というわけで、DRMの迂回、修正、無効化、回避は全て規約違反になります。

これに対する罰則はというと

契約の解除。お客様が本契約のいずれかの条項に違反した場合、本契約に基づくお客様の権利は、自動的に解除されます。このような契約の解除に至った場合、お客様はサービスの使用をすべて中止しなければならないものとし、Amazonは、料金の払戻しを行うことなく、サービスへのお客様のアクセスを直ちに無効にすることができます。本契約に厳格に従うことをAmazonがお客様に主張または強要することを怠った場合であっても、当該行為が権利放棄を構成することはないものとします。

要するにアカウントは停止され、過去に買った分の保証もしないよ、と言う事ですね。

私は日常の買い物から書籍の購入、プライムビデオの利用も含めて、かなりアマゾンを利用していますので、万が一にもアカウントを停止されるような事は避けたいと思っています。たかだか数冊の本のためにアカウント停止のリスクを負うのは割が合わないと考えるのです。

それなら私は最初から紙の本買います。

DRMの解除自体は・・・

技術的には全く難しい事ではありません。

というか、kindleの場合解除される事をある程度想定しているようなフシもあって、ものすごく簡単に解除できるそうです。ちょっと検索すればいくらでもやり方がヒットします。

ここでは具体的なやり方は書きませんが、CalibreというフリーソフトにDRM解除用のプラグインを入れるのが一番簡単なやり方のようです。

これを使うとkindleの書籍データを簡単にPDF化出来てしまうそうですが、こういうことを解説したページがたくさんあってもアマゾン側が何の手も打っていないあたり、分かった上で黙認しているのかもしれませんね。

とはいえいつ状況が変わるかも分かりませんので、やる場合は十分に注意して行った方がよろしいかとは思います。

私の考え方

上の方で古本屋に本を持っていったと書きましたが、読まなくなった本を古本屋に持ち込むのは、皆さんも普通にやられる事かと思います。

でも買い取り金額安いですよねー

ちなみに上で書いた「オーバーロード」の小説は一冊200円で買い取ってくれました。これは古本屋の買い取り価格としてはだいぶ良い方だと思います。

1000円で買った本を200円で売ったわけですから、わたしは本を読む権利を800円で買って、行使した上で手放した、とも言えるわけです。

通常オーバーロードは紙の本も電子版も1冊だいたい1000円程度で売っていて、たまに電子版は半額セールやシリーズまとめ買い割引で安く売っていたりもします。

せっかく買った本なんだから手元に置いておきたいと思う反面、長編シリーズの小説などは実際のところそう何度も読み返す物でもありません。

こう考えてくると、大抵の本については読む権利だけの購入であっても大きな問題はないんじゃないか? とも思うのです。

読めなくなるリスクはあると言っても最大手のkindleがすぐにそんな事態になることは考えにくいですし、やっぱり省スペースの優位性は圧倒的です。紙の本を古本屋に持ち込むことを考えたらトータルコストも結局は安く抑えられます。(それに古本屋へ書籍が流れない事で著作者さんたちの利益にも繋がるのですが、この辺の話はまた別の機会に)

と言うわけで

  • ずっと手元に置いておきたいと思えるような本については、素直に紙の本で買おう
  • 数回読んで古本屋に持っていくような本なら電子版で買おう

と言うのが現時点での私の考えです。







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