ダイソーの「ビニール素材の汚れとり消しゴム」はプラモに使えるか?
ビニール用消しゴム?
先日100円ショップのダイソーで買い物をしたときにこんなものを見つけました。
ビニール素材用の「消しゴム」だそうです。パッケージにはプラスチック製品の汚れにもオーケーと書かれています。
プラスティック素材というのは意外と色移りがあるもので、PVC製の玩具やフィギュアなどはそれで変な色が付いてしまうことがあります。
もちろん素材に染みこんでしまうような染色系の色移りはいくら擦ったところで取れはしませんが、表面的な色移りに対応できるようであれば使う価値はあります。
またプラモデルを作る際にも、たとえば塗装せず成形色を生かしたまま墨入れなどをする際に、はみ出した墨入れインクをスッと簡単に消せるようならありがたいです。
100円の安価な商品ですので、ここは一つ試してみることにしました。
大きさは普通の消しゴムとあまり変わりません。材質は何なのかと思ったら、PVCと書かれています。
PVCやプラスティックの汚れを同じPVCで擦って落とすってこと……?
なんだか本当に効くのか心配になってきましたよ(苦笑)
持った感じは普通の消しゴムよりも硬くて、弾力性はあまりありません。
とりあえずプラモデルの部品にガンダムマーカーの墨入れ用極細ペンでイタズラ書きをして、それを消してみることにしました。
素材も3種類用意しました。左から
- ABS(創彩少女庭園の顔パーツ)
- PS(ビルドダイバーズアヤメの顔パーツ)
- PVC(コトブキヤ製の手のひらパーツ)
これをこの消しゴムで擦って消してみます。
真ん中のPSに書いた文字は綺麗に消せたのですが、ABSはうっすら残り、PVCの方は滲んで残ってしまいました……う~ん、だめじゃん
創彩少女庭園の顔パーツは表面がツルツルではなくシボ加工されているため、上手く消しゴムが届かなかったようです。この消しゴムは弾力性もあまり無いため、曲面にもうまく追従出来なかった感じ。手のひらのくぼみのところはインクが残ってしまいました。
そこで、普通の消しゴムを使い追加で擦って見ることにしました。
普通の消しゴムの方が柔らかいですので、曲面にも対応できます。それに普段プラモを作るときも墨入れペンのはみ出し処理にはよく使っています。
それでやってみたところ……
綺麗さっぱり消せました!
というわけで今回の結論
プラモデルで使うなら普通の消しゴムで十分!!
以上です(えー